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夫婦サロンのレディースシェービング


こんにちは!
石岡市のLegareレガーレのオーナー小松崎です。
(@20211209)

理容師夫と美容師妻という珍しいタイプの夫婦サロンを経営しています。
同じ様な形のサロンをつくる時に僕が困ったこと悩んだことをまとめていますので、気が向いたときに読んでみてください。

いいねやコメントでの質問SNSでのシェア大歓迎です。

さて、今回のお話はレディースシェービングについてです。



理容師の武器と言ったら?

理容師の武器と言われたら思いつくものはいくつかありますよね。

刈り上げと答える方もいるでしょう。
アイロンパーマと答える方もいるかもしれません。

でもやっぱり一番分かりやすく、なおかつ一般の方にも伝わりやすい武器と言われたら…

シェービング=顔剃り

もうこれですよね。間違いありません。

ですが意外なことにシェービングを1番の武器にしているサロンは少ないんですよ。

気持ちいいのはみんな知ってるはずなのに。

流行りのパーマがかけられる最新サロン!!

ブリーチならお任せ!カラー得意サロン!

次世代髪質改善トリートメント特化サロン!

こんな感じの特化型サロンはめちゃくちゃ増えましたよねここ数年。

それはいい方向でもあり悪い方向でもあるので僕は特化否定派です。

結局回り回って何でもできる方が嬉しいと思ってます。

話が逸れたので戻しますよ!

美容師=パーマやカラー
理容師=刈り上げやシェービング

このイメージは世間一般にあるにも関わらずですね。
なのでLegareはシェービングのコースも作ってます。

根深いファンがいますよね。

レディースシェービングをするメリット

シェービングは男性専用のメニュー!ということはありません。
男性のように濃いヒゲをショリショリ剃る快感は確かに無いです。

・・・が、ヒゲはなくとも産毛が生えています

産毛を剃るってかなりいい事づくしなんですよね。
目には見えない細かい産毛がなくなることで肌が明るくなります。

色々クリームなどなどの効果ももちろんありますがそれ以上にセービングそのものの効果。

産毛は目に見えなくて一本一本が細かく無数に存在することで影ができますよね。
その影のお陰で表情が暗くなります。
メイクののりが良くなるのは言うまでもなくです。

そして産毛がスーーーッって無くなる時の快感は美容室のメニューでは再現不可能ですね。

女性向けのシェービング専門店も少ないですが、密かに人気なところを見ても需要は確実にあるメニューです。

いやこうやって見るとメリットだらけですね。

理容師夫と美容師妻の夫婦サロンではどうなる?

さてここからが本題です。
Legareは御存知の通り理容師夫と美容師妻の二人サロンで夫婦サロンです。

でここで必ず問題になるのがこれ

レディースシェービングを誰が担当するのか?ということです。

いやいや何言ってるのよ?
理容師が担当するに決まってんじゃん!
シェービングのメニューだよ?

って思うじゃないですか?
そうなんですよ、当然ですし当たり前です。

でもそこが問題点です。

理容師夫と美容師妻のサロン。
ということは理容師は男性です。

で、レディースシェービングということはお客様は女性です。
ここまで言えばわかりますね?

はい、女性のお客様は女性スタッフにシェービングしてもらいたい方がほとんどです。
中には気にされない方もいるでしょう。

ですが、サロンにスタッフが男女一人ずついた場合間違いなく女性スタッフに担当してもらいたいはずなんです。

レディースシェービングの場合は上手い下手以前の問題で女性に担当してもらいたい!というお客様が多いんですよね。

理容師の専売特許のメニューであるはずのレディースシェーブを武器にするためには女性理容師がいることが条件になります。

ただこれは絶対条件ではありません。
ですがLegareとしては必須条件です。

なぜならLegareは夫婦サロンでもありマンツーマンサロンでもあるからなんです。

理容師夫×美容師妻×夫婦サロン×マンツーマン

これがLegareのベストな形であることは確信していますし今後も変わりません。

それを踏まえたうえでレディースシェービングを行う場合のパターンをまとめてみました。

レディースシェービングを夫婦サロンで行うパターン

理容師夫×美容師妻のサロンでレディースシェービングを行う場合はこのいずれかの形になります。

理容師夫が担当する
理容師夫が美容師妻に教えて美容師妻が担当する
美容師妻がダブルライセンスを取得する

それぞれ解説していきましょう。
もちろん見れば分かる通り明らかにやばいやつが混ざってますね笑


理容師夫が担当する

一番簡単でなおかつ正攻法。
理容師の免許を持つ方が担当すればいい。

まあごく自然で誰でも思いつきますよね。
普通のチェーン店などではこの方法でもいいんです仕方ないから。

ですが夫婦サロンでマンツーマンサロンだと話が変わってきます。

マンツーマンということは最初から最後まで担当が変わらないことが売り。
ですが、レディースシェーブを理容師の男性の方がやるとその時点で定義が変わってきます。

マンツーマンサロンでありながらレディースシェービングを行おうとこうなります。
カットが先でもシェービングが先でも結局は変わらないです。

美容師カット→理容師レディースシェービング
先にカットして終わったらシェービングをするパターン。
理容師がそのまま仕上げする→カットした本人と違うので仕上がりが微妙にズレるorイマイチ

美容師が仕上げを交代する→マンツーマンサロンのメリットが消し飛びますね。
交代のタイミングを合わせなければならずその間片方はお客様を施術することはできなくなります。

これならまだ
理容師レディースシェービング→美容師カット
の方が流れ的には自然です。

それでもどちらの方法も交代するために待機しなければならないので時間の無駄感が半端ない。

この辺のデメリットを考慮した上でどうするかということになりますよね。

理容師夫が美容師妻に教えて美容師妻が担当する

はっきり言いますよ。
違法です捕まるよ

どこかの映画のCMみたいになりました笑
でもこれ笑いごとではなく、実際にやってるところは今でも存在してるはずです。
現にそういうサロンで勤務経験ありますから…

だいぶ厳しくなっているのでね見つかったら営業停止などなど厳しい罰則があると思いますよ。

技術なので練習すれば誰でもいつかはできます。
ですが、練習して技術があってもそれを行う資格がない=無免許では意味がないんです。

何より発覚した時にお客様を裏切る形になりますからね。
無免許の人が刃物を持っていたと聞くとゾッとしませんか?

なのでこの方法はNGです。
特にシェービングは技術があっても資格がないとだめ。

無免許運転は即逮捕ですよね?
全く同じことをしてるだけです。

免許持ってないけど運転上手いよ!って言われて警察が見逃すはずがないですからね。

子供でも知ってる当たり前。
絶対やめましょ。

美容師妻がダブルライセンスを取得する

最後にこちらが1番現実的な方法かなと思います。

理容師夫×美容師妻の組み合わせでレディースシェービングのメニューを作りたい!
そのために後から理容師免許の取得をするというものです。

美容師と理容師の免許をひとりでふたつ取得するのがダブルライセンス。
数年前から取得も緩和されて取りやすくなりました。

緩和されたと言っても今すぐ誰でも簡単に取れるわけではありません。
専門学校に通うことになります。

そりゃそうだ・・・。

例えば僕理容師が美容の免許を取りたいなと考える場合
通常   昼間夜間2年 通信3年
緩和制度 昼間夜間1年 通信1年半

とだいぶ短縮できますよね。
かかるコスト(金額)も変わってくるはず。

ただ問題はダブルライセンス取得のコースがある学校が限られる。
これが問題で一番の難関ですね。

さらに取得したとしても元々美容師だった方が一からシェービングの練習をするというのもハードルが高い。
カットやカラーだったら応用でできますがシェービングは全く最初からですから。

理容師が美容師免許を取る場合も同じ。
ゼロから勉強し直す覚悟が必要です。

ただ取ってしまえば練習して身につけてしまえば確実に武器になることがわかってるメニューです。
サロン勤務時代のお客様に追加でレディースシェービングできるようになりました!とお伝えしてみてください。

満足度瀑上がりのはずです。

YouTubeでもお話しています。
興味ある方はこちらもどうぞ!


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