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チェイサーゲームw2“ヨルム”は一体!?


まずはじめに

先日チェイサーゲームwの続編の発表がされました。
これはシーズン1の放送が終了した今でも、いつふゆの事を考え続けた私にとってはこの上ない幸せすぎる朗報でした。
本編は30分×8話という、ドラマの中でも短いように思いますが、この限られた中に、いつふゆの魂を注ぎ込んでくださった素晴らしい俳優さん、製作陣の方々のおかげで、ファンの中では今でもいつふゆの世界は永遠に広がり続けています。
現にネットの二次創作だったり、Xでのつぶやきなどからも、本編では描かれていなかったけれど、きっといつふゆはこうだろう、という視聴者としての希望(もはや妄想)をたくさん目にしています。(ちなみに私もそのうちの1人)
そんな深く愛されているチェイサーゲームwの続編をこんなにも早く見ることができるなんて、続編を制作するために動いてくださったスタッフの方々、もちろんいつふゆを演じてくださる主演のお二人にも頭が上がりません。
シーズン2の初回放送までいよいよ1ヶ月を切った今、徐々に情報は解禁しつつあります。
その中でもわたしの中で物議を醸したのはやはり、ヨルムの存在についてです。
シーズン1の放送時からなんとなく、樹にとっては冬雨は初恋ではないんだろうなと思ってはいました。そして、もしもなんらかの形で樹の過去が描かれるのであれば、その時は必ず登場するだろうと思っていた樹の初恋相手。そんな人がまさか“韓国人”そして“過去に樹の家にホームステイしていた”なんて情報が発表された時には意表をつかれたような気持ちになったのは、私だけではなかったはず。

①樹がこれは恋だと認めたきっかけはなんだったのか
②ヨルムとはどのような関係で終わったのか
③再開後、ヨルムは樹と冬雨にとってどんな存在になるのか

以上の3点を今回は考えました。
これはあくまで私個人の考えであり、自己満足ですので、優しい目で見守ってくださったら幸いです。

1.樹がこれは恋だと認めたきっかけはなんだったのか

前述したように、シーズン1の放送時から私は、樹にとっての初恋は冬雨ではないのだろうと、なんとなく思っていました。
初めての自己紹介の時から素で「可愛い」と伝えてしまう春本樹は、どこか目の前の女の子をただの友達として見ているようには私には思えなかったからです。
それから、樹にはどこか壁があるように思えます。
27歳になった今でも、家族や会社には本当の自分を隠し続け、それが周囲にバレることに怯えているようにも見えます。それは、冬雨と出会うよりも前に、自分を隠したい隠さなければ、という考えに至ることになるエピソードがあったのではないかと思いました。

樹の初恋相手について当初の私の予想としては、
•部活の先輩
•ショートカットで背が高い
•男子からも女子からも人気が高い

という人を想像していました。
最初は憧れの存在だったその先輩は、先輩からのアプローチ(意図したものではなく後輩として可愛がってもらっていた)などにもより、徐々に特別な感情なんだということに気付いていく。
結局その恋は実らず、当時は深く傷ついたりもしたけれど、それは冬雨と出会ったことにより簡単に上書きされたし、冬雨との時間のおかげで素敵な淡い記憶に変わっていったんだろうと思っていました。
また、その憧れを少なからず無意識に追いかけていたからこその、今の樹のかっこよさに反映されているのかもしれない、とも思いました。

ですが、先日公式さんより発表されたヨルム役の方を見るに、この予想は外れたなぁと勝手に感じました。
(決して残念なわけではないです)

あくまで予想、というより現段階で述べるのはもはや偏見になってしまうのかもしれませんが、ちせさん(ヨルム役)のプロフィールによると身長は156cmで、かわいい系。
実年齢も菅井友香さん(以降:ゆっかー)より4歳も年下になります。
こうなったら私の第一予想は一旦キャンセル。
第二の予想を思い浮かべることにしました。

ここで、以前ゆっかーがラジオでヨルムについて語っていたことを振り返ります。

ヨルムは樹の過去に一緒にいた女の子。樹にとっての初恋、特別な気持ちにさせてくれた女の子。

今日も推しとがんばりきより

ご自身のラジオでこのように語っていました。

樹はなんとなくですが、幼い頃から惹かれるのは女性であり、成長するにつれてだんだんと周囲との違いに気付き、思春期の時は不安になっていたように思います。
誰に相談するわけでもなく、気になる人にも気持ちを伝えず、密かに1人で悩んでいたのかな、と。

そんな樹にとって、転機となったのが、ヨルムのホームステイなのかもしれません。
常に周囲に合わせ、自分を隠さなければならない学校とは違い、唯一気のおける自宅に女の子がいたら、 それは特別視してしまうのではないでしょうか。

ホームステイというのは通常の場合、1年未満のイメージがあるので、樹にとっては過去の一瞬の出来事かもしれません。ですが“永遠より長い一瞬”(どこかで聞いたことある)じゃないですけど、なんらかのきっかけがあって、樹が初めて自分のことを少しでも認められるようになったのではないかなと思います。

あまりにもまだ情報が少ないので、本当に予想になりますが、ヨルムにとっては樹は恋愛対象じゃなかったように考えています。(少なくともその当時だけで再開してからはわかりません)
ですが、樹自身がこれは恋なんだ、恋だと認めていいんだと、思わせてくれたのがヨルムなのだと思います。

例えば、ヨルムに彼氏ができたとします。
最初は友達として祝福するのだけれど、なぜか心から喜べない樹。ヨルムと彼氏が一緒にいるところを直視できなかったり、惚気話は聞きたいと思わなかったり、樹の中でモヤモヤが増していく。
一方で学校でも家でも常に一緒に過ごす2人はもはや親友のような関係に。同じ部屋で布団を並べて夜な夜な女子トークを繰り広げるのが日課に。
ある日、ヨルムが一緒の布団で寝たいと言う。よく考えず了承する樹だが、肌が触れ合ったり体温を近くで感じたり大好きな匂いに包まれる状況になぜかドキドキが止まらず一睡もできない。明け方ヨルムの寝顔を見て、自分はもしかしたら友達以上の特別な感情を抱いているのかもしれないと気づく。
それ以降、何をしてもその感情は増えていくばかり。
でも樹のことだから、ヨルムには本当の気持ちは打ち上げずに過ごしていたと思います。
そして、帰国する最後の夜に、自分は男の人を好きになれないのかもしれない、とだけを告げる。困ったようなヨルムの反応を見て、それ以上言うのは辞めようと心に決める樹。この時、ヨルムはなんとなく樹の心情を悟る。しかし結局ヨルムとはそれ以来何度か連絡を取ることはあっても会うことはなく、冬雨と再再開した後にヨルムとも再開を果たすことになる。

というようなことが過去にあったりして、と思いました。
(予想というより、もはや妄想です。すみません。)

樹が“これが恋だ”と認められるようになったのは必ずしもヨルムがそばにいた時だけではなく、離れて会えなくなってから思い起こすヨルムとの思い出の記憶の中で、自分はヨルムのことが恋愛として好きだったんだと、徐々に認められるようになった可能性もあると思いました。

他にはシンプルにヨルムも同性愛者で、まだ開拓されていない樹の世界を広げてくれた、というパターンもありえるかなと思います。
どっちにしろ、ちせさんが発表された時点で、なんとなく樹のタイプがわかってしまったような気がしてニヤニヤしてしまいました。

2.ヨルムとはどのような関係で終わったのか

結論から言うと、樹の片想いで終わったと予想します。
1で述べた内容と一部重複してしまいますが、樹はまだ自分のセクシャリティーを自認しきれていない時に、ヨルムと出会ったのではないかと思っています。逆にいうと、ヨルムと出会ったことで自認できたのだと思います。

そして、ヨルムとしては(少なくとも当時は)樹とはあくまで友達。それ以上でもそれ以下でもなかったと予想します。さらに言うと、当時彼氏がいたこともあり得るのではないかなと思っています。

だからこそそこから生まれる嫉妬から樹は自分の心情に気づくことになる。
ヨルムが話してくれる内容、彼氏と手を繋いだ、デートをした、キスをした、などなど、そのエピソードを聞くたびに、本当はその相手は自分がいいと密かにそんな思いを抱えながらも、友達として優しい笑顔で毎回その話を聞いていた樹がいたような気がします。
(樹ってばどんなに切ないんだ。樹が報われるのはいつなんだまったくもう…)

しかしながら、シーズン2で大人になってヨルムと再開した時に、ヨルムが物語を大きく動かす存在なのだとしたら、やはり元恋人関係というのが1番しっくりきます。
ホームステイという限られた期間で、尚且つまだまだ子供だった樹とヨルムにとっては、“付き合う”という口約束まではできたとしても、せいぜいキスが精一杯。それに、少なからず樹は周囲には隠していただろうし、周囲の反応にも今よりも過敏だろうから、意識しすぎて学校ではうまく話せなかった、という可愛いエピソードもあるのかもしれません。
もしも2人が恋人関係だったのだとしたら、冬雨の嫉妬は倍増しますよね。さらにヨルムが少し小悪魔系だったりしたならば、樹のことを冬雨ととりあう修羅場も想像できます。
少なからず樹にとっては自分というアイデンティティを確立させたうちの1人だろうし、今は冬雨のことしか見えてないからと、ヨルムの気持ちには気付かずに無自覚に誘いにのってしまったり、なんなら冬雨とのことを相談してしまう、なんてこともあり得ると思います。
無自覚なモテ樹は罪ですよね。

少し話は逸れましたが、個人的には、片思いで終わった甘酸っぱい記憶として残っててほしいなと思っています。

3.再開後、ヨルムは樹と冬雨にとってどんな存在になるのか

2人が別れ、樹がDD社を退社、冬雨が中国へ帰国してから、また2人が再開するのは、公式の発表によると1年後のようです。
これには少し驚きました。
カフェに現れた冬雨が結婚指輪をしていないことと、お揃いのネックレスをつけていること、そしてどこか儚げな表情から、自分の家族のことは全て精算して樹のもとに戻ってきたのだろうということが伺えました。
なので、2人が再再開するまでは少なくとも2〜3年は経過したのかなと思っていたため、1年という期間は短いようにも感じます。

とはいえ2人とも28歳。
カフェの店長の樹と、専業主婦の冬雨、1年前とは大きく立場の変わった2人ですが、きっと2人は今度こそ胸を張って愛していると伝え合うことができるのではないでしょうか。
だからもう、2人を引き裂こうとする何かが現れても、2人にとっては関係のないこと。
どんな罰を受けても冬雨と結ばれたいと思った樹、浩宇の妻として月の母親として人生を捧げてでも樹を守ろうとした冬雨、そんな2人の間に割って入れる存在などいないと思うからです。

シーズン2のイントロダクションについて、公式の発表は次の通りです。

お互いを想いながらも一度は離れ離れとなった樹(菅井友香)と冬雨(中村ゆりか)だったが、冬雨の夫・浩宇と娘・月の理解を得て無事に再会を果たす―。会えなかった空白期間を埋めるようにたくさんの話をし、抱きしめ合い幸せな時間を過ごしていた。そんな中、樹の前に初恋相手・ヨルムが現れる。さらに、樹との関係をよく思わない冬雨の母からの監視が続き2人の関係に不穏な空気が流れ…。次々と降りかかる試練にようやく結ばれた2人はどう乗り越えていくのか!

チェイサーゲームw公式ホームページより

“樹の前に初恋相手•ヨルムが現れる”
という文章から、樹のお店に突然、そして偶然(?)ヨルムが現れるのかも、と思いました。
ヨルムの事は、冬雨には既に伝えていたと考えます。
大学時代、冬雨に好きだと告白する過程で、自分の恋愛対象や、そう自認したきっかけなども一緒に話すのが自然な流れだと思うからです。
でも樹にとっては純粋な幸せばかりの記憶ではなく、きっと少し切ない感情もヨルムに対して抱いていると思います。また、冬雨は口には出さないけれど何処かで嫉妬心は抱いていると思います。

これを前提にして、ヨルムがどのようなテンションで2人に接触してくるのか、2つのパターンを考えました。
a.樹の事が忘れられなかった、樹の事が好き
b.ヨルムには既に同性のパートナーがいる

まずaについて。
②で述べたように、樹とヨルムは結ばれることはなく樹の片思いで終わってて欲しいという思いがあります。
ですが、少なからず樹の気持ちをヨルムは理解していたとも思います。
当時は2人ともまだまだ子供だったし、ホームステイという短い期間では恋人に発展することは難しかった。でも一緒に過ごした短いけれど濃い時間の中で、ヨルムが樹の魅力に気づくのは不可避だった思います。
韓国に帰国してからも樹のことは心のどこかで忘れられずにいた。時間が経つにつれ、大人になるにつれ、樹と連絡をとることは減ってしまったけれど、もしかしたら会えるかもしれないというほんの僅かな希望から日本にやってきたヨルムが、たまたま樹のカフェに立ち寄るという奇跡を起こすのかもしれません。
会った瞬間、樹の嬉しそうだけどどこか切なげな表情から、ヨルムはあの時どうして見て見ぬふりをしたんだろう、樹としっかりと向き合うべきだったと後悔するはずです。なぜなら、幸せそうに冬雨に笑いかける樹がすぐそこにいるから。

ヨルムが2人の仲を無理やり引き裂こうとするのはあまり想像したくありません。樹の初恋相手は純粋で素敵な人であってほしいという私のエゴが働くからです。
ですが、思わぬタイミングで初恋が叶ってしまいそうで戸惑う樹と、それに心底嫉妬してしまう冬雨を見てみたいというわがままもあります。
決してもう離れることはないとわかりきっている2人だからこそ、呂部長とはまた違った恋敵的存在が現れてもまた物語が盛り上がるなと思います。


そして、b.ヨルムには既に同性のパートナーがいるというパターンについて。
先ほども述べたように、ゆっかーはヨルムの存在について“特別な気持ちにさせてくれた女の子”と表現しています。
樹にとって初恋ということは、バチバチにリードするイケメンな樹というよりは、純粋な恋する乙女な樹の方が想像しやすいです。それが例えばヨルムの方が経験豊富で色々と樹の世界を切り開く鍵になってくれた存在、という可能性もあるのかなと思いました。
堂々と私は女の子が好き、と当時から公表していたり、さらには彼女がいたりと、樹にとっては新鮮な世界をヨルムが見せてくれたのかもしれません。
そういう過去があったとするならば、大人になって再開したヨルムの隣には既にパートナーがいるというのも物語として面白いと思います。
樹と冬雨はやっと結ばれます。しかし、現実的にはまだまだ解決しなければいけない問題が山積みのはず。お互いの親に理解してもらう必要もあるし、周囲へのカミングアウトや、法的な手続きなど諸々…。
そんな時に2人のお助けキャラとなってくれるのがヨルムかもしれません。
現代社会で生きる当事者の方達のリアルを、ヨルムを通して表現してくれるというのもチェイサー制作チームの皆さんなら考えてくれそうな気もしなくもありません。

また違うパターンとしては、シーズン1でimaseさんがリアルimaseとして登場したことから、ちせさんも実際のインフルエンサーとして登場する可能性もゼロではないのかと思います。
SNSでの人気者にすらモテてしまう樹も、少し見てみたいです。
また、わずか1年でカフェの店長まで登り詰めた樹はきっと、近所の学校に通う女子高生たちの人気を獲得しお店の売り上げに大きく貢献したから、というのも大いに考えられます。SNSでイケメン女店長として話題になった樹をたまたま発見したインフルエンサーヨルムが来店し、ヨルムが投稿したことで更に樹がバズる、そしてそれを冬雨がつまらなさそうに端で見ている、という絵があっても面白いです。


最後に

総括すると、ヨルムはいつふゆにとっていい影響をもたらしてくれる3人目の天女であると予測します。
どんな人物であろうとも、樹が一度は愛した人です。冬雨が再び嫉妬に狂い、殺人者にならないことだけを祈ります。(ごめんなさい林さん)

ヨルムの登場についてだけでこれだけ語れてしまうのです。そんなオタクの妄想を掻き乱していく沼でしかないいつふゆが、後1ヶ月でついに更新されます。
イントロダクションでもあるように、“ようやく結ばれた2人”が、どのように愛を育んでいくのか、本当に楽しみですね。前回はまず2人が結ばれるのかどうなのかすらも怪しかったので心臓がもちませんでしたが、今回は2人の幸せはほぼほぼ確約されているのでその辺は安心です。あとは、オタクが喜ぶいつふゆラブラブシーンを毎話組み込んでくださっていることに期待したいところです。
個人的には大学時代の告白シーンや、初めて大人の階段を登ったシーン、樹がおばあちゃんに打ち明けるシーン、冬雨の母親がやっと認めてくれるシーン、月ちゃんと再び3人で幸せな時間を過ごすシーン、そして2人の結婚式を見たいものです。

DVDもあともう少しで発売開始なります。
私たちのいつふゆはまだまだ生き続けてくれますね。

改めて菅井友香さん中村ゆりかさんを始めとするキャストの皆様、それから製作陣の皆様、本当に感謝です。
これからもいつふゆが全世界で愛され続けますように。

最後までご覧いただき誠にありがとうございました。


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