紅ほっぺとずる休み
きのうはさっそく、朝ひと仕事を終えて、なにかフルーツをと思い、地元の苺を買った。
苺は高いと思っていたけれど、じぶんが喜ぶのを感じたら、540円の価値も輝いた。
ほんとうにほしいもの、じぶんが喜ぶものにお金を使うことは、喜びとなってじぶんに返ってくることを知った。
天気がよく、朝からなんだか気分が落ちこんでいたので(砂糖で陰性になったのかな)、このまま午後の仕事を休みたいと思った。
職場にお休みの電話をかけてふと顔を上げると、山桜の花吹雪が舞っていた。
「それでいいんだよ」のサインをもらっているような気がした。
本を読もうか、レシピを考えようか、ワークショップの告知などの準備をしようか。
これから頼んでいたおやつも届くことだし、今日はもうゆっくりしようと思った。
けれど、家にいてもわたしはなにかと追われていることに気づいた。
文字どおり、"息つくひまもない"のだ。
せっかく休もうと思っているのに。
そこでわたしは、じぶんが今日したことのひとつひとつに、"ありがとう"のきもちを向けてみることにした。
洗濯物をたたんだら、そこでひと呼吸して、じぶんへ"ありがとう"。
つぎからつぎへ、じぶんにタスクを課して、それをこなすことをじぶんに迫っていたことに気がついた。
だから、エネルギー切れになってヘトヘトになってしまったんだと思った。
じぶんへの期待がプレッシャーになって、無意識にじぶんを押しつぶしていたことに気づく。
急な変化を期待して、成長を急ぎすぎてしまった。
もっと、ゆっくりでもいいことを知る。
人生は長い。
3歩進んで2歩下がる、のペースで十分。
今のわたしは、一歩飛ばしでどんどん進め〜!の勢いだったのかもしれない。
そんなつもりは、なかったんだけれど。
仕事はスキップ(ずる休み)しても、人生はスキップすることない。
いっぽいっぽ。
その一歩は、前だけじゃなく、後ろに進んでもいい。