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周りが見えているということ

2010年くらいから、「人の目を気にするな。自分に集中することが幸せな生き方だ」ということが声高に言われてきました。周りの目を気にするな、自分がやりたいように振る舞え、と。

生まじめで他人に迷惑をかけることを禁じられてきたわたしたち日本人は、この教えに飛びついた人も多かったように思います。特に40代くらいの、自分があまり世の中の役に立ってないのでは、と感じている女性には、相当響いた言葉でした。

表向きは男女の差別がないとしながらも、実際には差別を感じながら、自分を抑え込んで生きてきたこの年代の女性たちにとって、救いのように感じられたのだと思います。

ホーチミンの街角。その日を精一杯生きる人のエネルギーで溢れています。

どこの国でも女性たちは、たくさんの役割を担っています。母だったり娘だったり、妻だったり、時には大黒柱として。これだけたくさんの役割を担いながらも、さらに周りの目も気にすることができるわたしたち。

女性ってすごい!

周りの目を気にしてしまうこと、他人のために自分を犠牲にしてしまうこと。それはそんなに悪いことではなくて、むしろ余裕があるからこそできることなのかも、と思います。

余裕がなくて、その日その日をただひたすらに生きていたら、周りを気にする事なんてできませんから。

周りの目を気にしてしまう事を責めるより、気にすることができる自分に「よく頑張ってるね!」って言ってあげましょう。

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