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ビビリ親子、セブ島留学にいく #6

今回は「分けて考える」についてお話したいと思います。

今回の旅は、初めてのこと、慣れないことが多く、前回の記事のようにヒヤリとすることもたくさんありました。
そこからの学びとして、「物事を成功させたり、楽しむにはどうすればいいのか」ということを考えました。


「慣れない」を分けてみる

例えば、私は仕事の日はほぼ毎日パソコンで作業をします。
しかし毎日している同じ作業でも、

いつもとは違う空間、
或いは普段使うのと違うパソコンやソフト、
或いはいつもとはまったく違う時間帯、
違う仕事相手、
違う言語で行うとしたら……
どうでしょう?

恐らく、とても仕事がしにくく感じるでしょうし、
とてもストレスに感じると思います。

今回の旅の初日、私は恐らく人生で初めてルームサービスを頼みました。
セブ島のホテルの部屋に着いた時はすっかり夜で、夕食はホテルのプランについておらず、
おまけに外は土砂降りの雨だったものですから、さてどうしたものかと思い、娘も私も疲れ切っていったものですから、「ルームサービスしかない」という結論になりました。

日本でさえホテルでルームサービスを頼むなんて作業をしたことなかったものですから、
まったく経験したことのないことを、しかも慣れない英語で、知らない相手に頼まなくてはいけない状況でした。

ルームサービスメニューを見ながら、chatGPTにお願いして台本を書いてもらい、
なんとか電話をしてみました。
しかし電話口のスタッフが何を言っているのか本当にまったく分からず、とにかく台本を読んでこちらの意図を伝えるということに注力しました。
なんとか頼んだものが来たものの、
ボーイさんに決済方法を聞かれているのに全く理解できず、身振り手振りでなんとか決済できましたが、
実際持ってきてもらったルームサービスは二人で食べるにはあまりに量が多すぎて、結果半分以上残してしまうという結果になりました。
(申し訳なさすぎて無理に食べたにも関わらず半分以下という、海外あるあるの量の多さでした…)

ピザだけでも三人分はありそうな大きさ


つまり「日本でも慣れていないことは、海外で、英語でやろうと思ってもうまくできるはずない」ということです。

例えば、普段電話をするのが苦手な人
例えば、ホテルに泊まる経験の少ない人
例えば、ルームサービスを頼む経験のない人
例えば、その文化や習慣に慣れていない人

そんな人だと、「その後起こる事態の見通しが立ち難い」ということが、うまくできない要因になります。


「見通しが立つ」とどうなるか

それから数日後に、たまたまもう一度ルームサービスを頼む機会がありました。
もちろん、まだ慣れない英語での注文なので再度カンペを用意していました。
その頃には少しフィリピン人の喋る英語のアクセントに慣れていた、ということもありましたが、
その時私は、
「注文は何にしますか?」と聞かれることも、
「他にご注文はありますか?」と言われることも、
「お支払いはカードと現金どちらにされますか?」と聞かれることも、
「30〜40分後にお持ちします」と言われることも予想が出来ていて、
だからこそ、その英語を電話口で聞き取ることができました。
もちろん前回の反省を踏まえて、少なめに注文したおかげもあり、子どもと二人で食べるにはピッタリな量でした。
なんなら、料理を運んできてくれたボーイさんに「食べた後はドアの外にお皿を置いといていい?」と質問できるくらい完璧でした。
「見通しが立つ」というのはこういうことです。

もし何かに挑戦して、失敗して、出来なかったと落ち込んで、そこで終わりにするのではなく、
そこから出来なかった要因を観察し、
苦手なのなら、練習をしたり、見本を用意したり、誰かにサポートしてもらったりする。
そうやって成功率を上げていくことが大事だと心から感じました。


「英会話」も同じ

思い返せばフィリピンに行くまで1年間、
牛歩の歩みではありましたが、毎日少しずつ英会話の練習を続けていました。

①身の回りのことを英語に言い換えるために「英語日記」を始めました。

②海外の人の文化や、話している英語に慣れるため、海外YouTuberの動画を毎日流し始めました。

③日本人の英語の先生とオンライン英会話を始めました。

④フィリピン人の先生とのオンライン英会話を始めました。

周りのサポートがあってですが、そうして少しずつ、慣れない要素を潰しながらスモールステップを積み重ねていくことができました。
英語学習はほんとに「続ける」のが大変で、何度も折れそうになりながらも周りに優しい声を掛けてもらい続けることができました。
その積み重ねがなければ、きっとあのルームサービスもうまくはいかいかなかっただろうし、今回の留学がもっと辛いものになったと思います。
だからこそ頑張って続けてきた自分はもちろん、たくさん応援して下さった周りの皆様に感謝です。

改めて

海外に行くと、イレギュラーしかない、と言っていいくらいにイレギュラーだらけです。
そんな海外で、もしやってみたいこと、成し遂げたいことがあるなら、
できるだけそれを構成する要素を分けて考え、自分が不慣れな要素への対策をしていきながら臨むなら、成功率が上がるのではないかと思います。
それでも失敗するなら、何度でも、成功するまで挑戦すればよいです。
すでに挑戦しているのですから、一度も二度も三度も、きっと一緒です。
応援しています。


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