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テッパンネタ

すべらない話ではありません。鉄板にまつわる話です。焼き物を作る際にフライパンや鉄板を使いますが、鉄板自体の厚さ・大きさ・形状に加え、熱源の大きさなども考えるとなかなか奥の深い話になります。もっとも調理技術という点が欠落していますが…

餃子に合う鉄板

鉄板に素材を乗せた瞬間に温度が低下してしまったら、盛り返すだけの火力があれば良いのですが、現実的には厳しいものがあります。となれば、鉄板に熱を保持させる必要があります。つまり鉄板の板厚を上げて蓄熱量を上げます。一方で蓄熱量が上がると、簡単に熱は下がらないので火力のコントロールは期待できません。ステーキなどは熱した鉄板で6面を素早く焼き固め、あとは余熱で中に火を入れるので厚い鉄板は都合が良いです。(ただ、鉄板自体を熱するのには時間がかかります)この調子で極厚鉄板で餃子を焼くと鉄板の蓄熱が大きく、蒸しと焼きのコントロールに難があります。餃子は火力調整をダイレクト反映させたいので、厚すぎるのはダメとわかりました。

板厚9mm 加熱に10分以上

鉄板に不要なもの

油やタレがこぼれぬよう、鉄板の縁が反り上がっている物を買いました。コンパクトで板厚も薄くコントロールしやすい鉄板です。表面には焦げ付かないような加工が施されていましたが、使っているうちに剥げてきました。もっとも焦げたところでスチールたわしで洗えば良いので、思い切って加工を剥ぐことにしました。研磨パッドとスコッチブライトで落とし素地が出たところでシーズニング。以降、チョイ焼肉で活躍しています。灯油バーナーとの相性は、熱がフレームリング辺りに集中し、板厚も薄いので熱のムラは出てきます。ここは、その特性を活かして鉄板の中心部で焼いて、周りで保温とすれば便利に使えます。

タレ漬け込み系には良いと思います

鉄板の穴

テンマクデザインの「ホルモン焼き板」現在は供給が止まっているみたいですが、ステンレスの焼板は珍しいのではないでしょうか。シマチョウや豚トロを炭火で網焼きした際、滴り落ちる油でファイヤーになりました。そこで改善を考えていた時に目に留まったのが、この鉄板(ステンレスですが)でした。使い勝手は油は落ちるものの、穴が小さく、かつ少ないためファイヤーになり難いです。使い込めば若干歪みますが気にならない程度です。縁がないので傾きによっては逃げ場を失った油がテーブルに滴り落ちます。穴にカスが溜まり洗うのが面倒ですが、1cm程度の六角軸ツイストブラシをラチェットスタビードライバーセットしてカチャカチャ擦ると簡単に落とせます。写真はMt.SUMI(マウントスミ)パーフェクトグリル(ミニ)にセットした様子です。もうひとまわり小さければ枠の中に収まり油でテーブルを汚すことはないと思います。

サムギョプサルはやめた方が良い

付録の鉄板

BE-PAL誌2019年11月号の付録「SHO’S肉厚鉄板mini」です。本来であれば2019年4月号の付録「SHO’Sステンレスmini焚き火台」とセットで使うべきでしょうが、一番実用的な使い方を考えた時、これに限るのではと思いました。トランギアのアルコールストーブと五徳に付録の鉄板を乗せ加熱。焼くものは、マルシンハンバーグがジャストフィット。見た目にも、最適な組み合わせです。胡椒をミルで挽きハンバーグに散らす。焼けてきたところで醤油をひと垂らし。なんとも言えない香ばしさが食欲をそそります。とても100円のおかずとは思えないクオリティー。

美しい組み合わせ。最適解。

ふるさと納税の返礼品

付き合いで、ふるさと納税をする羽目に。愛する?地元の税収を下げてまで返礼品をもらうのも本意でないので、本気の寄付しました。つまり3,000円程度の商品を10,000円で購入する感じです。寄付先の自治体に幸多かれと願うばかりです。さてそうはいっても使わない返礼品よりも実用的な返礼品を考えた時、意外に鉄板はバライティーに富んでいます。この鉄板は246㎜×138㎜、板厚6.0㎜とハンバーグ焼いたらいい感じになりそうでした。早速、チンチンに加熱しハンバーグを乗せたら6面焼き固めて、火を落としたら余熱で中まで加熱。少々焦げましたがいい感じに仕上がりました。ハンバーグをご飯に乗せ表面を割ると、肉汁がこれでもかと出てきます。年寄りが食べてはいけない料理です。

白米+肉塊+肉塊+肉塊

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