おかっぱりでの釣りフィールドは4種!それぞれの狙い方を解説
海に面している限り、釣りの楽しみはいつでもそこにあります。
確かに船をチャーターして沖へ出る大冒険も魅力的ですが、それにはかなりの出費が必要…。
でも、心配無用!
今回は、手軽にアクセスできる【岸からの釣り場】にスポットを当ててみましょう。
手軽ながらも豊富な釣果を期待できる岸釣りの世界に一緒に飛び込んでみませんか?
まずは堤防からの釣りを始めてみましょう
多くの釣り人にとって堤防は、釣りを思い浮かべるとまず頭に浮かぶ典型的な場所ですよね。
堤防からは、小型のイワシから大型のブリまで様々な種類が釣れるのが魅力です。
さらに、足場が安定していて車を横付けできることから、ファミリーフィッシングにも最適ですよ。
堤防釣りの攻略法
①ストラクチャー(人工構造物)
堤防周辺には、【テトラポット】や【敷石】といった人工的に作られた構造物が多く存在します。
これらの障害物は魚が隠れやすく、特に【ロックフィッシュ】などが居付いている可能性が高いです。
テトラポットや敷石の隙間や影にルアーを落とすと、意外な大物が釣れることもありますよ。
②潮目(しおめ)
潮目とは、潮と潮がぶつかり合って色が変わって見える道のような部分のこと。
潮目にはプランクトンが溜まりやすく、それを食べに小魚が集まります。
小魚が集まれば、それを狙う【フィッシュイーター】も集まりやすいわけで、自然界の食物連鎖を利用した釣りが可能なんです。
③堤防の足元
魚は必ずしも沖にいるわけではありません!
・堤防の足元
・堤防同士の継ぎ目
・スリットが入っている部分
こういった地形の変化があるところにも魚は付きやすいです。
足元にルアーを落とすだけで【8の字】や【テクトロ】といったテクニックで釣れることが多く、特にキャストが難しい初心者にとっては手軽で楽しい方法です。
堤防釣りの注意点
堤防は非常に人気があり、休日には釣り人でごった返すことも…。
釣り場における暗黙のルールとして
【先に釣りをしている人が優先です!】
後から来た人が無造作にルアーを投げ込むのはマナー違反となりますから、トラブルを避けるためにも一声かけてからルアーを投げ込むようにしましょう。
また、船が停泊している場合もあります。
船もストラクチャーとなり魚が付きやすいのですが、キャストに自信がない場合は狙うのを避けた方が無難。
万が一、船内に入ったりロープに絡まったりすると漁師とのトラブルに発展し、最悪釣り禁止になる可能性がありますから。
テクニックが磨ける河口での釣り
河口は川と海が交わる場所で川から豊富な栄養が流れ込むため、多種多様な魚が集まりやすいスポットです。
塩分濃度が低い【汽水域】は、特定の魚種にとって理想的な環境を提供しているんですよ。
河口釣りの攻略法
①橋脚
橋脚は川に架かる橋の支えとなる部分で、これが魚の隠れ家になります。
橋脚の周りは水流が複雑になりやすくエサが豊富なため、シーバスやチヌなどが好んで集まる場所なんですよね。
意外と上流側の橋脚周辺で大型の魚が釣れることもあるので、見落とさずにルアーを投げ込んでみてください。
②流れ込み
・川の合流点
・小さな段差
・工場排水の流入口
このような場所は水が激しく混ざり合う場所です。
ここでは水の撹拌によって酸素が豊富になり栄養が溜まりやすいため、プランクトンが発生しやすくなるんです。
自然と小魚が集まり、それを追って大型のフィッシュイーターも訪れやすくなるという訳です。
河口釣りの注意点
河口は悪天候時に特に注意が必要。
雨上がりには水が濁り、魚の活性が高まるため【爆釣】が期待されがちですが
『突然の増水や流れの強さを甘く見てはいけません!』
ゲリラ豪雨のような突然の気象変動には特に警戒し、安全第一で行動しましょう。
大物が狙えるサーフでの釣り
サーフエリア…。
つまり広大な砂浜は、ヒラメやマゴチなどのフラットフィッシュが生息する場所として知られています。
ここでは大物を狙うことが可能で、釣りの醍醐味を存分に味わえますよ。
サーフ釣りの攻略法
①波が崩れる場所
波が一定のリズムで押し寄せる中で、波が【急に崩れる場所】は海底の地形に変化がある場所です。
ここは魚が付きやすい地点であり狙い目。
波が崩れる場所は魚が隠れやすい環境を提供しているため、フラットフィッシュが住処にしている可能性が高いでしょう。
②払い出し
波によって海に戻される流れ、いわゆる【離岸流】も釣りの絶好のチャンスです。
この流れは魚の通り道となり、大型のフィッシュイーターが集まることが多いんですよね。
打ち寄せる波の間に黒っぽい隙間を見つけたら、そこは離岸流の可能性があります。
サーフ釣りの注意点
波打ち際での釣りは濡れるリスクが高いため、適切な防水対策が必要です。
ウェーダーなどの防水スーツがあれば便利ですよ。
また、海底にはエイなどの危険な生物も潜んでいることがあるため
【足元には十分注意してください!】
また、海水浴やサーフィンを楽しむ人がいる場所では釣りが禁止されていることも多いので、事前にその地域の規制を確認しておくようにしましょう。
余計なトラブルの原因となりますから。
魅力たっぷりなナイトフィッシング
夜に釣りをするのは、一種の冒険。
特に夜行性の魚たちが活動する時間帯であり、大型魚を狙う絶好のチャンスでもあるんます。
夜の海は昼間とは全く異なる顔を見せるので、新たな釣り体験ができるでしょう。
ナイトフィッシングの攻略法
①明暗を狙う
港湾部や海岸線に設置された常夜灯の周辺は、夜になるとプランクトンが光に引き寄せられ、それを追って小魚が集まります。
そして、小魚を追うフィッシュイーターたちもこの光の周辺に集まるわけです。
しかし、フィッシュイーターたちは警戒心が強いので、光のある場所を狙うだけではいけません。
その周辺の暗がりも狙うことが重要です。
光のある場所から暗い場所にルアーを引くことで、警戒心の強い大型魚を誘い出すことがでるでしょう。
②照明を利用する
自分で持参したライトを使って、特定のエリアを照らすことも効果的です。
つまり、自分で明暗を作り出す訳ですね。
ライトの光が水面を照らすことで、その下の暗がりを魚が安全な隠れ場と認識しやすくなります。
その境界線を意識してルアーを操作すると、より多くのアクションを魚に見せることができるでしょう。
ナイトフィッシングの注意点
夜間は視界が制限されるため、転落や滑落のリスクが高まります。
必ずライフジャケットを着用し、非常用のライトを携帯するなど安全対策を徹底してください。
そして一人で釣りに行くのは避けて、できるだけ複数人で行くようにして下さい。
実は、私は転落したことがあるです…。
【岸壁って足をかける所が無いので自力で上がるのは、かなりの困難を極めます!】
一緒に釣っていた友人の協力で何とか上がれましたが、もし1人だったら…。
どうしても一人で行くなら、他の釣り人の多い人気スポットだけにしましょう。
マナーと環境への配慮を忘れず釣りを楽しみましょう
どんな釣り場においても、最も大切なのはマナーと環境への配慮です。
特に禁止されている場所での釣りは、その地域の自然環境への配慮や他の利用者とのトラブルを避けるためです。
・違法駐車をしない
・釣りをした後は必ずゴミを持ち帰る
・事故のないように十分な安全対策をする
釣りは自然と直接触れ合う活動です。
その自然を大切にし、次世代にも美しい環境を残すことが私たち釣り人の責任。
人としてのモラルとマナーを守りながら、楽しいフィッシングライフを送りましょう。
釣り場での一つ一つの行動がフィッシングライフを豊かにも、または逆に制限を受けることにもつながるのですから。