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競技としてのダーツ
前回は自分が趣味としてのめり込んでいくダーツについて、導入部を書きました。
今回は趣味の領域を少し超えた時期について書こうと思います。
はじめに書きますけど、筆者はダーツがうまいわけではありません。ダーツライブのレーティングで9.7くらいが最高到達点です。
ハウストーナメント
ハウストーナメントとは、お店単位で行われる大会です。それぞれの店舗のハウスルールによって開催されます。
例えばシングルエリミネーション、ダブルエリミネーション(敗者復活の有り無し。野球のWBCも最初はダブルエリミネーションでした)もありますし、ゲームの違いやハンデの幅もあります。またシングルスとダブルスがあり、フリーペアやランダムペアもあります。
基本的にゲームはメドレーで501-cri-501が多かった印象です。
〇01とは数字をゼロぴったりにするゲームです。対戦するのにメインで遊ばれるのは501と701です。
criはクリケットという陣地取りのゲームです。クリケットナンバーを先に奪って点数を重ねていく、ある程度戦略が必要になってきます。
ハウストーナメントはあまり大声では言えませんが賞金があります。
そのためレーティング詐欺などトラブルが多々あります。
ワタシとしては最初は腕試しのつもりで、徐々にコミュニティに参加するようになると更に輪を広げようとしていました。
店舗同士の横の繋がりも不文律のようにあって、あそこのお店さんがウチのハウス来てくれたから今度ウチの常連とあそこのハウス出ようとかいう感じになります。持ちつ持たれつ。
ダーツバーにおいてはハウスは月1の売上を上げる日になりますね。みんなよく酒飲むんだわ、コレが。
オフィシャルリーグ
ダーツマシンの運営元が開催するアマチュア・プロ混合のリーグ形式の試合。
簡潔に説明すると、お店の常連でチームを作って、他の店舗のチームと対戦。勝ち進むと沖縄で本大会に参戦出来たりする。
ワタシが参戦していたのはメインがJAPANリーグ。ダーツライブ運営で、所属していたのは江東区ブロック。
基本的に都内のリーグはほとんどオートハンデ。初心者でも気軽に参加できます。
初めて出たのが2016年のシーズン3。
初心者でも気軽に参加できるとはいえ、出番は少ない。⋯のでとにかく観戦しながら騒いでいた(応援していた)
チームの中での求心力が高まったのか、いつしかチームのキャプテンを任されるようになった。
キャプテンは、野球で言えばプレーイングマネージャー。試合のオーダー決めが仕事だ。
ビートマニアのオフ主催とかもそうだが、自分はこういうリーダーシップを取るのが好きらしい。
キャプテンになってからは完全に競技としてのダーツを考えるようになる。
01のアレンジ(アガリやすい数字にすること)を勉強したり、クリケの戦略を考えるようになる。チームのメンバーにアドバイスしながらとなると余計に頭を使う。
この人の腕前ならセオリーではないがここを狙ったほうが良いかな⋯とか色々ある。
競技としてのダーツは成功すればダーツプロを目指したりして、どんどん高みを志していく。
一方で挫折することも多くなる。
自分は後者で、Aフラ到達したらパーフェクトという団体のプロを目指すといったこともあったが、目標のAフラにすら届かず挫折した。
試合のテンションの浅田斉吾と対戦してみたかったのだ。
近所のダーツバーには小野恵太、金子憲太、後藤智弥といったプロもいたのでよく遊んでもらった。
プロ相手に何とかノーハンデで勝ちたいと思ったけど無理でした。
実力が多少なくても、戦略でその差は多少埋められるので、ダーツをやっている方は勉強すると勝てる確率が上がると思います。
3桁の数字の暗算は出来るようになったほうがダーツにおいては便利です。むしろ必修科目かもしれません。
ワタシは心が折れて辞めてしまいましたが、ダーツに年齢は関係ないのでいずれ趣味として復帰すると思います。
「競技」としてではなく、「コミュニケーションツール」として。