財閥当主がマネージャー 好きだから
久保:ふぅ、なんとか今日も無事に終わった…
史緒里が大きく伸びをしながら収録ブースから出てきた
〇〇:もう長いことやってるのにそんなギリギリなの?(笑)
久保:いや〜 途中で話がまとまらなくなっちゃったりして…いつも反省ばっかだよ?
〇〇:そうなの? いつも話まとまってて凄いなって思ってたけど
久保:え〜 またまた〜
まんざらでもないらしい(笑)
そんなやり取りをしながら帰宅の準備
史緒里、〇〇:お疲れ様でした〜
スタッフ:お疲れ様で〜す あっ 久保さん来週もよろしくお願いします
史緒里:はい! 頑張ります!
僕達はスタッフの人達に挨拶をしてそのまま駐車場へ向かった
久保:今日もご飯いこ〜 〇〇〜
〇〇:行きますか〜
久保:よ〜し 行こ〜
〇〇:今日も頑張ってたしね
久保:へへ〜//
久保:あっ 〇〇?
〇〇:ん?
久保:あのさ?、、、、
史緒里が急に立ち止まった
〇〇:どうした?
久保:あの〜、、、
なにやら凄いためらっている様子
すると突然こちらに目をしっかり合わせ
久保:助手席が良い
〇〇:え?
突然のことで思わず聞き返してしまった
久保:助手席乗りたい、、、
〇〇:危なくない? 撮られるかもよ?
久保:やだ
めずらしい いつもこんな事言わないのに
〇〇:どうして?
久保:、、、
〇〇:?
久保:頑張ったから甘えたい、、、
〇〇:!?
久保:だめ?
そっ そんな上目遣いズルすぎる
いつも後輩がいるからか何か遠慮しているように感じていたけれどこんなストレートに伝えられると胸の鼓動を感じられずにはいられなかった
僕は少し考えたあと
〇〇:わかった
久保:え?
〇〇:良いよ 助手席で
史緒里:ほんと?
〇〇:うん 流石にそんな可愛く言われたら断れない
史緒里:(かっ かわいい、、、///)
〇〇:照れてる?
史緒里:照れてない!
〇〇:(いや 確実に照れてる)
史緒里:もうっ、、、 えいっ!!
すると史緒里は急に僕の腕に抱きついてきた
〇〇:うぉっ
久保:はぁ やっとできた〜
〇〇:やっと?
久保:だって後輩の前でこんな事できないんだもん
〇〇:えっ//
久保:あっ 照れてる〜
〇〇:うるさい、、、
久保:強がっちゃって〜
〇〇:助手席禁止にするよ
久保:それはダメ
〇〇:ダメなんかい(笑)
久保:へへっ//
〇〇:(この距離の史緒里久しぶりだけどめっちゃ可愛いな、、、)
久保:(やっぱり〇〇かっこいい、、、)
久保:〇〇?
〇〇:何?
久保:私 〇〇の事好きだからね? 皆んなより〇〇のこと好きだからね?
〇〇:えっ?
久保:また更に後輩も入ってくるしグループを引っ張ろうって頑張ってるけどやっぱ〇〇がいないと頑張れない
〇〇:、、、
久保:だからこれからもずっと一緒にいてね?
〇〇:うん ありがとう
久保:うん、、、 好き、、、
〇〇:僕もだよ
久保:っ、、、//
そのあと腕を握る力が少し強くなった気がした、、、
〇〇:さっ 行こ?
久保:うん
〇〇:史緒里?
久保:ん?
〇〇:もう仕事ないし今日は一緒にいよ?
久保: えっ ほんと!?
〇〇:うん 僕も史緒里と一緒にいたいから
久保:やったー!!(〇〇とずっと一緒、、、何しよっかな〜//)
その綺麗で可愛い無邪気な笑顔。ぼくは一瞬でその笑顔の虜にされた
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