体がさき?心はあと?
もし、オオカミが目の前にいたら
普通は
怖い!という気持ちがまず湧き出て、その後
体か震える。
というように考えたりすると思うのですが、
ここでいう気持ちとは心理学でいう
情緒と気分のうち
急に起こり短時間で終わる
強い心の働きと定義される情緒の方をあつか
います。
心理学では色んな説があります。
①ジェームズ=ランゲ説
オオカミを見る→刺激の知覚→震え(身体)
→怖い(心)
心理学者ウィリアムズ・ジェームズは
悲しいから泣くのではない
泣くから悲しいのだと主張します。
身体が先ですね
②キャノン=バード説
刺激の知覚→脳の興奮→怖い、震え(同時)
たとえば
寒くて震える→いきなり、怖い
にはならないと
主張します
同時、ですね
➂情動ニ要因論
シャクターの説では
刺激の知覚→震えという身体反応→脳の判断
→怖い(心)
と脳の状況判断を間にいれました。
情緒の前に脳の判断があるんですね
身体と情動の順番は興味深いですが
たとえば長期の慢性疼痛などは
ペインという身体的な症状から
うつ病という精神的な症状を誘発したりしますし
精神的な症状が逆に身体的な症状とつながっ
たりします
ここは脳を身体とするか、心とするか
なかなか考えれば考えるほど
さらに謎が深まってしまう気がします。
いいなと思ったら応援しよう!
もしサポートしていただけたら、とってもとっても励みになります