お芝居の現場に入って2週間。

普段は踊ったり歌ったりすることが多いのだけど、
少しお芝居に足を踏み入れたら私もやりたくなってしまって。笑

自分の今の壁を破ってパフォーマンスの質を上げるためにも、
一つの役を生きるということをしたいなと思って
オーディション現場に心弾ませながら向かった訳です。


そんなこんなで稽古の日々。

役としての芝居中のやり取り、
稽古場にいるときの役者同士の会話、
舞台上から観客に向けたプレゼンテーション…
あらゆるベクトルのコミュニケーションについて考えることが多くなった。

その中でふと、最近の私の悩みはうまくコミュニケーション取れないことだなあと気づいてしまった。
最近のやってしまった、なんであの時ああいう風にできなかったんだろう、そんな後悔と反省はコミュニケーションに関することばかり。
言いたいことは表にあまり出さず、とりあえず無難に、無難に。それはきっと、謙虚という褒め言葉に隠れた、閉じこもり。
人との会話もそう、自分がパフォーマンスする時もそう。

でも私は表現者でありたいのだし、自分がなりたい姿はその真逆のはずでしょう?


確か高校生までの私は、はじめましての人とでも臆せず話せます!人前に立つの大好きです!って自分で豪語していたのに、
一体いつからこうなった?

思い当たるのは、あの1年間くらいしかない。
思い出したくもない、浪人時代の1年。

共同作業が大好きだった高校生までの私から一変、
浪人になった途端、1人で戦うことを選んだ。
せっかく予備校に行ったのに、友達1人作らず、ぼっちを貫くことにした。
一匹狼万歳!って浸った結果、会話を楽しむことも、誰かを頼ることも、人がいる場に向かうことさえ嫌いに、苦手になっていった。

結局大学に入ってからもずっとそのまま。
群がることが嫌でサークルには入らなかったし、
大学の友達と遊んだ記憶なんて、ほとんどない。

どんどん1人でいる自分が心地良くなっていったのだけど、最近は
相手を楽しませている人を見るたび、周りに愛されている人を見るたび、
強烈に羨望の目を向けるようになった。

一見我儘で傲慢に見えて、相手の心をくすぐる返しができる人に心底憧れているんだと思う。
私だって面白くなりたいやん!興味持ってもらいたいやん!
奥底の何かしらの欲求がこんにちはしてきたらしい。

欲求に素直に、
少しずつ、目の前に人がいれば話すってシンプルなことを続けてみたら、
話すことへのハードルが徐々に見えなくなってきた気がする。
そして驚くことに、その方が居心地がいい。



台本の中の役を見つめると、

自分の今まで生きてきた時間、
何を見て何を感じ何を表現してきたのか、
気づけば過去の自分を内省している。

お芝居のこと、まだ何もわからないのだけど、
「分からないことは分かるまで追究する」ことが今年のテーマ。

言葉に残しておきたい感情と思考が溢れるので
分からないものも分からないなりに、
今のうちに、こうやって書き溜めておきたいね。

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