秋のエギングガイド!初心者でも数釣りが楽しめるアオリイカ釣りの秘訣

こんにちは!釣り好きの皆さん、またはこれから釣りを始めてみようかなと思っている皆さん。今日は、秋のエギング、特にアオリイカ釣りについて詳しくお話しします。

エギングという言葉を聞いたことはありますか?これはイカを釣るための釣法で、ルアーのような疑似餌「餌木(エギ)」を使うのが特徴です。そして、秋はエギングを始める絶好の季節なんです。なぜなら、生まれたばかりのアオリイカがたくさんいて、彼らは食欲旺盛なうえに警戒心が低い!釣り人にとっては最高のターゲットです。

秋と春、エギングの違いとは?

アオリイカを狙うシーズンは春と秋の2回あります。春は産卵を控えた大型のイカを狙うのが魅力ですが、長年生き抜いてきた彼らはとても賢く、釣るのが難しいです。そんな中、秋はちょっと事情が違います。

秋のイカはまだ小さく、生まれたばかりの子供たち。サイズこそ小さいものの、数釣りが楽しめるのが大きな特徴です。そして、警戒心が弱い彼らは堤防の足元や水面近くまで浮いてくることが多いんです。これが「サイトエギング」と呼ばれる目でイカを確認しながら釣るスタイルで、初心者にも最適!

秋イカを狙うタックル選び

秋イカ釣りを始めるなら、まずはタックル(釣り道具)を準備しましょう。もしメバリングやアジングで使うようなライトゲーム用のタックルがあれば、それを流用することも可能です。ただ、時々大物が混じることもあるので、専用のエギングタックルがあると安心ですよ。

ロッド(竿)

  • 秋イカ釣りでは、軽量な餌木(エギ)を使うため、操作しやすいL〜ULクラスの柔らかいロッドがおすすめです。硬いロッドは手首への負担が大きく、繊細な操作が難しいので避けましょう。

リール

  • リールは2000番サイズが軽さと巻き取りやすさのバランスが良くおすすめです。使用するラインがPEラインの場合、スプールに絡みにくい加工がされているものを選ぶとさらに快適です。また、操作性を高めたいなら、ダブルハンドル仕様にカスタムするのもアリです。

ラインシステムの基本

エギングでは、軽量な餌木を狙った場所に正確にキャストし、繊細なアクションを加えるためにライン選びも重要です。

  • メインライン: PEラインが必須です。特に感度が高い0.6号サイズを選びましょう。細いラインは感度が良い反面、ライントラブルが起きやすいので注意が必要です。

  • ショックリーダー: 餌木を底まで沈める際、根ズレのリスクがあります。そのため、1.0号のフロロカーボンを50cmほどショックリーダーとして使用すると安心です。

秋イカ用の餌木(エギ)選びのポイント

イカを釣るための餌木選びも重要なポイントです。秋イカに適した餌木を選ぶコツを押さえましょう。

  • サイズ: 小型の秋イカには、2.5号サイズの餌木がベスト。対象のイカの胴体から足先の半分以下が目安です。

  • 沈下速度: イカはフォール中(沈んでいる最中)に餌木に抱きつくことが多いです。秋イカの場合は、動きが速いエギの方がリアクションを誘いやすいので、沈下速度が早いものを選びましょう。

  • カラー: その日の「当たりカラー」が釣果を左右します。複数のカラーパターンを用意し、スナップを使って簡単に付け替えられるようにしておくと便利です。

次に、実際の秋イカへのアプローチ方法や釣りのコツについて詳しく見ていきましょう!

秋イカへの効果的なアプローチ方法

秋のイカ釣りでは、ターゲットに近づく方法や、エギの使い方に少し工夫が必要です。ここでは初心者でも簡単に実践できるアプローチ方法を紹介します。

1. 近づきすぎないことが重要
秋イカは警戒心が低いとはいえ、釣り人の姿が見えると、群れごと逃げてしまうことがあります。イカが見えているということは、イカからも自分が見えているということ。
足場のギリギリまで近づかずに、少し離れた位置からキャストするようにしましょう。

2. 着水音を抑える
エギが水に落ちる時の音も警戒心を煽る原因になります。オーバーヘッドキャストのような力強い投げ方は避け、アンダーハンドキャストやピッチングキャストを使い、静かにエギを送り出しましょう。垂らし(糸の長さ)を短くしてロッドの振り子運動を利用すると、さらにコントロールしやすくなります。

3. 徐々に間合いを詰める
見つけた群れにいきなりエギを投げ込むのは厳禁です。驚いたイカが逃げると、群れ全体が逃げてしまうことがあります。まずは群れの手前2メートルほどの位置からキャストして反応を見てください。それでもダメなら、少しずつ距離を詰めながらアプローチしてみましょう。

4. イカが見えない時の対策
サイトエギングがメインでも、全くイカが見えないこともあります。こんな時は堤防の石積みの向こうや、ブレイク(深さが急に変わる場所)を狙い、遠投を試してください。派手なアクションでイカの注意を引き、水面近くでエギを止めてみるのがポイントです。

秋イカを引き寄せる動かし方

エギングの醍醐味は、エギを操ることでイカの興味を引き寄せ、捕食スイッチを入れることです。

基本のアクション
ロッドをシャクってエギを左右にダートさせるのが基本です。秋イカは好奇心旺盛なので、強めのダートが効果的。派手な動きでイカを刺激した後、フォール(エギを沈める動作)を行い、抱きつく間を与えるのが大切です。

追ってきてもアタックしてこない時
エギを追ってきても抱きつかないイカには、少し工夫が必要です。何度かダートとフォールを組み合わせた後、離れそうなタイミングで急にアクションを加えると、「逃げる餌」を演出できます。この動きがイカの捕食本能を引き出すきっかけになることがあります。

秋イカのフッキング(掛け方)のコツ

イカがエギにしっかり抱きついてくれると簡単にフッキングできますが、触腕で様子を見ているだけの場合や、短いバイト(食いつき)の場合は、少しテクニックが必要です。

リーリングで合わせる
イカが触腕でエギを掴んでいる程度なら、ロッドを引いて合わせるのではなく、リールを素早く巻く「リーリング合わせ」が効果的です。ラインが張るタイミングを見て、一気に巻き取って掛けましょう。

横抱きのイカへの対策
イカがエギを横から抱きつく場合、引く方向が悪いとフッキングが決まりません。カンナ(針)の向きに合わせてロッドを引くことで、確実に掛けることができます。

秋イカエギングを成功させるための追加のコツ

秋イカ釣りをさらに楽しむために、最後に細かいテクニックや注意点をお伝えします。初心者の方も、少しずつコツを掴めば釣果アップが期待できますよ!

1. 群れを見つけた時の動き方
秋イカは単体で行動することは少なく、基本的に群れで固まっています。群れを見つけたら、その真ん中にエギを投げ込むのは厳禁!驚いて群れ全体が散ってしまう可能性があります。
まずは群れの手前2メートルほど離れた位置にキャストし、反応を見ましょう。もし反応がなければ少しずつ距離を詰めながら、じっくり探っていくのが基本です。

2. イカが追ってきても抱きつかない場合
エギを追いかけてきてもアタックしないイカには、アクションとタイミングの工夫が必要です。例えば、エギをわざと逃げる動きを見せて、捕食スイッチを入れるのが効果的です。
エギが水面近くに来るまで派手なダートを繰り返し、その後静かにフォールさせて抱きつくチャンスを与えましょう。この時、イカがエギをパンチするような仕草を見せたらチャンス到来です。

3. イカの動きに合わせたフッキング
秋イカはまだ小さく、食べ物への反応が不完全なことも多いです。触腕で餌木を触っているだけなら、ロッドを引かずにリールを巻いてラインテンションを保つとフッキング率が上がります。
また、エギを横抱きしている場合は、針がしっかり掛かるようにカンナの向きに合わせた引き方を心掛けてください。

4. イカが見えない場合の探り方
目視でイカを確認できない場合は、エギを遠投して広範囲を探ります。堤防の石積みの向こう側や、ブレイクライン(水深が急に変わる場所)を狙ってキャストします。派手なアクションでイカを誘いながら、餌木の周りをじっくり観察しましょう。
イカが追ってきた場合は、動きを確認しつつ、フォール中に抱きつくタイミングを与えるのがポイントです。

秋イカエギングのまとめ

  1. 軽量餌木が操作しやすいタックルを準備し、PEラインとショックリーダーでラインシステムを組む。

  2. 秋イカには2.5号サイズの餌木がベスト。沈下速度やカラーバリエーションを意識する。

  3. 群れの手前から徐々に間合いを詰めることで、群れを驚かせないようにアプローチ。

  4. ダートアクションとフォールを組み合わせ、イカの反応を見ながら動きを調整。

  5. 抱きつかないイカには、逃げる動きを演出して捕食スイッチを入れる工夫を。

秋イカ釣りの楽しみ方

秋イカ釣りは、目で見て楽しむサイトエギングと、イカとの駆け引きを存分に味わえる素晴らしい釣りです。初心者がエギングの基本を学ぶには最適な季節で、経験を積むことでより奥深い楽しさに気づけるでしょう。

秋の釣り場は涼しくて快適ですし、釣ったイカはその場で捌いて刺身にするのも最高です。釣りが好きな方もこれから始めたい方も、この秋はぜひエギングに挑戦してみてください!きっと忘れられない体験になりますよ。

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