ダイジョウブデショ。
私の娘、6歳の話です。
コロナに翻弄されてはや1年以上が経過しました。
今まで当たり前だったことが制限され、自由に海を渡るのもひと苦労。
マスクをしていないとお店にも入れなかったり、子供の学校もオンライン授業になったり。
何かと不便な事が増えたにもかかわらず、これまでの生活様式が変わることによってメリットももたらしてくれました。
我が家の嬉しいメリットは、『子供が前よりも日本語を話してくれる』です。
プリスクール(我が家は3歳から入りました)が始まるまで、現在9歳の息子と6歳の娘は私と日本語で会話していました。
動物の名前も、食べ物も、家での会話は80%が日本語でしたが、
プリスクールが始まると大逆転、日本語は20%ほどしか話さなくなっていました。
そして、義務教育(キンダーガーテン、日本の年長さん)が始まると、その20%の日本語さえ話さなくなり、たまに『ナットウ』、『ウドン』、『フリカケ』などの単語を挟む程度になってしまいした。
それが、コロナで家にいる機会が増え、またまたこの1年で日本語が増えつつあるのです!
これは私にとっては思ってもいない事でとても嬉しいのですが、ポケモンやドラゴンボールなどの日本のアニメも英語で見ているので、子供たちの日本語は、99%が私の日本語から覚えたものです。
特に最近、私と話す時には一生懸命日本語を話してくれるようになった娘ですが、彼女の片言の日本語が私にそっくりで自分の分身のようです。
例えば、
私『明日もまた雨降るかなぁ?』
娘『ダイジョウブデショ』
私『あ、買い物行ったのにミルク買い忘れちゃった』
娘『マア イッカ、 ダイジョウブデショ』
私『どんどん渋滞の時間長くなってるから、今出ないと学校遅刻するかも!』
娘『ダイジョウブ、ダイジョウブ、ナントカナル、ネ?』
私『いやー!また太っちゃった!』
娘『ダイジョウブヨ。オカアサン カワイイカラ』
私『お水、床にこぼれてるよ!』
娘『ダイジョウブ、フケバ キレイネ』
自分以上に楽観的な娘を見ていると、もっと心配しなさいよ と思うこともあります。
けれど『大丈夫』って恐らく私が子供たちに、普段頻繁に使っている言葉で、それを実際に言われると 本当に大丈夫な気がしてきます。
いい言葉だな、と思いました。
ちなみに息子の日本語も少し上達した気がします。
先日、一生懸命私に何かを教えてくれたのですが、話が一切かみ合わず、後で夫に教えられて初めて知りました。
スーパーサイヤ人は、❝スーパーセイヤン❞、と言うそうです。
その後日本語を覚えてもらいたい、とドラゴンボールを日本語で見せていたら、
ある日 『貴様ー!』 と言われました。(笑)
『もうー!お母さんってば!』というニュアンスで言いたかったんだろうと思いますが、放っておくわけにもいかず、言葉の使い方について説教されて、少し可哀想な息子でした。
子供は(何語でも)すごいスピードで吸収していくので、言葉遣いには気をつけないといけないな、と思いました。