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2024年11月4日 唐草文様

日本には昔から親しまれてきた数多くの和柄があります。中でも草花を図案化したものは種類が豊富で、その一つに「唐草文様」があります。

「唐草」は特定の種類の植物ではなく、唐の時代に伝わったことが名前の由来と考えられており、植物の蔓が縦横無尽に締まりあう様子を表わしています。

江戸時代には風呂敷の柄になり、明治から昭和にかけて大量に生産されました。庶民の生活にごくありふれた柄として定着していったのです。

生命力が強く、途切れることなく伸びていく蔓が描かれていることから、唐草文様には「繁栄・長寿」の願いが込められているのです。そのため、嫁入り道具や贈答品を包む際には、この唐草文様の風呂敷が好まれました。

その他にも、「麻の葉」「市松」「亀甲」「七宝」など、繁栄や長寿、祝意を表わす、縁起が良いとされる柄は「吉祥文様」と呼ばれます。これらは着物や帯、工芸品に用いられ、今も昔もお祝いの品となって喜ばれています。

日本の伝統文化に目を向け、そこに込められた意味を理解したいものです。

今日の心がけ◆伝統の心を大切にしましょう

出典:倫理研究所 職場の教養2024年11月号より引用


有料記事の中身はどんなもの?
という疑問をQ&Aでまとめました。


【1】 著者の個人的な感想

…今日まで『唐草模様』だと思ってました!
恥ずかしいなあと思って調べてみたら、使い分けがあるんですね。『模様』も使用することがあるみたいです。

この唐草文様で思いつくのは、アニメに出てくる泥棒か獅子舞かくらいですが…ちゃんと由来も意味もあったんですねぇ。はじめて知りました。

ここ数年だと鬼を刃で滅する漫画で「市松」が有名になったかもです。主人公の妹さんの「麻の葉」もそうです。ちなみに、ちゃんと意味があって彼や彼女はあの柄の服を着てるんですよ? 気にった方は調べてみてくださいね。

キッカケがアニメでもなんでも、伝統文化が広まるのはイイことだと思います。普段は無関心でも、たまにはこうやって伝統文化に触れてみようかなって思いました。

さて朝礼では。

普段何気なく接しているものが、もしかしたら伝統文化の一つかもしれませんよ? せっかくなら意味や由来を知って使うと愛着がわくかもですね。自分の身の回りのモノやコトを確認してみましょう。


有料記事は30秒から1分で話せるスピーチ風に
原稿を書いています。


【2】 意見を述べてみよう

今までどんな柄を見ても単なる装飾だと思っていましたが、どの模様にも…

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