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#2 中国語ってどこで学ぶ?

※前提として、私が記事内で使う「中国語」は「台湾華語」を指します

最近見かけるのは
「台湾の大学に入学申請するに向けて、専門中国語教室に通うべきですか?」
という高校生からの質問。

台湾留学を真剣に考えている方であれば、台湾留学のサポートをしてくれる組織は少ないので大体どこのことか見当はつくかと思います。

因みに私自身はその専門の中国語教室出身。
でも、他の組織が開いている説明会に参加して情報収集もしていたタイプです。
留学開始後もどちらとも関わらせて頂いているので、どちらの良いところもわかっているつもり、ではあります。

さて先程の質問への回答。
一部の日本人留学生が、この質問に対し
「台湾の大学にくれば言語学校があるから、そこで勉強すれば良い。わざわざ中国語教室行かなくても、言語学校の方が現地で学べるし費用も安い!教室の授業料高すぎる!」
「中国語教室を経営しているエージェントが、入学申請でどれだけお金かかるとか最初に教えてもらってなかったから、後からびっくりした。自分でやればよかった」
等と答えているのを目にする機会が何度かありました。
そしてこう回答しているのって、大体は学校外の人脈はあるけど大学内部の人との人脈は無い人。
全ての人がとは言いませんが、このような印象です。

では彼らに聞きたい。
今、確かに人脈があるかもしれない。色んなイベントも開けるかもしれない。でもその人脈の根底にある言語能力を養ってくれたのは誰ですか…?他の中国語教室と環境等も含めて比較したことありますか?

今いる大学にだって、そのエージェントが大学と良い関係を維持してくれているから入学できているだけであって、
普通に自分の学力で勝負したら入れてなかったかもしれない。

大学申請の工程も実はとっても面倒だって知っていますか?
(因みに入学申請の費用に関しては、きちーんと資料に書いてありましたよ^^ 回答していた人が確認不足なだけですね)

専門の中国語教室卒業生と言語学校卒業生の、大学入学時の中国語能力差まで把握してますか?

自分の目で見て得た知識だけで、学校の詳しい情報を得ていない、狭い視野でしかない知識で
堂々と自分とは違うルートを勧めて
その情報を鵜呑みにしてしまった新入生達に対して、
責任は持てますか?

色々な人と関わらせて頂いてきた私の回答としては
自分・家庭に合った方法を!!

確かに、家庭によってかけられる費用が違うのはあります。
または、家の場所から考えて、長期的に教室に通えない、等もあるかとは思います。
言語センスのある人なら、言語学校でもいいのかもしれません。短期間で詰め込んで成功している例も見たことがあります。言語学校に来ても日本人と極力つるまない、等の努力ができる人も大丈夫でしょう。
でも私自身はその教室でお尻叩かれながら学んだからこそ言語のベースを作ることができて、台湾に来たばかりでも中国語で意思疎通ができたから、後の色々な経験に繋がった。

人によって学ぶペースも能力も違うのだから、自分に合った方法で良いじゃん、と思うのです。

仮に私に向いてなかった方法でも、他の人には合うかもしれない。だから100%の否定も100%のオススメもできないな、と思います。

長くなってしまいましたが、
これが最近思うこと。
あまりに責任の無い発言が多すぎて、
見るに耐えなくなってきたこと。
ま、結局は私も小心者なのでここで叫ぶしかできないのですが。。。

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