2024.7.21武庫川女子大学パネルディスカッションレポ

2部はディスカッション。
ステージ左から進行役の八木さん、太一さん、montbellの会長辰野さん、環境共生学部就任予定の青野さん、環境共生学部学科長就任予定の來海さんの順で席が用意されている。

太一さん、ステージ向かって左から登場。着席後、すごくお行儀よくピシッと背筋を伸ばして手を足の上に置いて座っていた。
冒頭で1部の太一さんの特別講演の感想を皆さんからいただく。來海さんからは『このディスカッションの締めに僕が言おうとしてた体験することが大事ってことを既に言われてしまった』とまで。いろんな人からお褒めいただいた太一さん、「すいません、気持ちいいです」と嬉しそう。

montbellの辰野さん、1部の講演中にも触れられていたけども登山好きが高じてmontbellを立ち上げ今や大体の人が知ってる大手アウトドアブランドとなるまで築き上げたいわゆる『好きを仕事に』を体現してるようなお方。今日も実は午前中にひと山登ってきたらしく、武庫女に来た時は短パン姿だった様子。
(太一)何で着替えちゃったんですかぁー!
(辰野)いや、汗かいてたし流石にちゃんとした格好しなきゃまずいかなと思ってw
ということで本番中はピシッとスーツを着こなしていらした辰野さんに裸足のサロペットおじさんが不服そうにしています←

ディスカッションは4つのテーマに分かれて話をするということでしたが正直特にこのテーマは意味を成していなかった感ありますw
まぁ、何故なら辰野さんがちょっと暴走してしまうからね←

環境共生学部ではこんな研究などをやりたい、ということで冒頭に青野さんからご自身がされてる研究の概要などが紹介されます。植物のストレス耐性に関する内容だったのですが正直、申し訳ないけどちょっと長いなぁ…ディスカッションとは…?と思う私。
太一さん、段々お行儀の良い姿勢が背もたれの方へゆっくりと倒れていっているw時折軽くメモをとっていた様子。ストレスを受けた葉の写真を後ろを振り返ってバックスクリーンに大きく映し出されたものでしっかり見ていた印象。なお、その様子をガン見する私←

ちなみにこの辺りで『この様子は8月下旬の読売新聞に掲載される』との紹介があったと思う。
紹介と同時に太一さんの背筋が伸びたのだけは覚えてますww

ひとしきり説明が終わり、話題が振られた辰野さんがぽつりぽつりと喋り出す。
環境共生学部を卒業した生徒は将来どういった進路をとることを想定していますか?大学とかって環境学とか経済学とかで分野が分かれてるけど、自分はそもそも同じではないかと思っている。環境のことはこっちの専門の先生じゃないとわからない、経済のことはそっちの専門の先生へ…っていうのではなくて環境はどの学問のベーシックであるべきだ、と。

…おいおい環境共生学部をつくるって話なのに学部を分ける必要があるのかと言ってる気がしますけども…と思う私。解釈が違ってたらすいません。でも流石にこれは青野さんたち大学側はちょっとタジタジですよね。

辰野さんのターンはまだ続く。
太一さんに向かって、
さっきの講演は実は最後の方だけしか聞けてないんだけどさ、
(太一さんここで軽くカクッとなってたw)
あのね、やりたいことはまだ見つからなくてもいいよって話してたけどね、早く見つけた方が良いですよ。
(太一さん、流石にこれには苦笑い。)
やりたいことが環境とどう関わるのか、逆説的に考えた方がいい、と辰野さんは話されてました。

ここから終始辰野さんのターン!っていうか、
頭で考えてるだけの奴はうちの会社には要りません
とか
徳島の木頭村で養蜂してたらクマに食べられて被害が出ると聞いて、ならば杉の木を伐採して実のなる木をもっと植えてしまうよう知事に言った、何なら『クマが食べにくる程美味い蜂蜜』という付加価値をつけて売り出してしまいましょうと提案した。私、すぐにどうしたら儲かるかまで考えちゃうんです。環境=儲からないって意識を人々の中から変えていかなきゃいつまで経っても変わらないですよ
とか
四国とかに出るツキノワグマなんて可愛いもんです。アラスカとかに出るクマはもっととんでもなくでかい。環境共生学部の授業で見に行きましょうよ
とか
孫が自分たちだけで遊んでる時に怪我しないかと心配していたら、自分の娘に「お父さん、子どもは危ないことをするものや。見たら止めたくなるから見たらアカン。」と言われて名言だと思った
とかw
ちなみにこの『見たらアカン』は「これは名言ですわ…」とメモっていた太一さんw
多分大幅に時間オーバーしてんだろうなと分かるぐらいには他の出演者が苦笑い気味&ちょっと焦ってる間あったw
進行役の八木さんが上手くまとめて話を切り上げようとするも、いやそうじゃなくてねと切り上げてくれない辰野さん。
八木さんの苦戦してる空気を感じ取った太一さん、何となくマイクの持ち方が変わったような気がしたのは気のせいかも?この辺でMCスイッチ入ったような気が。八木さんに変わって話をまとめる助け舟を出してました。

無事に(?)辰野さんのターンが一区切り。
話し終わった辰野さん、(やっちゃった、てへぺろ☆)とばかりにバツの悪そうに軽く舌を出していらした。初めはすごい毒舌というかどストレートな物言いする面倒な人だという印象だったけど、こうも沢山お話聞いてるとお茶目でめっちゃ面白いなこの方!と思ってしまう。魅力ある人ってこういう人なのかなぁと。ビートたけしさんみたいでした。たけしさんと会ったことも話したことも勿論ないけど←

ちなみにこの後もまだ少し辰野さんの話はあったりしたんですが、話に聞き入ってしまってこの辺りからメモし忘れています。
私のメモ帳には『アウトドアリテラシー』『センス・オブ・ワンダー』なる単語が記録されていますがどう言った話の中で出てきたのかちょっと曖昧なので割愛。他の方のレポなどで補完お願いします。
(※ちょっと追記)
アウトドアリテラシーのくだりで、『先程の国分さんの講演の中でも話してたが山にばかり行っていて親御さんは何も言わなかったのか?怒られなかったのか?』の問いがあり、辰野さんが「親は失礼ながら高卒だったこともあり、そこまで頭ごなしに勉強しなさいとは言わなかった。山に行く時も、ある日に山の天候が微妙だった時に自分はこれは良くないと判断して山に登らず帰宅した。結果天気が荒れてその日の山では多くの遭難者が出たらしい。そんな中、ちゃんと山に登らず帰ってきた自分の姿を見て親は何も言わなくなった。」的な話があったような気がします

最後の方で出た辰野さんのお話。
先日脳科学者の先生(多分)とお話してた際、「辰野さん、多分あなたのEQ高いと思う」と言われ実際に測ったら高かったんだそう。
努力できる人と努力できない人がいるんだそうです。私は努力できない方の人ね。答えを求めるんじゃなくてやってる事を答えにしちゃうんです。どんなに高い崖でも足を1歩踏み出せば少し進める。それを繰り返しているだけなんです。努力を努力と思わないんですね。

ちなみにこの後もしばらくお話が続くんですが、太一さんが「つまり、いろんな答えがあっていい。そのいろんな答えを育むことこそ大事……ってことで合ってます?」とまとめにかかります。
八木さんの時と同様、そうじゃなくて…と続くかと思いきや、辰野さんのトークがぱたっと止まり
「国分さんEQ多分高いよ。(診断を)受けてみたら?そのとおり!」と太鼓判が!
「な、なんか仲良く…なれそうですね?」と突然の絶賛にちょっとビビりつつも返す太一さんでした。序盤と打って変わってなんか辰野さんと打ち解けてた太一さん。MCスキルの凄さというべきか、安定の人たらしというべきか(言い方)。すげーなこの人と思いました。

最後に参加者全員一言ずつ締めのご挨拶があったのですが、順番的にトリが太一さんになりそうな流れだったのですが、辰野さんの番の前に先にマイクを持って喋り出す太一さん。「すいません、アニキの後で喋るのは荷が重いので」と。「このような場で話をするのは今日が初めててとてもいい経験になった。辰野さんとこの後飲みに行きたいんですけども…」的なことを言ってたかと。ちなみにその後に話した辰野さんからは特にそれについてリアクションは無かった。
その日のツイートを見るに呑みは実現してないのかなwでも『また目標とする人が増えた』との感想を見るに、辰野さんとの出会いはかなり太一さんにとっても刺激になったのでは無いかなぁと勝手に思うばかりです。

以上が2部のレポ的なものになります。
本当に2部の特に後半あたりについてはメモ書きが少なく、辰野さんの話の面白さについつい聞き入ってたりガン見してたり(おい)で曖昧な部分が多いです。
自分の解釈違いだったり記憶の変な補正がかかってたりするかと思いますのでどうか生あたたかい目で見ていただければと思います。正しい内容は来月の新聞記事などで確認できれば!
見ていただきありがとうございました。

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