恋をすること

こんにちは！Legaseedの佐藤です。

今日は皆さんに恋のお話をしたいと思います。

突然何を！と思うかもしれませんが
最後まで読めばきっと意味が分かります。
少しばかり、お付き合いください。

さて、私には小学生になったばかりの甥っ子がいます。
彼が2歳の時、私はよくスマートフォンでアニメを見せていました。

当然その間も、スマートフォンにはLINEの通知が来ますよね。
すると、まだ喋ることができない甥っ子が
LINEを上にスワイプして消すんです！

何も教えていないのに、びっくりですよね。
ただただ「すごいな～」と感心したのをよく覚えています。
僕の時代では考えられないリテラシーですから。

僕はこの出来事に興味をもち、
幼少期からスマートフォンに触れた結果、
脳の発達はどうなるのか研究してみました。

研究の結果、
「20代になるとリサーチ能力が高まるが
一次情報で思考する力が昔ほどは高まっていない」
という事実が得られました。

つまり、みなさんは
脳を刺激することでリサーチ力が上がるということです。

一方で、僕たちの幼少期がどうだったか
皆さんも少し想像してみてください。

例えば、漢字が分からないとき、皆さんならどうしますか？
多分、ググッちゃいますよね（笑）

でも僕たちの時代は、
辞書がない、周りに聞ける人がいないと
めちゃめちゃ考えるんです。

「これは木辺だからこうだ！」
「この漢字に似ているからこうだ！」
と、もう語源レベルで考えて、多分これじゃないかと想像する。
つまり、思考力がガンガン回るんです。

また、もし道に迷って周囲に人がいなければ、勘です。
太陽の位置を確認して方向を探り、
なんとかたどり着いたこともありました。
つまり、ここでも思考力をぶん回していたのです。

最後に、
大好きな人との待ち合わせで、自分はもう到着しているのに相手がこない
そんな状況を想像してみてください。

皆さんは、相手が時間に来なかったらどうしますか？
もちろん相手に連絡しますよね。
「今どこにいる？」って確認しますよね。

でも僕らには連絡手段がなかったんです。
だからどうするかっていうと、一生待ち続ける。

近くに公衆電話を見つけて、家にかけようとしても、
もし、電話をかけている間に待ち合わせ場所に来てしまったら会えません。

だから、ひたすら無邪気に一生相手を待つのです。
「もしかしたら振られるんじゃないか」
「事故にあったんじゃないか」
「日にちが違うんじゃないか」
相手のことをずっと考えながら、
２～３時間同じ場所でひたすら待ち続けるのです。

これが恋です。
この時間が、恋なんです。

つまり、私が皆さんに考えてほしいのは、
「今、この時間がありますか？」ってことなんです。

なにかを無邪気に思考して考えて
自分で発想するって時間はあるのかな？ってことです。

仕事に置き換えて考えてみてください。
実際、マーケットとかお客様に対して無邪気に考える時間って
僕は無いと思うんです。

でもそれを創ることによって
今までに無い角度からアプローチできたり
いつもとは違ったアイデアが出てくる。

だからこそ、こんな風に
何かに“恋”をして仕事をしていただければと思います。

【もし会議でメッセージするとしたら】
・何かを必死に考え抜いた経験
・思考力を高めるために実践していること