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財閥当主がマネージャー 隣の席

今日もいつもどうり賑やかな楽屋だ


世間にも認知されているだろうがメンバーの中には学生も居る

特にテスト期間中には楽屋で勉強するメンバーも多い

大学生メンバーである 山﨑怜奈 もその一人だった


他のメンバーが楽しく話したり 自分の時間を過ごす中 彼女は普段から勉強していることが多い 
アイドルとしては順風満帆ではないかもしれないけどそれ以上に他の才能に長けた才女だった


努力の天才だ


今日も教科書、ノート、パソコンに向かって勉強している

僕の担当は選抜メンバーのサポートだ しかし だからといってその他のメンバーを蔑ろにするというのは はじめから選択肢にない

僕はパソコンとノートを持って席を立ち彼女の隣の席に行く

〇〇:怜奈 隣良い?

怜奈:うん いいよ

〇〇:どうも

怜奈:どうしたの?

〇〇:ん? 特に用はないけど僕も勉強しようかなって

怜奈:そ そっか (〇〇は定期的に隣に来て一緒に勉強してくれる 今日も少しとなりに来てくれるのを期待していたのかも、、、)

僕はノートとパソコンを広げ論文を読み始める 
普段読んでいたら速攻で寝てしまいそうなものをあえて選ぶ 

なんでかって? 

一人の時は読めなくても周りに誰かがいれば一人勝手にカッコつけてなんとか読めるから

僕も単純だなと我ながら思うが男なら多少はカッコつけたいもの それに加えて自分にも得があるのなら一石二鳥だ

怜奈:ねえ 〇〇?

怜奈の隣りに座って数分後
特にこちらに目を合わせるわけでもなく彼女は僕に問いかけてくる

〇〇:何?

怜奈:今更かもだけどさ?

〇〇:?

目線は合わせないながらもなぜか少し顔を赤らめているのがわかる

怜奈:たまにさ〇〇 私の隣着て一緒に勉強してくれるでしょ?

〇〇:そうだね

怜奈:なんで?

〇〇:ずいぶん直球だねw

怜奈:ご ごめん

〇〇:さあ なんででしょう?

怜奈:んな なぜ答えん

〇〇:まあ 答えても良いんだけどさw

怜奈:んで どうして?

〇〇:どうしたの 急に

怜奈:い いや、、、// 私普段から課題とかいっぱいあって あんまりみんなと話せてないから一緒にいてくれるの嬉しいなって、、//

〇〇:照れてる?

すると怜奈は目を細め「何だとこの野郎」と言わんばかりの視線をこちらに向けてくる

〇〇:申し訳ありませんでした、、、

怜奈:よろしいw

〇〇:まあ 一人より誰かがいたほうが頑張れるじゃん?

怜奈:え?

〇〇:ほら 楽屋だったら話してる人が多いからなんで自分だけってなっちゃうこともあるじゃん? でも まあ二人ならやってやってもいいかって思って頑張ってくれたらなって思って

怜奈:(や 優しい、、、//) そ そっか

〇〇:僕も怜奈と勉強してたらなんか頑張れるしね

怜奈:ふふっ そっか   ありがとね

〇〇:怜奈が頑張ってるのは知ってるから安心して 
僕がマネージャーをやる条件として運営に口出しは一切しないってはじめに言っちゃったから 直接成果として還元してはあげられないけどさ

一緒に頑張ろ

怜奈:うん! 

〇〇:さ やるぞ〜

怜奈:は〜い





リクエストいただいたので書いてみました
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