見出し画像

《ユメノート》#1 セントビンセントの教え子と再会

今日はユメノートを始めてから、
一番初めに起こったことを書きます。

1.ある晩、セントビンセントの夢を見る

私は中学生の頃から、
青年海外協力隊にいくことが夢でした。

その夢を叶えたのは、
大学卒業してすぐ。
セントビンセント及びグレナディーン諸島
という国に体育隊員として派遣されました。

↓活動内容は過去のブログをご覧ください!

(セントビンセント及びグレナディーン諸島の紹介は省略します)
ある晩、セントビンセントの夢を見たんです。


夢の中で私は、
現地の通っていた海で、
大の字になって浮かんでいました。

そしたら場面が入れ替わって、
舞台は学校へ。(夢の中あるある)

1人の生徒が、
満面の笑顔で、
「Ms, See you soon!」
(またね!)

って言って、
教室の中に入っていきました。


目覚めた時、
私はすごく晴れやかな気分で、
懐かしく、嬉しく、
涙を流していました。

そして、
この幸せな気持ちは忘れてはいけない!
と、ケータイにメモ。

2、セントビンセントの教え子から連絡が来る

夢を見た日の午前中、
なんとセントビンセントの教え子から、
メッセージがきました。

「今、日本に来ているんだ!よかったら会いたいな。」

まさかの連絡。
セントビンセントの夢を見て、
数時間しか経っていないのに、
本当に連絡が来たんです。
しかも、来日している!

これは運命だと思い、
「絶対会いにいく!」
とすぐに約束をしました。

3、8年ぶりの一人旅、東京へ

教え子と約束したものの、
出産してから今まで仕事や育児に追われ、
1人で旅行するなんて8年ぶりでした。

「1人で東京に行きたい。」

と思い切って、家族に相談。
夫は「それは絶対行くべきだ!」
と後押ししてくれました。感謝。

そして、1人東京へ。

4、ビンシーと12年ぶりの再会

当日、東京駅に集合。
私は同期の隊員一緒に、
セントビンセントの国旗を持って、スタンバイ。

当時12歳だった彼らが、24歳。
見つけられるか不安だったけど、
一瞬でわかりました!

みんなでBIGハグ!!!!

5、居酒屋で語らい、カラオケで国歌熱唱

日本に来てくれたのは、当時の教え子2人。
貧しい国で、大使館もないので、
ビザを取得するのも困難。
そんな中、7年間もお金を貯めて、
はるばる日本にきてくれました。
居酒屋で日本食を食べながら、
お酒を飲み(私はノンアル)ました。



当時の先生たちの話や、授業中の思い出話、バスケットの試合でボロ負けした話など、思い出話に花を咲かせました。
国が違っても、成人した教え子と話す内容って一緒なんですね。笑


そのあと、教え子が「行ってみたい」と言ったカラオケに行き、当時流行っていた曲や国家を歌い、盛大に盛り上がりました。



あの時、中学1年生だった教え子が、
今では23歳。
身長も伸びて(190センチくらいになってた!笑)、
仕事も頑張っている様子。

2年間しか関われなかったけれど、
私のことを覚えていてくれて、
日本の文化に興味を持ち、
はるばる日本にやってきてくれたことに、涙が溢れました。

と同時に、
時を超えて、国境も超えて、
関係を繋いでいける「先生」という仕事は、
素敵な職業だなと改めて感じました。


5、忘れかけていた自分自身と再会

8年ぶりに一人旅をして、
12年ぶりにセントビンセントの教え子に会い、
協力隊時代の同期と語らったことで、
蓋をしていた過去を振り返り、

「教師」として、「母親」としての自分を
いい意味で置き去ることができ、

忘れかけていた自分自身と再会することができました。

そしてこの経験は、
公務員辞めて大丈夫かな?
好きだった仕事、本当に辞めていいの?
この先どうするの?
と不安でいっぱいだった私に、
勇気と希望を与えてくれました!


いいなと思ったら応援しよう!