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コミュニケーションが苦手な自分と音楽



パンクロッカーの井下斗和です。

今日は祖父母の家に帰省して2日目。お盆ということで、ご先祖さまをお迎えしながら、いとこと全力で遊びまくっています。

それでは本題に入ります。
昔から、私は人とのコミュニケーションが苦手でした。その結果、何度も人から嫌われてきた経験があります。たとえば、話すときに相手の顔の目の前まで近づいてしまったり、気に入った人にはひたすらついていってしまったり。逆に、極端に人見知りをしてしまうこともあります。初めて会う人の前では、緊張して言葉が出なくなることも珍しくありません。たくさんの人の前で話すとなると、頭の中に浮かんでいることのほんの一部しか伝えられないことも多いです。

そのため、私は小さい頃から通級学級に通っていました。つまり、コミュニケーションに関しては、人並み以上に苦労してきたのです。

しかし、そんな私にも例外がありました。それは「好きなこと」を話すときです。自分が夢中になっていることや、興味を持っている話題については、なぜか自然に言葉が出てくるのです。その瞬間だけは、普段の自分とはまるで別人のように感じることさえあります。

そんな私にとって、音楽は救いそのものでした。特に、歌うことは自分の思いを表現する手段として、何物にも代えがたいものです。言葉にできない強い気持ちや、胸に抱えた感情を、メロディと歌詞に乗せることで伝えることができる。歌は、私のコミュニケーションの欠点を補い、むしろそれを長所に変えてくれるように感じます。

フラワーカンパニーズの曲の歌詞に、「言葉にならないから歌があるんだろ」という一節があります。このフレーズは、私の心に深く響きました。まさにその通りだと思ったのです。言葉では表現しきれない感情を、歌に乗せて届ける。私にとって、歌はそのための手段であり、時には唯一の手段でした。

振り返ってみると、私は「コミュニケーション」が苦手だからこそ、歌を通じてその何倍もの思いを伝えてきたのかもしれません。私のように、みんなも何かしら苦手なことがあるかもしれません。しかし、音楽はその苦手な部分さえも包み込んでくれる。音楽は、言葉にできない感情を表現する力を持っています。そして、その力が私を支えてくれています。

だからこそ、私はこれからも歌い続けていきたいと思っています。自分の思いを伝える手段として、そして、自分を表現するために。音楽の力を信じて、これからも自分らしく歩んでいこうと思います。

井下斗和でした



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