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パスキー認証って何?

パスキー認証は、パスワードを使わずに、より安全かつ簡単にインターネットサービスにログインするための新しい方法です。わかりやすく説明すると、以下のようになります。
パスキー認証の仕組み パスキー認証は、あなたのスマートフォンやパソコンなどのデバイスと、利用したいサービスとの間で「秘密の鍵」を交換する仕組みです。この「秘密の鍵」は、デバイスの中に安全に保管され、サービス側に送られることはありません 。

  • ログインするときは、デバイスがこの「鍵」を使って本人確認を行うため、パスワードのように他人に盗まれる心配がありません。

  • パスキーは、特定のデバイスではなく、ユーザーのアカウントに紐付けられます。

  • パスキーは、公開鍵と秘密鍵のペアで構成されており、公開鍵はサービスに登録され、秘密鍵はユーザーのデバイスに安全に保管されます。

  • 複数のデバイスで秘密鍵を安全に管理でき、デバイス間で秘密鍵を同期する機能があります。

パスキー認証の利点

  • 高いセキュリティ: パスキーはパスワードよりも安全で、フィッシング詐欺などの攻撃に強く、不正アクセスされるリスクを大幅に減らすことができます。

  • パスキーは、パスワードを使わないため、パスワード漏洩のリスクを軽減します。

  • 生体認証や秘密鍵を使うことで、不正アクセスのリスクが大幅に減ります。

  • 使いやすさ: パスワードを覚える必要がなく、指紋認証や顔認証、画面ロック解除などで簡単にログインできます。

  • 複数のデバイスでパスワードを使い分ける手間が不要になります。

  • ログインのたびに、デバイス間でパスキーを再設定する必要はありません。

  • プライバシー保護: 指紋や顔などの生体認証データは、デバイスの中に保存され、サービス側に送信されることはありません。

  • 秘密鍵はユーザーのデバイス内に保存されるため、サービス提供者側での情報漏洩リスクが低下します。

  • 複数デバイスでの利用: パスキーは複数のデバイスで利用でき、例えばスマートフォンで登録した後、パソコンでも同じパスキーを使ってログインできます。

パスキー認証を使うための注意点

  • 対応デバイスとブラウザ: パスキー認証を使うには、対応したスマートフォンやパソコン、ブラウザが必要です。

    • 例えば、Windows 10以降、macOS Ventura以降、ChromeOS 109以降のPC、iOS 16以降またはAndroid 9以降のスマートフォンが必要です。

    • ブラウザも、Chrome 109以降、Safari 16以降、Edge 109以降、Firefox 122以降が必要です。

  • 複数デバイスでの利用: 複数のデバイスでパスキー認証を使う場合は、それぞれのデバイスで設定が必要です。

  • 紛失時の対策: パスキーを登録したデバイスを紛失した場合は、回復オプションを確認する必要があります。

  • 別のデバイスでパスキーを使ったり、リカバリーコードを使ったり、メールや電話番号での認証を使う場合があります。

  • 複数のデバイスにパスキーを登録しておくと、紛失時に安心です。

  • パスキー管理アプリを利用すると、パスキーをクラウドにバックアップしたり、複数のデバイス間で同期したりできます。

  • デバイスのセキュリティ: デバイスのロック設定をしっかり行い、不正アクセスを防ぐことが重要です。

パスキー認証を使えるサービス パスキー認証は、Amazon、Google、Microsoft、dアカウント など、多くのオンラインサービスで利用できるようになっています。

  • これらのサービスでは、アカウント設定からパスキーを登録することができます。

  • 設定方法はサービスによって異なりますので、各サービスのヘルプドキュメントを確認してください。

パスキー認証と生体認証 パスキー認証と似たものに、ワンタイムパスワードトークンがありますが、パスキー認証は複数のデバイス間で共有できるという点で異なります。
まとめ
パスキー認証は、安全で便利な新しい認証方法です。パスワードを覚える必要がなく、生体認証や画面ロックで簡単にログインできます。 まだパスキー認証に対応していないサービスもありますが、これからどんどん普及していくと予想されます。 パスキーを最大限に活用するためには、信頼できるパスキー管理ツールを利用し、デバイスのセキュリティ対策を怠らないようにしましょう。

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