翼を与える
昨年の11月ですが、デジカメWatchというWebマガジンに、奥多摩の紅葉を撮りに行く企画で、その様子を掲載していただきました。(その記事中では、思いっ切り顔出てます 笑)
その企画で撮影場所を移動するのに使用したのが、E-bikeでした。E-bikeとは、電動自転車の中でもスポーツバイクに特化したモーターを搭載したもののことだそうです。そして、さすが!と思ったのは、E-bikeだと奥多摩の坂道も楽に登ることができたことです。奥多摩むかし道は舗装路も多いので、車でも走りやすくて移動が楽ですが、自転車では、緩いとはいえ坂道を上り続けるのは結構しんどいのです。それを軽い力で登れたら、写真を撮ることに注力できます。
しかも当日は11月の晴天の日曜日。いわゆる行楽日和でしたので、駐車場はどこも【満車】。でも、駐輪スペースは問題なく空いていました。そこに停められるので、まったくイライラもなし。
長距離を楽に行ける移動手段というのは翼に例えられますが、まさに『翼を授かった』気分でした。
電動自転車で思い出すのは、東日本大震災の後のことです。あの日は関東でも公共交通機関が軒並み止まりました。小さな子どもを保育園に迎えに行けなかった保護者の方々が、それをきっかけに電動自転車を購入して通勤に使うようになったという話も聞きました。
楽に簡単に移動できるというのは、行動範囲を広げてくれます。それはちょっとした小さな翼を得ることに似ているのかも知れません。