言葉のすれ違い
こんにちは。Legaseedの佐藤です。
「言葉のすれ違い」
みなさんは感じたことはありませんか?
例えば、「啓蒙」という言葉は、現在テレビの世界から消えています。 この言葉を使っているタレントは非常識といわれるほどで、 もちろん、アナウンサー絶対に使いません。
なぜなら、「啓蒙」という言葉は上から目線の教育を指すからです。 そのため本来は「啓発」という言葉を使うことが推奨されているんですね。
このように、みなさんも、日々の生活の中で、 言葉のチョイスを間違えて使っている可能性があるのです。
最大のポイントは「DX」という言葉です。
これもほとんどの人が概念的に間違えていると言われています。
日本ではほとんどの人が「DX=IT化」と答えてしまいますよね。 これは世界的にみると、めちゃくちゃ恥ずかしいことです。
2004年くらいにスウェーデンの教授がDXを推奨して提言していますが、 ここでは「ITの浸透によって人々の生活がより良い方向に進む」という概念をDXと言っています。つまり、IT化した後に何をするかということが人々の人生に関わるということです。
このようなすれ違いを起こしてしまった原因として、政府の動きも大きくかかわってくるのではないかと感じています。
みなさんは、「2025年の崖」という言葉を知っていますか?
「DXの手前のIT化をしないと、数千億から一兆円レベルの損害が出てしまうくらい日本はエンジニアが少ない」
「だからこそ、エンジニアをたくさん創り出すためにIT化を推進するのだ」
このような政府の推進する考えとDX化がリンクして、意味が混同してしまっているということです。
我々コンサルタントはドクターという立ち位置です。
ドクターは権威があり知識があるからこそ、信頼ができます。
つまり、お客様にHRの領域のプロフェッショナルとして迎え入れていただいているのにも関わらず、言葉のチョイスを間違えたりすると、 信頼が一気に崩れます。
だからこそ、言葉にアンテナを張るということは非常に大切なのです。
そのための手段として、 社員が集まる朝会などで、知識を詰め込むことを習慣にしていくことも非常に有効だと思います。
私は、「誰かがやるかではなく、自分が思ったことを発信する」 そんな組織にしていきたいなと思っています。
みなさんもぜひ、実践してみてくださいね。
【もし会議でメッセージするとしたら】
・言葉のすれ違いを感じた瞬間
・社内では通じるが、社外では通じない言葉
・知識をインプットするための取り組み
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