【ふんわり解説】自動車に例えてパイロット免許の種類や内容を
この記事は、こちらの記事の補足を目的に作りました。
全身全霊で書いた、渾身の作品です。
航空なんて別次元の話だよ、なんて悲しいことは言わずに、絶対面白いのでよろしければぜひ読んでみてください!
自家用固定翼=普通免許
自家用固定翼というのは、自動車でいうと「普通免許」に該当します。
基本の資格で、ここがスタートラインになります。
自家用の範囲内であれば、この免許を持っていたら飛行機を操縦することが可能です。
ですが、所有車がないと運転する機会がほとんどなく、ペーパードライバーと呼ばれますよね。それと同じように、自家用固定翼の資格を取得してからどれだけ操縦するかが、パイロットの腕の磨きところです。
さらに分かりやすいように例えると、車検や保険、駐車場や交通法なる法律関係の網羅も必要です。
標識や一方通行などを分からず、車運転されたらいくら駐車が上手だろうが、そんな運転手がいるとなればたまったもんじゃないですよね。
そして、ポケモンのイーブイのように
自家用固定翼を取得すると、多岐にわたる進化先の免許の解禁になります。
イーブイの多岐にわたる進化先の図
事業用固定翼=タクシーの運転手
次に、事業用免許について説明します。
タクシードライバーになりたいと思ったら、普通免許の1つ進化したもの;「普通二種免許」を取得しないといけないことはご存じでしょうか。
商売目的で車を運転させるには、一般的に皆さんが持っている普通免許ではなくて、より高度な知識や運転技術が求められるため、教習所に行って試験に合格しなければなりません。
同じように、航空においても自家用免許か、事業用免許かで取得するための金額や期間、難易度が大きく異なります。
趣味や交通手段として飛行機を操縦する方たちは自家用で事足りますが、
パイロットとして仕事しようとなると商業用が必須となります。
単発or双発エンジン=普通車or中型トラック
エンジンが一つしかついてないのが単発エンジン、
二つついてのが双発エンジンです。
大きさや馬力が異なりますが、使用感が似ているためか、主にエアラインパイロットを目指す訓練生たちの練習機として、私の学校では使用されていました。
エアラインパイロット=大型バスや大型トラック
日本語では、定期運送用操縦士というようです。
パイロットの最終進化です。
憧れる職業として、イメージされるのは実はとんでもなく長い道のりを歩んできた猛者の姿だったわけです。
私が取得した自家用固定翼なんて小学生レベルと言わざるを得ないほどの深い知識と莫大なフライト時間、高い運転技術を有しています。
ぶつかっちゃわない!??!という細い道で、バス同士が針の糸を通すかのごとくぎりぎりを避けあってすれ違う神業を見たら、バスの運転手さんの運転技術の高さに尊敬のまなざし向けることと同じですね。
有視界飛行と計器飛行=ATかMT
オートマかマニュアルの違いによって運転の仕方が変わるように、飛行機も免許によって飛行の仕方が違います。
有視界飛行は、名前のとおり視界が開けている状態で、自分の目で航路を見ながら運転する方式です。
一方、計器飛行は、航空機の姿勢や高度、位置、針路などを計器に頼って測定しながら飛行する方法です。
最初の免許である自家用固定翼では、有視界飛行のみとなり、計器飛行はさらなる
夜間飛行や水上飛行=牽引やショベルカー
プラスアルファの資格で、こちらは試験というより受講といった雰囲気です。
夜間での飛行をする際に、必要な資格と
日本ではあまりポピュラーではありませんが、紅の豚のような水上飛行機に興味のある方は、取得が可能となります。
注意
私自身、航空業界に身を置いてますが、免許を取ったのは自家用固定翼だけですので、あくまでもこの記事は航空免許についてあまり詳しくない方々がふんわり理解することを目的として作成しました。
間違っても先輩方がこの記事を読んで、全然違うわ!!と激怒されませんようのび太を見るドラえもんのような優しい目での拝読よろしくお願いします。