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精神病とキリスト教と悪霊

おはようございます。
お読みいただき感謝します。

今日は、扱い難いテーマですが、頑張って書きたいと思います。
というのも、私は精神疾患当事者でもあるからです。

精神疾患について、日本のキリスト教界はあまり積極的に語りたがらないかもしれません。
とくに新約聖書の福音書には、いわゆる「悪霊に憑かれた人」も登場し、そういう人がキリストによって、悪霊を追い出して頂いて正気に戻る、というような例もあるのですが、じゃあ世の精神疾患は全部悪霊の仕業なのかというと(教会やクリスチャンによっては全部悪霊のせいとして追い出しをしようとする場合もあるが)、実際目に見えるものではないので、「よくわからない」し、その上、もし悪霊のせいとしても、現代のクリスチャンが、キリストのように悪霊をスッキリ追い出すわざができるとも限らないし(できる人もいるかも知れないけど)、何より医学が発達した今、多くの効果ある薬もあります。病院で治療して改善していく例もある。
でもだからと言って、この世に悪霊の働きなどない、というのも、キリスト教的には違うわけです。
そういうわけで、おそらく大半のクリスチャンはこの問題に対して「祈るしかない」という見解に達するものと考えられます。

これね、本当に難しい問題だと思うんですよ。
「信仰を持ったら、精神病も治るんじゃないか」
っていう淡い期待を私は受洗前に抱いてしまったんですよね。でも10年経ちましたが今も精神科にかかっています。
以前あるクリスチャンの先輩に精神科通院を言ったら「信仰があるんだから。。。」と言われたこともあります。それは精神疾患を気合があれば治ると言っているのと同じだと思うんですよ。そういう認識の人は今も多いように思うんです。

で、私の見解ですが、私の精神病については、もともと発症因子があったとおもわれるのとプラス、悪霊の影響もあったと思います。というのは、私はクリスチャンになる前はオカルトマニアというか、神社めぐりや占い好きが高じて、そういう魔術的なものに手を出してしまったから。今もやっている人は、いると思うんですけどね。キリスト教では、神の忌み嫌われるものとしてこうしたものは罪として扱われている。私はのめり込んでメンタルおかしくなってしまったけど、そんなにのめり込むほどでもないけどやってるという人も気をつけてください。悪魔は本当にいて、そしてたびたび、「神々」や天使に擬装して現れますから。

だから、私が精神を病んでしまったのは、良いことではないけれど、それ以上私がオカルトにはまって身を滅ぼさないように神様が与えて下さった報いであり恵みでもあると今は捉えています。

最後に、今精神を病んでいる方へ、私も同じように病気持ちでたくさんの助けを受けて生きています。大変と思いますが、もしお薬のほかにも精神的な支えがほしいなら、主イエス・キリストという最高の医師がいます。あなたの病は完全には治らなかったとしても、ずっと支えてくださる方です。私はこの方に頼ることもおすすめします。

また、ご家族や知り合いに精神疾患を持った方がおられる方へ
私は当事者の一人で、医者でも何でもないので何も言えませんが、精神疾患は長期戦になることが多いのですが、自分と相手の両方の心身の安全のために、ときに入院も選択肢に入ってくることと思います。支えるあなたにも大切な人生があります。支援制度はフルで活用してください。
あなたの大切な人が、回復していけるようにお祈りします。

お読みいただきありがとうございました。
主の平安がありますように。





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