自分のライブパフォーマンスの始まり
パンクロッカーの井下斗和です
今日は下北沢学生音楽祭に行ってきました。このイベントは、十数会場で同時にライブが行われるという大規模なもので、たくさんの友達にも会えて、とても楽しい一日を過ごしました。そこで改めて感じたのは、音楽が持つ力と、それに魅せられる自分の原点です。今回はそんな「自分のライブパフォーマンス」について書いてみたいと思います。
私のライブパフォーマンスが初めて芽生えたのは、小学四年生の二分の一成人式のことでした。合唱の場面で、私は他の子どもたちと違って、体を大きく動かしながら歌いました。音程なんて無視して、とにかく全力で感情をぶつけたんです。泣きながら歌う私に感動してくれた人もいた一方で、合唱の秩序を乱したとして、同じ学年の子たちからは煙たがられることもありました。でも、あの瞬間がなければ、今の私の姿はなかったかもしれません。
そのとき、音楽が私の心に深く根を下ろしたのを感じました。音程がどうであれ、音符が読めなくても、歌うことの楽しさを知ったのです。数カ月後、両親のバンド『シャボーンズ』でブルーハーツの「青空」を歌う機会がありました。この時、自分の中で「歌っている自分」と「普段の自分」が切り離されていく感覚を覚えました。ステージの上では、感情のままに歌い、そのパフォーマンスを褒めてくれる人がたくさんいました。この瞬間こそ、自分が音楽を愛していると実感した出来事でした。
それ以来、私はライブを重ねるごとにパフォーマンスを進化させてきたと感じています。音楽への情熱と感動を伝えるため、毎回全力でステージに立っています。とはいえ、根本的な部分ではあの二分の一成人式のときと何も変わっていません。感情をそのままぶつける純粋なパフォーマンスが、私の音楽の原点です。
現在、私はバンドを組み、毎月ライブ活動を行っています。こんなにも幸せな日々を送れるなんて、あの時の自分には想像もつかなかったことでしょう。自分の全力のパフォーマンスが、こうして多くの人との出会いや経験をもたらし、私の世界を広げてくれています。
これからも、私のライブを観に来てくれる皆さんに、あの時の純粋な感情を届けたいと思っています。音楽を通して感動や楽しさを分かち合えることが、私にとっての最大の喜びです。今後とも、どうぞよろしくお願いします!
井下斗和でした。
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