服を買うのが下手
度々、服を着るという概念を呪いたくなる僕ですが。
漢は黙って葉っぱ、女は貝殻でえぇやん。
たまたまGAPで全品40%OFFという告知を目にして、
数年ぶりにAMZ〇Nの奥地以外の文明地に服を買いに行った。
昔は、自意識及び知識不足ゆえにショップ店員さんとの会話が苦手だったのだけれど、
(お前如きがオシャレに気を遣おうとしてんのかよという内なる声と、
別に女性にもてたいって気持ちがあるだけで店員さんのいう「最新のトレンド」やお洒落、着こなしに何ぞ微塵も興味がないゆえに会話が弾まないいたたまれない空気感が本当に苦手だった。汗かくでほんま)
身の丈、というものを身に着けたおじさんは無敵である。
自分が欲しいものだけを一方的に要求し、
興味のない会話には一切乗らない厚顔さがあるのだ。
とはいえ、、、
先生をやっていた性か、
若者が頑張って接客していようとする姿に以上に弱いのも事実で。
あと、普段から全く褒められないから営業トークだとしても褒められると無条件に天狗になる。
取り合えず、
無難なパンツ2枚くらいほしいと思って行ったんだけど、
店員さんの、
「お客様にはこういうのも似合うと思います。」
という言葉にすっかり調子を良くして、
大して試着もせずにパンツとシャツを5着購入。
…この、大して試着しないというのがポイントで。
正直僕は外見に対する自己評価が滅茶苦茶甘いので、
サイズが合ってれば何着ても似合うやろしかし。
と思って生きている。
悲劇とは常にそういった慢心や思い込みから起こるもので…。
家帰って着てみたら、
「いやパンツふっと!!」
昭和の学ランやん。
しかもだ。
割と体のラインが出やすくて、
白黒の原色系の服しか持ってないから、
組み合わせると、
短ラン+ボンタン
(昭和の遺物)
が完成する。
確かに店員さんも
「普通のストレートよりも太めです。」
って言ってたけども!!
そのあとに、
「色々と合わせやすい感じになってます」
とも言ってたやん??
それがまさかの
「今日から俺は!!」
の爆誕。
こうなるともう、
昔の僕ならそっと箪笥の肥やしになるところですが。
ここは中年の精神。
「一周回ってオシャレじゃね?つーか、オシャレって時代回るやん?」
と自分を納得させてバリバリ着ちゃう。
職場でも着ちゃう。
周りの目など一切気にしないのだ。
というか自分の目も慣れてきて、
これはこれでありだな。
って本気で思い始めている。
………
こういう精神状況になるから、
正直着やすければおっさんには何を進めてもOKな気がしている。
店員さんは、
ノルマを達成するために積極的におじさんを褒めちぎって太いパンツを薦めてほしい。
おっさん総ツッパリ時代を共に作っていこう。
僕はその旗頭になります。