冥王星水瓶座入りの今だからこそ〜私たちの中にある「冥王星」という力について
冥王星水瓶座入り。
時代の移り変わる今だからこそ、
冥王星そのものに焦点を当てたいと思います。
「破壊」と「再生」
大なり小なり、生きていれば誰もが経験すること。
目にみえる形のあるものであったり、
目に見えない関係性や心の内側のものもあります。
「何かが壊れる」という現象には
怖れ、悲しみ、戸惑い、といった感情が共にあります。
こうした感情は時として見たくないものとして扱われます。
私たちの視点では
目の前に起こる「破壊」に目を向けがちですが
冥王星の視点からは
「破壊」の先にある「再生」
すなわち、未来が見えています。
目を向けている先が違うというのは
それだけ大きなものを冥王星が扱っているということです。
そしてこの「破壊」と共にある感情を
決してなかったことにするわけではありません。
他にどこにも行き場がないものを
ここにあって良いのだと
その存在全てを受け止める強さが
冥王星の持つ力です。
冥王星が「破壊」をもたらすものという表現には
少し誤解があるように思います。
それ以上に
そこにあるものと対峙する力
真正面から受け止める力を呼び起こすことが
冥王星の本来の姿ではないかと思います。
冥王星は私たちのいる場所から
一番遠くに位置する天体。
これらの遠い天体トランスサタニアン(冥王星・海王星・天王星)は
自分ではコントロールしにくいと言われます。
自分の意志で意識的に使うことは難しいのかもしれません。
ただ、これらの天体は
自分という宇宙の中に、全ての人が持っているわけです。
冥王星の強さは
私たちの中に、確かに「ある」もの。
然るべき時がきた時に
この力を使うようになっている、
使うというよりは
発揮されるという方がしっくりくるように思います。
このことを認識していることが
この時代の変わり目を進むどこかのタイミングで
後押しになるかもしれない、と思っています。