財閥当主がマネージャー 過去５ 〜二面性と帰還〜
あの騒動があって約１週間後
まだそこに〇〇の姿はなく こころなしかメンバーの元気もないように見える
メンバーは今日、ミーティングがあると言われ事務所に集められていた
今野：よし 全員集まったな 実をいうと今日は〇〇のことなんだ
全員：ﾋﾞｸｯ！
今野：そのことで実はある人が来ているんだ
真夏：（ある人？）
コン コン コン
？：失礼します
全員：あっ！！
八神：皆さん お久しぶりです 実は今日、集まってもらったのは私が皆さんとお話したかったからなんです
梅：お話ですか？
八神：先日はいきなりのことで気持ちの整理もできていなかったと思うので改めて機会をつくらせていただきました 皆さんからの質問もこちらの説明責任として承ろうと思っています
飛鳥：そんな かしこまらなくても、、、
八神：いえ 皆さんは〇〇にとって一番大切な存在 今日はこのままお話させてください
飛鳥：わ わかりました、、、
八神：それでは改めて 私は八神財閥当主 八神柊人（やがみ しゅうと）と申します 私と〇〇は幼少期に出会い、ともに私の祖父が創設した特別教育機関で卒業まで同じグループで学びました
今日は主に質疑応答をメインにしていければと思っています 人せれぞれ思うことはあるかもしれませんがはじめに一つだけ私から伝えさせてください
全員：？
八神：〇〇はこの件と皆さんに実際の身分を隠していた事の責任を取るという意味でマネージャーを辞任しようと考えていると思います
飛鳥：え！？
史緒里：うそ、、、
さくら：、、、
八神：そこで私から皆さんにお願いがあります
〇〇を許し、辞任を止めていただきたいのです
真夏：そんなの当たり前ですよ
蓮加：〇〇がいなくなったら乃木坂じゃなくなっちゃいますし
遥香：絶対止めます！
八神：そうですか、、、 （良かった、、、） ありがとうございます
先日もお話しましたが〇〇が実際の身分を明かさなかったのは自分自身に色々なバイアスがかかり「お金持ちだから」とか「住む世界が違うから」などと思われ良い関係を築くうえで邪魔だと考えていたり、自分のせいで皆さんに危険が及ぶことのないよう考慮したりした結果なんです
〇〇は常に皆さんのことを第一に考え仕事をしていました このことは是非心の何処かにとめておいていただけると幸いです
美月：（〇〇、、、）
今野：今日はメンバーからの質疑応答ということでよろしいんですよね？
八神：はい 〇〇が死んだわけでもないのにこんな暗くしてすいませんｗ
気軽にどんなことでも聞いて下さい 私が知っている範囲でお答えしますね
今野：メンバーのためにも敬語を使われなくて結構ですよ
八神：そうですか、、、 ではお言葉に甘えて
今野：では 誰か質問あるひと？
全員：はい！
八神：凄いなｗ
今野：よし え〜 筒井
あやめ：〇〇って乃木坂以外でどんなお仕事してるんですか？
八神：〇〇も青羽財閥っていう財閥の当主で〇〇は特にITとか後はセキュリティ関係が専門かな 財閥だからいろんな企業を買収していたりしているんだけど本人は主に日本とアメリカの国防とかセキュリティ関係に携わってるかな
あやめ：（なんか難しくてよくわかんない、、、）
レイ：話が難しすぎてあやめちゃん分かってません！
あやめ：ちょっとレイちゃん！
全員：ｗｗｗ
八神：まあ難しいよね 私も〇〇の代わりにその仕事はできないよｗ
飛鳥：（そんな凄いんだ、、、）
八神：他にある人？
全員：はい！
今野：え〜 山下
美月：特別教育機関ってどんな事勉強するんですか？
八神：どんなことか、、、 まあ一言でいうと基礎的な教養のほぼ全てだね
美月：ほぼ全て！？
八神：その教育機関では世界トップの知識とリーダーシップを兼ね備えた人材の育成に力を入れているから結構エグいんだよｗ そこでは入学したときに５人組を作らされてその５人で卒業まで一緒に過ごすんだけど私と〇〇はその時から一緒だったんだ 自慢になるんだけど今まで誰もとったことのなかった全科目トップの成績をそのグループで叩き出したんだ〜
蓮加：エグッ、、、
真佑：（口悪いｗ）
八神：あっ それで言うと〇〇の歌とダンスは上手すぎてびっくりするよ
史緒里：〇〇歌とダンスできるんですか！？
八神：（やっぱり隠してたか、、、）そう そこでは自分の好きな科目も選択できるんだけど〇〇は「芸能」もその一つにとっててもうやばいくらいに上手い 当時の学生の間でもその歌とダンスをみにすごい量の学生がきてたよｗ あれは世界トップレベルだったね、、、
祐希：そんな事もできるんだ、、、
八神：他！
全員：はい！
今野：飛鳥
飛鳥：今までの話を聞くと〇〇って完璧にしかきこえないんですけど〇〇の欠点はなんですか？
八神：おっ 面白いこときくな〜 う〜ん、、、 え〜
真夏：（困ってるｗ）
八神：強いて言うなら自分の弱みを一切見せることができないことかな
飛鳥：自分の弱み、、、
八神：〇〇って今僕が話したようなエピソードがたくさんあるから普通の人からみたら欠点なんてない完璧な人間に見えるんだけど実際は裏で信じられないくらい勉強して、本を読んで、練習してってとんでもない量の努力をしてるんだよ
そこにはもちろん辛いこととか逃げ出したいときもあるはずなのにそれを一切人に頼らずここまできた それはもちろん凄いことだけどいつかその耐えてきたことが破裂してしまうと大変なことになると思うんだ
飛鳥：そっか、、、
八神：でも それ自体も私はもう心配していないんだけどね
真夏：えっ なんでですか？
八神：〇〇いっつも会うたびに乃木坂の話ししてて「癒やされるわ〜」とか「僕今天国で仕事してるかも」なんて言ってるんだ
飛鳥：そうなんだ、、、
八神：だからその今までの苦しさなんてかき消せるくらい〇〇にとってみんなの存在は大きい 何かをしてもらっていなくてもただいてくれるだけでいい存在 それがみんななんだ だからこれからも〇〇を癒やしてあげてｗ
全員：はい！
その後〇〇質問コーナーは数十分に及んだ
八神：それじゃあ 最後にみんなにお願いがあるんだけどいいかな
全員：？
八神：実は昨日〇〇から帰国のめどが立ったって連絡が入ったんだ
全員：え〜！！！！
蓮加：なんでもっと早く言ってくれないんですか！
八神：ごめん ごめん そこで何だけどみんなに〇〇に向けて手紙とかビデオレターを作って欲しいんだ
史緒里：手紙とビデオレターですか？
八神：そう 〇〇がマネージャーを辞めないようにこれまでの感謝とかを書いてあげてほしいんだ 〇〇の親友としてよろしくお願いします
全員：はい！
そうしてメンバーは数日をかけて〇〇にそれぞれ手紙を書き共同でビデオレターを制作し無事その手紙、ビデオレターは〇〇のもとに届いた
次回 〇〇帰還！ お楽しみに〜 感想など待ってま〜す