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好きなものは「遠いもの」

初投稿から時間があきまして、二つ目です。
金麦の好きなものについて

「遠いもの」が好きです。
は?ってなるかもしれないけど、聞いてほしい。
「遠いもの」とは、時間的、空間的、現実的、または立場的に自分と離れているもののことだと思っています。
金麦の好きな「もの」や「こと」はそこから生まれていると考えています。

時間的に遠いものとは、例えば歴史。好きだったのは日本史や世界史(今も好き)で、自分の生きていない何百年何千年と昔の世界やそこに住んでいた人々について知るのは楽しいです。またアンティークな家具や古着、老舗なども好きです。新しいものも良さがあるとは思いますが、年月が蓄積されているものは深みが出ていいですね。

空間的に遠いものとは、例えば旅行。自分の住んでいるところから遠く離れた、有名で人気な旅行先、またはひっそりと佇む秘境など、旅行をすることでいつもとは違う気分を味わうことができるのです。少し視野を広げると、世界の国々なんかも巡ってみたいです。ここはほんとに地球なの?と思ってしまうような場所は、まるで別世界です(だと思います)。もっと広げると、宇宙です。無限の彼方。果てしない空間。そこには全てがあると思います。こどもの頃から宇宙について考えるのが好きで、「渦巻くスーパーボールのような惑星や海のように青い銀河、灼熱の恒星のような、幻想的な風景は何にも代えることができない」と理由づけていましたが、実は「自分のいるこの場所から果てしなく、気の遠くなるくらい遠い幾億光年の宇宙」というのが根幹にあるのだと思います。

あとは…現実的に遠いものですね。これは少し解釈が難しいです。つまりは虚構(フィクション)のことだと思います。現在の常識とは異なる、空想の世界。物語、魔法、喋る動物、SF、仮想現実(バーチャル)、アニメ、映画、漫画、ボーカロイド。非現実的なそれらは、わたしたちの住む世界とは別の世界、別の時間軸、別の常識を持っています。そのかけ離れた世界が金麦に「好き」という思いを与えてると思います。例えばディズニー映画に出てくるような「魔法の国とプリンセス」、「映画『アバター』シリーズのような世界」、「『葬送のフリーレン』のようなアニメ」、「初音ミク」、「VTuber」なんかも好きです。特に金麦は(ツイッターでもわかるように)VTuberが好きですが、それは「次元の違い」が生み出しているとも考えています。二次元というアニメやVTuberが存在する世界は、わたしたちの生きる三次元からは干渉されません。干渉することができないのですね。そんな「わたしたちの感じる現実」から遠いそれらに、私は大きな魅力を感じています。

そして最後に立場的な遠さです。これはある程度型は決まっていて、誰もが感じるものだと思います。あなたの好きなスポーツ選手や映画スターや俳優、ミュージシャンなどの有名人を思い浮かべてください。それは、今のあなたとは容姿が違うだけでなく住む世界も違います(あなたが有名人でなければね)。当たり前のことですよね。言わずもがな、金麦も何の有名人でもないです。人気も、名声もないです。そんな人々にとって、有名人は「手の届かないような憧れ」の存在ですね。それが立場的な遠さです。これがあることで私たちは有名人が「有名人であるという理由」で好きになるのです。もちろん有名人は「有名」たる所以があるので、そこから考えてもいいと思います。しかし結局のところは「その人にあって自分にはない」という立場的な遠さに行き着くと思います。

最後に

金麦の好きな「遠いもの」は理解できたでしょうか。
私は好きなものには、ちゃんと理由があると思っています。
金麦の場合それは「何か遠いもの」であり、ふわっとしていながら、しっかり共通項を有しています。

最後に、少し難しい内容となりましたがここまで読んでくれてありがとう。
これからも金麦をよろしくお願いします。

金麦

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