自宅に帰って一瞬ホームシック・里帰りの危険性
1ヶ月ちょいぶりに夫とわんこの住む自宅に帰った。臨月に入る前に一度自宅でもろもろ準備するため。久しぶりに自宅に帰ったら、何だか言いようのない不安を感じた。
この年になって恥ずかしいけど、これまで1ヶ月少しは広い一軒家と両親があって、栄養バランスが取れた食事と寝心地のよいベッドが保証されていた。夫婦で住む家では、日中は夫は仕事のため不在。久々に家でずっと一人って寂しい。
一応切迫の診断だったので、何かあっても自分で何とかしなくちゃならない。そしてこれから新しい生活が迫っている。果たして、ここで2大人と1乳児と1子犬でうまく生活できるのだろうか…
という感じで、1日くらいメソメソしていた。が2日くらい経って、夫と住むこの家のよさもひしひしと感じ始めた。とりあえずは切り替えが早いのが自分の長所。
まず自由であること!それに尽きる。実家だと洗濯や昼食の調理など、気を遣うことも多いが自分の家なら自由だ。
母親のたまに出るキツイお小言も聞かなくていい。これ私とそっくりだなと痛感し反省した。40近く離れている父親との会話も気を遣っていた。部屋の室温も、体感温度が違うので暑くて汗ダラダラかいてたがこっちでは自由。
大事なのは「慣れ」だ。確信。また11月には里帰りに戻るが…
一般的に、「里帰り出産」は人手が増えてありがたい、経験者である母の手を借りられて楽になるイメージがある。が、ネットの悩み相談などをみていると里帰りを機に親との関係が険悪になったパターンもちらほら。
長年離れて暮らしている場合、急に同居するとなると生活習慣や考えの違いを感じることも多い。もう7、8年は離れて暮らしているので、生活のやり方がいつの間にか違うようになったんだなと感じた。実家なのに最初はリラックスできず、もうヨソの人間になったことを痛感した。
今でこそ慣れたが、実家はモノが多く、体調が悪いときは脳にやってくる情報量の多さに疲れることもあった。産まれる前には、洗面台周りは片付けるらしいので、その言葉を信じている。
育て方に対するジェネレーションギャップも問題になることが多そう。ウチの場合は、私が「赤ちゃん用の肌着は水通しという作業をして、その後も大人とは別の専用の洗剤で洗う必要があるらしいよ」というようなことを話したら、「そんなことをする必要はない、私は大人用と一緒に洗ってた」と言われた。調べると、実際は一緒に洗っても大丈夫なケースが多いらしい。別で洗いたければ私が勝手にやればいいだけのこと。ふと、実家の洗濯機の衛生状態が気になったが、それとなーく聞いてみよう…。この育て方に対する違いはまだ深刻な違いが表面化していないが、今後出てくるかもしれない。
よく古い家だから寒いとか、設備面が使いにくい、みたいな不安もあるようだが、その点は整っているのでありがたい。むしろあちらの方が冷暖房設備や建材がしっかりしているので、こちらとしては複雑()
猫ちゃんもいるが、申し訳ないけど猫ちゃんにはしばらく近づけないようにする。そういえば、父親は猫を触った手で食事をしているような気がしてならない。猫を触った手で子供を触らないでほしいとか、その辺りでもぶつからないようにしたい。父親はそんなに子供のお世話はしないだろうけど。
里帰り出産まで、一度も実家に数週間寝泊まりすることがなかったら、きっとお互いストレス溜めてケンカになっていたに違いない。イライラしたり、連携がうまくいかなかったりすれば里帰りの意味がない。事前に数週間共同生活して、何となくもう「ヨソ」の家庭の人間である人たちが生活をチューニングすることができたのはよかった。
これからまた意見の違いが出てくるかもしれない。てか絶対ある。つい家族だとキツイ言い方になりがちだが、感情的な衝突は避けられるようにしたい。向こうもそう考えてくれているといいのだけど。