司法試験受験を決意した経緯

コロナ禍真っ只中の2020年4月、私は司法試験受験を決意しました。
このような決意に至った理由は主に3つあります。
今日はそのうちの1つについてお話します。

理由1(経済合理的な理由)

当時私は実家の家業を親から引き継いで会社を経営していました。
会社経営はやりがいがあり楽しい仕事だったのですが、自分も何か事業を興したいという漠然とした思いを常々持っていました。
その思いを叶えるべく、それまで自分でいくつか事業を始めてみたりもしましたが、あまり事業を長続きさせることができなかったのです。

どうすれば持続可能な事業経営ができるのか、コロナ禍によって自宅にいる時間が長くなったこともあって、自分なりに熟慮を重ねることができました。
そして、私は、特段秀でた商才のない自分が事業を継続するためには、参入障壁ができるだけ高い事業を始めるべきだという結論に至りました。
要は、何かしら(法的規制、資金力、技術力等)の障壁によって事業に携わる人が少なければ、その分その事業における競争は少なくて済み、凡人の私でも事業を継続できるのではと考えたのです。

ですが、私は、特別に大きな資金や何か特別な人的コネクションや技術を持っているわけではありません。
どうすればいいか思案していたところ、私が法学部出身だったこともあるのか、ふと「弁護士になるのはどうかな」と思ったのです。
確かに、弁護士は以前と比べて増えていて昔と違い競争が激しくなっているとの話は聞いたことはありました。
ただ、依然として弁護士にはそう簡単になれるものではないし、競争が激しいといっても、自分なら今までの社会人経験を活かして何とかいけるんじゃないかと勝手に思ってしまいました(汗)←多分、このときは新しい目標が見つかって、気分が多少ハイになっていたと思います(笑)

以上が、私が司法試験受験を決意した1つ目の理由です。
次回は2つ目の理由についてお話します。




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