フルーツ・オレ

8/19

夏が過ぎてきて、元気が出てきた。

夏が過ぎたというか、暑過ぎた気候が少し気温下がって、涼しく感じるけど、元々は今くらいの気温が真夏だった、とかいう話もある。

冬とか夏とか好きじゃないけど、温暖化で季節がなくなっちゃうかもしれないのは、いやだなあ。

会社の近くの公園に、いつもお散歩に行くんだけど、今日はたーーくさん、ひぐらしが鳴いていて、いつもに増して気持ちが良かった。思わず、録音しちゃったもん。いつまででも聞いていられそうな気がした。

あまりに気持ち良くて、今日はひさしぶりにスカート履いちゃうくらいなんだか機嫌もよくて、ふと、言葉がいくつか浮かんできた。今日は日記を書こう。

いつもの池で、かめが居るのを見下ろしたんだけど、今日はそこではじめて見るデカいアカミミガメが3匹もいて、びっくりした。いつもは甲羅が真っ黒になってしまったような、そんなに大きくない（15〜20cmくらい）のが泳いでいたり甲羅干ししたりしているんだけど、今日目があったそいつは、25cmくらいはありそうな、しかも甲羅もほとんど汚れていない、綺麗で大きなかめだった。
しかも！！そこそこのデカさのスッポンに似た形のかめが、初めて泳いでいるのも発見して、2度びっくり！誰かが放ったのではないかと疑った。

生態系を壊すからと、外来種を放つことはしてはいけないと聞いていたけど、前からいた小さなかめ達と仲良くして、元気でやってくれよ、と思った。外来種だってなんだって同じ生き物だし、悪いのは生き物ではなくそうしてしまった人間だ。
（余談だけど、迷惑な生き物を害獣だとか名付けて捕まえて食べるみたいな某番組は、番組名からして胸糞悪くなる。）

ひさしぶりの出社。なぜかとてもひさしぶりな感覚がしたし、トラックパッドの充電も切れてしまっていた。使っているトラックパッドは、マウスと違って充電しながらでも使えるのでとってもありがたい。

家より会社の方が、気が散るのかもしれないな、と今日初めて思った。
今までは、会社の方が、みんな働いているから余計なこと考えずに作業できる、と思っていたのだけど。
考えてみれば当然かもしれない。会社にいると、急に話しかけられたり、人の話し声や会議の声が気になったり、周りの人の視線や動きが気になったり、電話かかってきたり。
家にいる時の方が、基本的に連絡はチャットとメールだけなので、気づかないまま作業し続けている時もあるし、気付いたら3〜4時間経っていることはザラ。会社にいるときは2時間ごとには時計見ているので、集中続いてないのかもしれない。

少し前に、家で仕事をすることに飽きてしまって、仕事できる場所を探したり、定期を買って途中下車のカフェ巡りでもしようかと、考えていた。定期を買うためには会社に頻繁に行かなければいけないのだけど、それができるかなあと迷っていた。でも別に会社に行きたいわけではないし、そんなに快適でもないなと気づき、結局、家または近所や行きたい場所で、仕事をすることにした。
というそんなくだりがあったので、定期を買うことにしなくて正解だったな、と改めて思った。

帰り道、これまた良い気候で、気持ちいい夜。
何買えばいいかわからないけど、とりあえずセイユーで、土日に使えそうな食糧を探す。
大量の清涼飲料水が、ガサッと山積みになっている姿をみて、いつもなら商品が可哀想な売り方だなあとか思いながら素通りするんだけど、今日は喉が乾いていたのと、少しお腹が空いている気がしたのもあって、立ち止まった。

フルーツ・オレ。
銭湯に行った時の湯上りに飲む、あの美味しいやつ。（コーヒー牛乳派もいると思うが、わたしはフルーツ牛乳派。）
クラフトボスが出しているフルーツ・オレで、「濃〜い」って書いてある。（書いてあった気がする、どこかに。）
クラフトボスは、普段缶やボトルのコーヒーをあんまり美味しいと思ったことがない私が、初めてこのペットボトルのコーヒー美味しいじゃん！と思ったブランド。まあ牛乳屋さんが出すフルーツ・オレほどの濃さは期待していないけど、イチゴ・オレくらいの濃さや適度な甘さだったらいいな〜。土日のどこかで飲もうかな、明日飲もうかな、いや、帰りながら飲んでもいいかも！ということで、購入。

セイユーを出て、いつもの帰り道。音の出ないイヤホンをしばらくあてていたけど、そろそろ何か聞きたいな〜音楽でテンション上げる感じでもないし、誰かが喋ってるの聞きたいな。そうだ、星野源のポッドキャスト、作業中には聞けないから聞くなら今だ！

星野源のポッドキャストは、源さんの語りと、聞き手の誰かさん（調べてなくてわかりません）との会話から始まり、合間に音楽を流す。
テーマは夏。ちょうど今聞くのにぴったりだ。
源さんの落ち着いた声と、唐突に思いついたことを話すようなトークがじんわりと心地よい。誰とでも、いつでも、つい聞き続けてしまいたくなるような言葉を発せる人ってすごいよなあ。天性の才能ある人羨ましい、と思ったりするけど、星野源はどうなんだろう。彼は、執筆に関しては、書けないからあえて書く用事をつくって（仕事を入れるなど）書いていくうちに得意になったという努力家。喋りに関してはどうなのだろう。今まで困ったことあるのかなあ。

星野源が選曲した曲が流れる。
これがまた心地よい。まさに、夏の夜にぴったりである。
我ながら、良い時、良いタイミングでこれを再生したものだ。

道にはほとんど人がいなかったので、音楽に体を揺らしながら歩く。

やることが終わって一息つく時の、音楽・ラジオ・映画・動画などで癒される瞬間。これこそが至福なのかもしれない。
忙しさの合間だからこそ、その癒しが意味のあるものになるというか。

そういえば、前の仕事の先輩が、「夜勤の後に家で眠るのってめっちゃ気持ち良くない？！」って言っていたのを思い出した。緩急が大事とか、やっぱりそういうことなのかな。

今月の頭くらいに、自分はもしかして暇していると（やることが少ないと）、「自分にできることなんてほとんどない……」みたいな気持ちになっちゃったり、余計なことを考えてネガティブに陥ったりするので、もしかしたら少し忙しいくらいの方が元気なのかもしれない？などと考えていた。
それがまさにそうかもしれなくて、
先週から今週から、終わらないまま抱えているものが増えているのだけど、でもそれらをどう進めていこうか、ということを考えていると、なかなか落ち込んでいる暇がない。切羽詰まっている感に負けそうになる時もあるけど、そんなことより、逃避する方法を思いついちゃったりして（たとえばこうやって日記を書くとか、動画見るとか）、たぶんボケーと何も考えずに過ごしている時、もしくは落ち込んでいる時よりは、自分がやりたいことが消化されやすいような気もする。好きなことをやった後は、その時間を無駄にしないためにやるべきことをやるぞ！と思えるので。

うん、これからも、気忙しくしつつも、やりたいことを全部やっていこう。あきらめずに。

造りが面白そうでいつか入ってみたいと思っている、お洒落な古い建物が、よく見たら、白いレンガ状の外壁は道路に面している部分だけで、裏っかわは、普通の壁をしていた。屋根はどうやら赤いらしい。
私が外を歩く時はだいたい夜だから、世界の彩度が低くて、よーく見ないと色がわからないのに、のんびり歩いていると、そんなことに気づいたりもする。

あまりにも良い音楽が耳に流れていて、飲み切ったペットボトルをノリノリで振っていた。（人が通ったら変人と思われるので、ちょっと小さくなる。）いやこの曲良すぎるだろ！と思ったら、ゆらゆら帝国「ZUKKU NI ROCK」だった。（ズックにロックが正解？）かの有名なゆらゆら帝国、さすがにカッコいいな！！！！記憶に、というかこの日記に留めた。メモメモ。

変人といえば、上司と話していたら、上司から、「変人だよね。」って言われて笑ってしまった。「普通の人はそこまで考えない。」と言われて、「知り合いとこういう話すること多いですよ？」と行ったら、「そりゃ、類は友を呼ぶから。」と言われて、ウケたｗ
わたしと仲良くしてくれている人、もしかしたらみなさんも変人の仲間かもしれませんよｗ

今日書きたかったことを全部書いたら、すんごく長くなってしまったなー。日記というのは、期間が空くほど、長く書いてしまいますよね。きっと私だけじゃないはず。
それにしても、今日のことしか書いてないのに、こんなに長くなるとは。

さーて、今日はこれから体力のあるかぎり製本しようと思いまーす！（とか言いながらすぐ寝る可能性もある）

では、良き夏の終わりを迎えられますように！