【備忘録:論文version】
社会人大学院に入って早半年。
ここまで授業や想像以上の課題の多さについていくのが精一杯だったけど、課題だけに追われて2年間を終えるのは、もったいない。
ちょっと前から論文を「週に2本は読みたいっ」とチャレンジしているが、読んだはじから忘れていくので、やっぱアウトプットってことで【備忘録】を始めることにしました!(って始める、始める詐欺状態で早1ヶ月😂)
どんな論文読むか?
今仕事で看護師さん・技師さん・医療事務さん・栄養士さんなどなどにコーチングでがっつりと関わるプロジェクトの真っ只中。
話を聞けば聞くほど医療現場の大変さは想像以上すぎるのです。
私ができることと言ったら話を聞くことくらいしかできないけど、何か少しでもお役に立てることあればと思い、しばらくは医療関係の論文読んでいくことにします。
今日の論文は↓をまとめます。
研究背景
看護師は他職種と比べて 仕事の量的負荷や役割の葛藤などから仕事のストレスが高い。その上、医師と比較され他者からの仕事の期待値が低く、無力感を体験することが多いという。ワーク・エンゲージメントの視点から看護師の強みを活かす職場環境づくりの必要性が高まっている。
研究目的
病院看護師の仕事のストレス要因とコーピング特性、社会的支援がワーク・エンゲージメントに及ぼす影響を経験年数別に明らかにすること
研究の進め方
看護師1,518名を調査対象に「経験年数別に仕事のストレス要因,コーピング特性,社会的支援,ワーク・エンゲイジメント」の各尺度を調査票にて比較した。
研究の結果
ワーク・エンゲイジメントと経験年数の関連は次のことがわかった
興味深かったこと
○国内の看護師は国外の看護師と比較するとワーク・エンゲイジ メントの得点が低い傾向にあるとのこと。その要因として、欧米では積極的に表出することが望ましいとされていることが推察されるが、日本ではポジティブな感情や態度を抑制する傾向があって,ワーク・エンゲイジメントの得点が国外の看護師と比較して低かったのではないか?ということだ。
→今のプロジェクトに関わる中でも、気丈に振る舞うことが求められる職場で、内に溜め込んだ感情を表出して誰かが受け止める機会が必要だと心から実感します。
○肯定的再解釈と問題焦点型の積極的なコーピングを用いていると、目標設定や問題への積極的関与が起こり、仕事への活力や熱意につながる。本研究で特にベテラン層の看護師においては現実の問題を先送りするといったネガティブな対処を選択せずに,自分にとって良い経験だと思い、積極的に問題に取り組むことに よってより仕事に対して活力や熱意をもって従事しているのではないか?という考察があった。
→経験の意味づけと問題に対して素早く行動を起こすことが、本人のエネルギーを引き出すことにもつながっていくのであれば、今プロジェクトで取り入れている「ピア・コーチング」での問いかけ方や関わり方により経験学習の要素を高めていきたいと思いました。
Note 第2回目。論文備忘録としてまずは書いてみたけど、まずは継続できるよう「完璧目指さず、ゆるく、心地よくやっていきますー。
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