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モノクロで撮るアメリカンビレッジ
インバウンドを含めて多くの観光客で賑わう沖縄県北谷町の美浜タウンリゾート・アメリカンビレッジ。
カラフルな外観や色彩あふれるショップが特徴のショッピング・アミューズメントエリアなので、カラーの方が街の様子がよく分かると思うのですが、あえてモノクロで撮ってみました。
モノクロで本来の色を想像するのは難しいのですが、逆にいえば想像力の中で自由で夢のある色に染めることができます。
モノクロのアメリカンビレッジはどんな色をしていて、そしてどんな色に染めることができるのでしょうか。
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〇フィジフィルムで撮るモノクロ
使用したカメラはFUJIFILM X-S10。
最近はこのカメラがいつもカバン(ニコンのショルダーバック)に入っており、ボクのメインカメラとして定着しています。
軽くて持ちやすいというのが気に入っている理由。
フィルムシミュレーションも面白くて、色あいの変化を楽しんでいますが、今回は久しぶりにモノクロで撮ってみました。
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〇ボクの原点だったモノクロ
モノクロは写真部だった学生時代に現像からプリントまで覚え、主にコダックのトライXを使っていました。
長尺フィルムをパトローネに巻き直して使っていたのを懐かしく思います。ときどきパトローネのフタがしっかり閉まっていなくて光線漏れで失敗することもありました。
写真部時代にはかなりの本数のモノクロ現像をしました。D76の1対1というスタンダードな現像方法でした。
暗室での時間がボクは好きで、もしかしたら授業よりも暗室の時間が長かったかもしれません。
セーフライトの赤い明かりの中にひとりでいると、時間も忘れてプリント作業に没頭するという日々が続きました。
〇35歳で35本撮る
沖縄に帰ってからもモノクロフイルムを現像し風呂場を暗室にしてプリントもやりました。
ボクのモノクロのピークは35歳。その年齢の区切りにと国道58号線の宜野湾からアメリカンビレッジまでを撮り歩くことにしました。
「35歳なので35本を撮る」とみんなにも宣言して、カメラバックに35本のフィルム入れ、オリンパスOM-2s/pのシャッターを切り続けました。
頑張って撮ったのですが、その多くが未現像のままで今も家の中に保管されています。
正直、現像が難儀だった・・・。
今だとデジカメでフイルムの35本分(36×35なので1260枚)は楽に撮れるんですけどね。(それでも大変ですが)
でもRAWで撮らなければ現像もいらないし、同じシーンを複数枚撮るので、一日撮り歩けばもっと撮れるかもしれません。
ただ、一枚一枚を大事に撮っていた時代の35本なので、撮るのもヘトヘトになった記憶があります。
ということで未現像のままのフィルム、もう今さらどうしようもありません。
大傑作が写っているとも思えないし。
〇アメリカンビレッジをモノクロで
アメリカンビレッジというカラフルな街をモノクロで撮る。
「なんてもったいないことを」という気もするのですが、この日はどうしてもモノクロで撮りたい気分でした。
そんな日、ありますよね。
フィルムカメラ(OM2N)も持っていましたが、結局使ったのはデジカメばかり。
FUJIFILM X-S10のフィルムシミュレーションにはいくつかのモードがあって、その撮り比べもやったりしたのですが、どれがいいのか分からなくなってしまいました。
なのでシンプルに「モノクロ」モード。
ところで「モノクロは白と黒以外にもたくさんの色がある」という人がいますね。
雑誌でそういうことを読んだときには「?」だったのですが、今なら分かります。
モノクロのグラデーションの豊かさを。
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那覇空港にある「ポー玉」の店は大人気で、いつ見ても行列になっています。
「ポー玉」とは「ポーク玉子」のことで、ポークランチョンミートと玉子を挟んだおにぎりのこと。
沖縄ではコンビニなどで昔から売られており、手軽に食べられるソウルフードにもなっていますが、今は観光客にウケています。
うちなーんちゅ(沖縄の人)にとってはどうってことのないポー玉なので、並んででも買うという風景はとても不思議で仕方ありません。
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〇これからもモノクロで
久し振りにモノクロで撮ったアメリカンビレッジですが、やはりモノクロにはモノクロの良さがあると思います。
もはやこのモノクロの画像を見ただけでは実際には何色だったのかは定かではありませんが、そういうことにこだわる必要はないですね。
色を想像するのもいいですし、モノクロはモノクロとしてその色を楽しめばいいと思います。
ライカのようなトーン豊かなモノクロにはほど遠いのですが、カラーを中心としつつも、モノクロでの撮影は今後も継続していきます。
デジタルでのモノクロの撮り方も少しずつ勉強しながら楽しみたいと思います。
☆カラーで撮ったアメリカンビレッジの記事です。