Optimus45
所有しているストーブの中でも使い勝手が非常に良いのがOPTIMUS45です。火力自体はOPTIMUS00とほぼ変わりない(カタログ値00=1,750w 45=1,800w)のですが、タンク容量が大きく(カタログ値00=700ml 45=1,000ml)脚も固定されているため安定感があります。またオプションの五徳をつければ、寸胴やジンギスカン鍋なども安定して載せることができます。家庭用のガスコンロからすれば予熱だポンピングだと、使い勝手が悪いかもしれませんが、灯油の経済性などを考えると特に煮込み料理などはうってつけかと思います。それでは日常使いの様子をご紹介しましょう。
煮込み料理はOPTIMUS45が得意とするところです。中華のような高火力が必要な料理はOPTIMUS510やRadius 39に任せておきましょう。シチューなど長時間トロ火で煮込むならば、このストーブは理にかなっています。カタログデータから燃焼時間は4時間ですから、トロ火はさらに長く燃えています。(時折、ポンピングはしてくださいね)写真はオプションの五徳を付け24cmの寸胴(スノーピーク1992年頃購入)をセットしています。この組み合わせは本当にベストだと思います。
またジンギスカン鍋との相性も抜群です。五徳をセットすると29cmの鍋がフィットし、鍋の重さと相まってストーブは安定します。人数が集まるキャンプなどでは一台では心細いので、もう一台買い増ししました。流石に廃盤になっていましたが、ネットで状態の良いデットストックがあり購入することができました。これで10人前後のキャンプも対応可能になりました。ボロボロになったコットから生地を剥いでフレームを再利用、コンパネ敷いて1800×900のローテーブルを作ります。そこにOPTIMUS45のジンギスカン鍋2セットをセティングすれば場末の焼肉屋を彷彿とさせる光景が広がります。(このネタは次の機会に)
コールマンツーバーナーの筐体を再利用したOPTIMUS45ツーバーナーは、我ながら良いアイディアと思っています。収納も、本体に加え、燃料ボトルや工具を入れてもまだまだスペースに余裕があります。強風は厳しいですが風防もそれなりに期待できます。ハイスタンドをつければ立ちながらの調理が容易にできます。S環を引っ掛けておけば、使わないオタマなどをぶら下げておくこともでき便利です。また朝コーヒーは結構な湯が必要になりますが、一気に2リットル沸かすこともできます。
灯油ストーブの能力を遺憾無く発揮できるのが炊飯です。固形燃料とメステインを使用した放置炊飯は以前ご紹介した通りですが、仲間内のキャンプでは、それなりの量を炊飯する必要があります。火力を上げるにはポンピング、トロ火は内圧を抜く所作を音や匂いや湯気などをみながら調節してゆきます。蒸らし終わって蓋を開けた時、蟹の穴ができていた時は喜びもひとしおです。