なぜ同じ会社で同じ仕事をしていても 成果の出る人と出ない人がいるのか?
※この記事は特別編でお届けします。【6分】で読めます。
Legaseed代表の近藤です。
たった2名で創業し、現在8年目ながら連続増収・黒字経営を実現、
さらに年間1万7000人もの学生から応募が殺到する
ベンチャー企業の経営者です。
今回は
僕が1人の経営者として日々思っていることや
ビジネスをする上で大切だと考えていることについて
実際に社員へ伝えたメッセージをお届けします。
僕の考えがより多くの人に伝わり、
読んだ方に何か1つでも持ち帰っていただけるものがあれば幸いです。
【全社会議で伝えた代表メッセージ】
・こだわり・覚悟を持つ
・本気で挑む
・勝ち癖をつける
・経営幹部のみなさまへ
【こだわり・覚悟を持つ】
なぜ同じ会社で同じ仕事をしていても
成果の出る人と出ない人がいるのでしょうか?
どうして同じ会社で同じ期間、同じリソースが使えるにも関わらず
結果が違うのでしょうか?
それは「こだわり」の強さが違うからです。
本人と直属の上司、部門の責任者の「コミットメントの力(覚悟)」に差があるのです。
これは個人の成果だけではなく
チームや事業部の目標達成においても同じです。
あなたは会社の月の目標に対して、どれくらいの覚悟をもって動いていますか?
もっと簡単に考えてみましょう。
もし、みなさんの家族や大好きな人がテロリストに拉致されていて
3か月で決裁者10人に提案しないと命はないと言われていたら
絶対に達成できると僕は思います。
もしくは、みなさんの子どもが不治の病にかかって
手術の費用が1億円必要だったら
3か月で絶対に1億円を創れると思います。
このように、テロリストの例でも、不治の病の例でも、
達成できるかどうかはさておき
自分が取りうる最大限の行動をとり、何が何でも達成しようとするはずです。
大事なことは、結果がどうこうではなく
結果をつくるためにどこまでやれたかということ。
つまり、成果が出せるか出せないかは
絶対に達成するというこだわり・覚悟の問題なのです。
弊社は、新人が20人なので合計200件の提案を目標としています。
しかし、現状104。約50%の達成率です。
10で満足せず、できない仲間の分まで取ろうとしている人も見受けられません。
僕は、まずは自分の達成が大事で、
次は仲間のマイナスを補う覚悟をもってさらにアクセルを踏まなければいけないと考えていますが
残念ながらそのエネルギーは感じられません。
また、勝手に自分の都合のよい解釈をしないということも大切です。
例えば弊社の場合、目標は経営者に10人提案ですが、
ゴールはそこから3契約をとって自分のお客様をつくることです。
もしそれができていないのであれば、10人以上に提案をすることが必要です。
これはコールでも同じです。
1日70件かけることがゴールではありません。
もしアポがとれてなければ、居残りしてでもとれるまでやる
休日は、リスト作成や、テレアポの自主練、先輩の映像を見て学習するなど、
実力を上げるための研鑽するのは当たり前のことです。
やることではなく、やりきることを徹底してほしい。
仕事したふりをしてはいけない。
僕はそう思います。
【本気で挑む】
営業において相手に決定権があると思っているのも大きな勘違い。
相手に決定権はないのです。
なぜなら、あなたはこの道においてのスペシャリストだから。
提案者・顧客の関係性を、医者と患者で考えてみてください。
提案者は医者、顧客は患者と置き換えることができます。
この場合、決定権を持つのは患者ではなく、医者ですよね?
なぜなら、医者はスペシャリストだから。
このように、どのようなシチュエーションにおいても
相手ではなく、プロである自分に決定権があるのです。
だからこそ、常に本気で向き合わなければならない。
もしみなさんの大切な人が末期癌になっていて
この苦い薬を飲んだら助かる可能性が20%ある。
もし飲まなければ半年後に100%死ぬとします。
でも、大切な人から
「苦い薬は飲みたくない、副作用どうなるかわからないから不安だ」
と言われたとき、あなたらならどうしますか?
僕なら全力で飲むように勧めます。
相手に決定権は渡さず「絶対飲んでほしい。生きてほしい」と懇願します。
みなさんの人への向き合い方はどうですか?
冷めてませんか?諦めてませんか?逃げてませんか?
特に一緒に戦う仲間に対してはどうですか?
今一度考えてみてください。
自分という人間をこの地球上にどう存在させたいと思っていますか?
僕は、いつも未達成、試合ではいつも負けている、失敗ばかりしている自分でいるのは嫌です。いつも達成、試合はいつも勝ち、理想に向かって前に進み続ける自分でありたいと思っています。
尾崎豊の唄の一部に、
「僕が僕であるために~
私が私であるためにどう生きる必要があるのか」
という歌詞がありますよね。
これは、自分の人生をなめんなよってことです。
親から授かってこの地球上に生まれ、どこまででも目指せるのに
くすぶってんじゃないぜ!ってことです。
大谷選手すごいとか言っている場合ではありません。
自分がビジネス界の大谷にどうやってなれるかを考え、大谷選手の研究をしなければいけません。
みなさんは、自分が存在したいと思い描く人間として、この地球上に存在できるのです。
できないかもなんてことは全くないのです。
予算が100億だろうが1000億だろうが関係ないんです。
制約の中でもそれが達成できるプランを考え、動く力が人間にはあります。
不治の病を治すために必用なお金が1億だろが10億だろうが関係ありませんよね?
10億円でもどうにかして達成しますよね?
やれる方法は無限大。それをどこまで本気で挑戦するかしないか、なのです。
みなさんにとって本気って何ですか?
例えば、自分のチームメンバーが辞めると言い出した際、本気で止めていますか?
僕は、今は経営者で自分のチームにはできないので言いませんが、
かつては本気で止めていました。全精力を使って止めていました。
「最後は僕のチームでもう1年やってから意思決定しろ」と。
・部下の目標達成を自分事として達成させているか
・部下を諦めてないか、部下にレッテルを張ってないか、部下を見下してないか
改めて見直してみてください。
自分が親だったら子どもがどうであれ全力で応援し、成果出せるように支援するはずです。
成果が出せない人は成果が出るイメージが欠如しているのです。
それ以外ありません。
そして、そのイメージをつくってあげるのが上司の仕事です。
部下が間違っているときや、いまいちな時、すぐに声かけて軌道修正していますか?
お人よしになっていませんか?ぶつかることを避けていませんか?
社長がいちいち言う組織だと成長に限界があります。
だからこそ、経営幹部のみんな、上司のみんながいちいち言ってくれないとだめなのです。
立場や年齢やポジション関係ありません。
おかしいものはおかしいと戦わなければならないのだから。
上司の指示も同じです。
まずはやってみて、うまくいかないときはそれをスピーディーに報告すること
指示に対して納得いかないなど言っている場合ではありません。
そもそも納得というのは自分でつくるものだからです。
納得いかないのは、逃げている証拠。
納得して、まずやってみる。
上司や社長も100%正解をもって指示しているわけではありません。
だからこそ、現場でやってみて違ったらいち早く報告して、新しい手を経営者が考える支援をすることが必要なのです。
【勝ち癖をつける】
最後に、一番ダメな癖ってなんでしょう?
答えは、「負け癖」です。
負け癖ができると、自己概念が下がり、ますます成果は出なくなります。
絶対にメンバーに負け癖をつけさせてはダメです。
勝って、褒める。そうすると、また勝ちたくなる。
毎日、毎週、毎月、毎年、勝ち癖をつけてください。
勝つ相手は、未来の理想の自分です。今の自分と戦ってはいけません。
毎日達成すれば、毎月達成し、年度で達成します。
1日の積み重ねからしか未来はつくられないのです。
だからこそ、1日を軽んじないでください。1日24時間が勝負です。24時間の時間の使い方が未来を決めます。
そして、気分をよくして結果を出すことではなく、
結果を出して気分がよくなることに徹することが大切だと僕は思います。
結果がでることの喜びをみんなに味わってもらいたくないですか?
お客様が喜んでくれたり、感動してくれる瞬間をもっと味わってもらいたくないですか?
【経営幹部のみなさまへ】
覚悟が持てない人は、経営幹部という名で船に乗ってはいけません。
来期の途中、辞めるとか辞めないとかいう人も乗ってはいけません。
途中で辞める・辞めないを言う人は、
1年間の自分が最後まで責任をとるという覚悟がないという現れ。
僕は、やりきる覚悟がある人だけ乗ってほしいと思っています。
みなさんは大丈夫ですか?
例えば、皆さんがシンクロナイズドスイミングのチーム監督で
「途中で離脱するかもしれません」と思っている人をレギュラーではやらせませんよね。
「だったらお願いだから最初からいないで」となるでしょう。
このように、辞めたい感情が一ミリでもある人は、すごい結果を叩き出せないのです。
なぜなら、逃げ道をつくっているから。
こんな人がいるんですよ。
結果が出せなかったので、責任とって「辞めます」。
笑っちゃいますよね。ダメ政治家と同じ。
あなたは経営幹部ですよ。社員ではなく経営者ですよ。
もし、結果が出なくて辞めるのなら、
翌年マイナス分を追加してプラスの結果を出してから辞めないとでしょ。
ご破算にしてはいけません。今期払った給料を全部、返納するくらいの潔さがいるよね。
社長であれば、赤字になったら給料返納なんて当たり前だと思います。
もう一度確認します。
みなさんは、来期も覚悟をもって同じ船で全力で成果の創造に向き合うと誓えますか?
覚悟のない人が会社の未来を考えても、基準の低い未来になってしまいます。
会社のCORE(格)を決めるとても大切なメンバーであるからこそ、
しっかりとした意思をもって参加してほしい。
僕はいつも願っています。
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