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【アニメ感想】HIGHSPEED Étoile ハイスピードエトワール

こんにちわ、うなぎと申します
本日は、私の記事を開いて頂きありがとうございます

今回は、アニメの感想をお伝えしたいと記事を投稿いたしました

「HIGHSPEED Etoire ハイスピードエトワール」(以下ハイスピ)は
何としてでも感想を書きたいと思ったアニメ作品です
このアニメは私にとって、1番大事なアニメと同じミームを持つ作品だからです

「ユメヲジツゲンスルタメニイキル」

このセリフの元ネタが分かった方、ナカーマ(*・∀・)人(・∀・*)
(古くて申し訳ございません)


◼️めちゃくちゃ惜しい作品


私はハイスピが好きです

そして、ハイスピは個人的に「めちゃくちゃ惜しい」作品です
豪華な声優さん、かっこいいマシン、かわいらしいキャラクター
大勢のスポンサー達、色々と恵まれています
キングレコードの力の入れようが伝わってきます

ただ、物語が光る時と、そうで無い時の差が大きく
頭空っぽで「面白い!100点!!」とは行きませんでした

「もっと磨けば絶対もっと面白くなる」
そう強く感じさせる作品である事は間違いありません

ハイスピを評価する上で基準となったのは
新世紀GPXサイバーフォーミュラというアニメです
(新世紀GPXは「フューチャーグランプリ」と読みます)

幼稚園児だった私を釘付けにした個人的「伝説のスーパーアニメ」です
サイバーフォーミュラは成人してから、もう一度試聴しました
ブルーレイBOXも持っています

サイバーフォーミュラをシンプルに説明すると
「F1を超えた近未来モータースポーツを題材としたレースアニメ」です

マシンが変形して、ブーストして600km/h以上でかっ飛んで行く様は
幼稚園児の頃からずっと忘れませんでした
大人目線から見て、物語も十分に面白いです

ちなみに、TVアニメのサイバーフォーミュラは
おもちゃの売れ行きが芳しく無かったので打ち切られてた事を
大人になってから知りました🥶
TVアニメの最終回の時にギャン泣きしたのを覚えています
「アスラーダ終わるのヤダー!!」と🤣🤣🤣

話を戻して、ハイスピとの共通点は

  1. 無公害の動力源の採用(水素エンジン、モーターなど)

  2. AI搭載のレースマシン

  3. 近未来

この3点です

ハイスピの存在を知った時、こう思いました
「これ、サイバーフォーミュラじゃね?」と
「サイバーフォーミュラが蘇ったんじゃね?」と
「黄泉の国から戦士達が還って来た!!」と🐗

サイバーフォーミュラは私にとって唯一無二のアニメ作品です
そのアニメを彷彿とさせるアニメが今になって再び世に出ようとしている
こんなに嬉しいことは他にありません

ハイスピはワクワクを思い出させてくれたのです

ただまぁ、当時の反応を振り返ると
完全に軽い躁状態だったかもしれません🤣

◼️輪堂凛と風見ハヤト


ハイスピの主人公は輪堂凛(りんどうりん)という女の子です
相棒はAE(人工自我)のami(あみ)ちゃん

サイバーフォーミュラの主人公は
風見ハヤトという14歳の少年(TVアニメ基準)
相棒はスーパーニューロコンピュータのアスラーダ

人とコンピュータの主人公コンビも共通点でしたね☺️

輪堂凛(以下、凛ちゃん)は、いわゆる「アホの子」です
ニートでゲーマーな生活をしていたところ、何故かドライバーとして採用されます
風見ハヤト(以下、ハヤト)は、イキの良い思春期の少年で
アスラーダを巡るいざこざに巻き込まれる形で、ドライバーになります
2人ともドライバー志望では無かったのも共通点ですね

3つではなく、5つ共通点・・・・・・
ん、間違えたかな?

お菓子を食べる凛ちゃんの「ゆる〜い」雰囲気は大好きです

可愛いだけなら大して気にもしないのですが
凛ちゃんは最初から不思議な魅力があるキャラでした
あと、すっごい良い子です

彼女は、レース中にキリッとした表情を見せる事があります

お菓子やコロッケを、もしゃもしゃ食べる時と違う
非常にカッコいい一面があります

凛ちゃんは非常に努力家なキャラクターです
元々はバレエ志望でしたが、どんなに努力しても埋められない差があり
過度なトレーニングが祟って怪我をして、差が決定的になり挫折してしまいます

amiちゃんとの出会いは、とあるレースゲームを凛ちゃんがプレイしていた事から

凛ちゃんがアクセルとブレーキも分からない段階からランクトップになるまで
上達する過程をアルゴリズム的に無視できず、気がつけばamiちゃんの中は
凛ちゃんのデータで一杯になったとの事

ハイスピ世界には、絶対的な強さを持つ2人のドライバーが存在します
「キング、クイーン」と、そのまんまの呼び名ですが、非常に速いドライバーで
この2人に勝つのは至難の業である事が作中で語られます

怪物を倒すのは、畏れ知らずの勇者の役目
そう考えての設定かは分かりませんが、amiちゃんは彼らと対峙する
ドライバーとして、「キングとクイーン」を知らない凛ちゃんを選びます

アニメを見れば分かりますが、凛ちゃんとamiちゃんは良いコンビです
それこそ、ハヤトとアスラーダを彷彿とさせます

ハヤトとアスラーダは互いに互いを高め合い
「人と機械の融合、その完成系の一つ」と呼ばれるまでの存在になります
アスラーダは学習型とも呼ばれ、人と共に成長するように作られています
amiちゃんは、アスラーダほど成長する姿は描写されていなかったと
私は認識していますが、終盤での凛ちゃんとamiちゃんのやり取りは
互いを高め合うパートナーそのものです
アスラーダもamiちゃんも、パートナーと共に走ることを楽しんでいると感じます
「魂の駆動体」という小説があります
その小説は「走る事は魂を解放する事に等しい」と教えてくれます

人工自我である彼女は「もっと早く走りたい」という欲求があります
しかし、amiちゃんには「人命を最優先する」ようにプログラムされているのと
設計上の限界で、最終的に走りが画一的になってしまう制限が存在します
彼女だけでは、思った通りに走る事ができません

それは非常に窮屈です

アスラーダもamiちゃんも現実のAIを遥かに凌駕する性能を持っています
しかも、道徳的で倫理観に優れています
彼らは人と共に歩み自らの夢を叶えようとします
メモリーが凛ちゃんのデータで一杯になっているせいなのか、amiちゃんは
凛ちゃんと共に走る事で「もっと速く走る」事を叶えようとしていました
私はamiちゃんに人間味を感じます
だって、好きな人と夢を叶えたいと言っている様な物なのですから

ハヤトとアスラーダが実現したモノが
彼女達に引き継がれたのかと、身勝手に思ってしまいました

◼️ハイスピとサイバーの違い


面白い相違点として、サイバーフォーミュラ(TVアニメ版)は2015年で
ハイスピは2034年、2035年が舞台設定です
マシンデザインは両方の作品ともに非常にカッコいいです

サイバーフォーミュラは、よりアニメ的かつ未来デザイン
ハイスピは、現実を延長したアニメ的なデザイン

現実に近いデザインはハイスピの方です
サスペンションアーム、エアロトンネル、ディフューザーの形状が
現実のF1を彷彿とさせます

設定となる年代だけを比較するなら、ハイスピはサイバーフォーミュラより
20年も後な訳ですが、マシンデザインは現実に近いというのが実に興味深いです
サイバーフォーミュラはOVAの「SIN」という作品になると
更にかっ飛んだデザインの「凰呀 AN-21」というマシンが登場します

これが、また凄まじくカッコいい

しかも、現実とフィクションの塩梅が絶妙です
河森正治デザインの真骨頂なのかも知れません

ハイスピのような後発作品は、必ず彼らと比較される宿命にあります
もし、私がアニメを作る仕事をする人間だったとして
サイバーフォーミュラのようなアニメを作ろうと思うか?
私なら断念します
まず、レース物は受けないし、本数も少ないので作成のノウハウがありません
スポンサー集めは大変だし、円盤が売れるかも実に不確実性が高い
旨みが見えないビジネスです
マネタイズ(収益化)出来るか分からない以上、会社としては難色です
自分が払ったコスト(努力諸々)が報われず
内外から否定的な意見を受けるかも知れない
それに、サイバーフォーミュラという金字塔の存在がある
ハイスピのプロジェクトは難行だったと思います

だからこそ、私はハイスピを産み出したクリエイター達に感謝を伝えたい

ありがとう
長年の私の夢を叶えてくれて

本当にありがとう


「ここをこうして欲しかった」という要望はあるけれども
ハイスピを作ってくれた事は何にも勝る喜びだったのです、と

◼️さいごに


HIGHSPEED Étoile(ハイスピードエトワール)放映中は
私にしては珍しく1週間が待ち遠しく感じました

心の病を患って休んでいると
時の流れの速さが恐怖になります

しかし、ハイスピを見て、次の回を待っている数ヶ月は
そんな恐怖を忘れる事ができました
最終回を迎えて、ちょっと寂しい気持ちになったのも久しぶりです

凛ちゃんが乗るマシンのミニカーとか出たら買いたいのですが
たぶん、それは無理筋なのかもしれません
ただ、言うだけはタダで、静かに待つのもタダだと開き直っています
ブルーレイは全巻購入したので
凛ちゃんのねんどろいどが届くのが楽しみです

ハイスピを作ってくれたクリエイターの方達に感謝しております
本当にありがとうございました

そして、ここまで長文を読んでいただいた方も、ありがとうございました
今年も終わりを迎えますが、来年が皆さんにとって良きものになる様に


誠にありがとうございました 失礼いたします

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