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次世代光通信基盤「IOWN」って??

こんにちは。リーマンマスク(https://twitter.com/kyossan_news)です。

皆さん「IOWN」って聞いた事ありますか??
実はこれ日本や世界で大注目の新技術なんです!!

”IWONでスマホが1年間充電不要に!?”
”遠隔地で手術が可能に!?”

「IOWN」はあなたの生活を大きく変えるかもしれません。
「聞いた事あるよー」って人も「何それ!?初めて聞いた!」って人も一から勉強しましょう!!


IOWNで何ができる??

  • スマートフォンを1年間充電しなくてもよくなる

  • まばたきしている間に2時間の映画を1万本ダウンロード

  • 遠隔地からの手術や音楽演奏、自動運転 etc…

まぁ”あらゆる事が高速でできる”って感じです。
非常に夢のある技術ですね!!
NTTで研究開発を担当する川添副社長はIWONが実現した後の生活を以下のように予想しています。

  • 消費電力を従来の1/100

  • 伝送容量を125倍に伸ばす

  • 遅延時間が1/200

IOWNのしくみは??

これまでの通信

これまでの通信では、使い勝手の良い電気信号が使われてきました。
ただ電気信号はエネルギーが発生し、消費電力が増えたり、遅延を発生させたりするデメリットがありました。

IOWN

全て光技術で情報を伝送。(オールフォトニクス・ネットワーク)
電気よりも高速で、大容量のデータを送受信できる事に加え、消費電力も抑える事ができます。

なぜ光技術が可能に??

IOWNの光技術を可能にしたのが「光電融合」と呼ばれる技術です。
NTTが開発を進めており、電子回路に光回路を組み合わせる方式です。
多数の微細な穴が開いた人口構造物の「フォトニック結晶」と言われる物を利用して、世界最小のエネルギーで微弱な光信号を増幅させる事に成功しました。

要するに、”今までの光技術を強化して、今まで出来なかった事を可能にさせた”って事!!
この辺の話難しいネ、、、

データ量が膨大な未来

最近では自動運転やAIやeスポーツなど、通信を使う機会が格段に増えています。ある機関の試算では、世界の通信網の消費電力が、30年には18年比で約5倍、データセンターでは約16倍に急増すると報告しています。
それに合わせて半導体の性能も急速に向上しています。

しかし、処理が高速になる程消費する電力も膨大に。配線の発熱量が大きすぎる為、性能を制限せざるを得ない状態だそう。
この状況をNTTは電気信号よりもエネルギー効率が高い光を使ったIOWNで解決しようとしているのです。

技術を普及させようと仲間づくり急ぐ

NTTは20年1月に国際団体「IOWNグローバルフォーラム」をインテルやソニーグループと立ち上げました。
その他にも富士通やNECやトヨタ自動車や味の素。ライバルであるKDDIも名を連ねます。クアルコムやノキアSKテレコムなどの海外企業も参加。
幅広い企業と協業を進めています。

NTTが多様な企業と協業を急ぐ背景には、早い段階で国内外の企業と連携しIOWNを世界の通信技術の標準にしたいという思惑があります。
2030年頃に普及が見込まれる「6G」の世界標準にしたい考えだそうです。

課題も

上記でも述べたように、NTTの戦略はとにかく仲間をたくさん作り、各社がIOWNの技術を搭載した機器やサービスを世に送り出しIOWNを世の中の標準にする事。

しかし昨今の米国企業のトレンドはこうした水平分業ではなく、垂直統合型が主流になっています。
例えばテスラの様な企業は、部品メーカーからの調達は最小限に抑え、資材の調達から製造、販売から保険に至るまで自社で手掛けています。

理由は簡単。その方が圧倒的に早く自社の方針を反映でき、市場の獲得に繋がるからです。
NTTが他社と協力している間に、他の垂直統合型の企業が現れて市場をかっさらっていかないか懸念されています。
他社との連携もスピード感をもって取り組む事がカギとなりそう。

最後に

いかがだったでしょうか。
世の中を大きく変える可能性があるIOWN。
離れた人とも瞬時にスムーズに繋がる事ができる。異国の人とまるで隣で話しているような感覚になれる。
そんな夢のような日も近いかもしれませんね。
NTTは過去に世界の時価総額ランキングのトップに立った事がある企業です。
また日本が世界をリードする日は来るのでしょうか。
官民をあげてこの取り組みに力を入れて欲しいです。



最後まで読んで頂きありがとうございます!
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