うかぶ言葉を

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ぬるくなったビール
みんな月を見上げてる

がんばりのご褒美にしては
あまりにも贅沢で
疲れ切った身体には
あまりにも心地良すぎた

透き通る歌声
はじめてギター弾くのを見た
はじめて喋るのを聴いた
鈴のなるようなとはまさに

読みかけのZINE
どうしてひとりなのか
2人だからできること
2人じゃなくても出来ること

いちばん後ろでもよく見える
なんて良い箱なんだ
看板に美味しそうなフード
あれはいつなら食べられるんだろう

2年を振り返る
嬉しそうに話す
それでも始めて
それでも続ける

歌詞のはじまりの言葉が
どの曲もすきだなぁと思う
とりとめもない言葉を
うかぶ風景を

歌うためのギター
歌うための出会い

白いドレスがよく似合う
華奢な身体で
息を吐く
息を吸う
その全てを

気付けば脚もすっかり回復
のんびり歩く
写真を撮る
言葉を浮かばせる

褒めてもらう言葉は嬉しい
何がやれるのか
何がやりたいのか
何度考えても

今週、一昨日、昨日
我ながらよくやった
こんなにがんばれることって
今までに多分なかったし
これで終わりにしたいくらい

全てを出し切った気がしてるけど
これが始まりなんて信じらんないな

さぁ
まずはちゃんと帰って
しっかり寝て
余裕があったら振り返って

また、次へ