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【ハワイ語は母音が5つ】

ハワイ語は母音が5つ。
日本語の母音も5つ。
アフリカの言語は母音が多いのに日本語はなぜ母音が少ないのだろう。
なぜcat /kæt/【æ】とfather /fɑ́ːðər/【ɑː】とcome /kʌm/【ʌ】の違いを聞き分けられないのだろう。
ずっと疑問に思っていたこと。
諸説あるようですが、人類がアフリカから他の大陸に移動する過程で母音の数も減っていった説が私は好きです。
人類の移動が進むごとに言語は徐々に「効率化」や「単純化」が進み独自の変化を遂げることになります。なんだかロマン感じますね。

ずっと学びたかった言語学
はじめました。

学んだことを少しずつシェアできたらと思います。


”にせだぬきじる”と”にせたぬきじる”の違い

2つの単語がくっつくと2つ目の先頭の音に濁音がつく傾向があります。
これを”連濁”と呼びます。
例えば、
・焼き魚(やき”ざ”かな)=やき+さかな
・花火(はなび)=はな+ひ
・生き甲斐(いきがい)=いき+かい

2つ目の単語にすでに濁音がある場合は起こらず、これを”ライマンの法則”と呼びます。(他にもルールはありますが割愛)
・夏風邪(なつかぜ)=なつ+かぜ
・年越しそば(としこしそば)=としこし+そば
・一人旅(ひとりたび)=ひとり+たび

にせだぬきじる=「にせ+たぬき」+「しる」
……たぬきのにせものがは入った「しる」
にせたぬきじる=「にせ」+「たぬき+しる」
…たぬきじるのにせもの

川原繁人著書:なぜおかしの名前はパピプペポが多いのか?

考えずに使い分けることができる母語話者すごい!
知る過程が楽しくて仕方ありません。
こんな話をつらつらとできる友人はいないのでnoteに書いて満たします。



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