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【RESPECT】と【LOVE】
しばらく放置していたCANON Photo Circle会報誌の2023年9月号を読みました。
レスリー・キー氏の写真展がCANONギャラリーで開催されることは知っていましたので、見に行こうとは思っていました。その写真展に関連しての、氏のインタビューが載っていました。
レスリー・キー氏いわく、『被写体にはRespectとLoveを持って接する』という文章を読んで、すっごく良いなぁ、と思いました。と心にぽっと灯がともったような感覚です。
最近カメラが発達して、どんな人でもよっぽどのことがない限り美しい写真が撮れます。オートプログラムでだって、それなりの写真が撮れてしまう。そんな時代に人を惹きつける写真を撮るには、ひとえに【どれだけ被写体を美しく見せる努力ができるか】にかかっているのだと思います。
まさに被写体とのセッションです。どんなに世界的に有名なフォトグラファーであっても、そのシンプルな理念に基づいて被写体に向き合っているんだということに、ぐっと来ました。
当たり前のことを行いながら、人を惹きつける写真を撮り続けるのは、シンプルだけど難しいことです。
被写体の一番美しい瞬間を引き出すには、信頼関係が大事です。被写体が心を開いてくれてこそ、最高の状態が撮れるのですね。
写真展を見る前にちゃんと読んでおいて良かった。ますます楽しみになりました。
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