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働きながら第二種電気工事士の資格を取った話


 全く電気の知識のない私が、第二種電気工事士の資格を半年かけて取得した流れについて書いてみる。

 結果として、私は筆記試験は46/50点で、実技試験は一発で合格した。合格率は筆記6割、実技7割、一発合格率40%以下だと言われている。資格勉強の時系列が下記の通りである。

時系列

 2023年 6月       第二種電気工事士の試験について
           調べた
     7 月    筆記試験の勉強を開始
     9  月   筆記は受かることを確信する
     10月   筆記試験合格&実技試験の勉強を
                                始める
     11月   実技が難しくて心が折れかける
     12月   実技試験合格
 2024年 2  月   免状が届く

 筆記試験に関しては6割で合格であり、7~8割過去問と同じもしくは似た問題が出題される。私は、過去問を過去10年分を一周したが、同じ問題が多く出るので実際は5年分位でも余裕で合格すると思う。
 ネット上には「計算問題は捨てても受かる」というサイトもある。しかし、計算問題も知ってしまえば簡単な公式の組み合わせでしかないので、切り捨ててしまうのはもったいないと感じた。

 勉強方法は、参考書や過去問題集(10年分)、スマホのアプリ、Youtubeの動画で行った。平日は一日10分でもいいので勉強することを意識した。


お世話になった参考書

 技能試験に関しては、一つのミスで失格なので、確実に欠陥なく作業することが求められる。13問の公表問題から一問が出題されるので、事前に練習ができる。
 実際の試験では、単線図が記載されているので、それを複線図に書き直し、実際に支給された部材を使用し一つの作品を40分で完成させる。

複線図の練習 

 実技試験は、Amazonで練習キット3周分と工具セットを購入して練習した。最初は、40分で作品を完成させなければいけないところを2時間かかった。しかし、練習を重ねると平均25分程度で出来るようになった。


技能試験練習風景

 実技試験では本ではなくほとんどYoutubeの動画でやり方を真似て練習した。動画がなければ確実に受からなかったと思う。また、まんべんなく練習するのではなく、苦手な箇所を反復練習することと、複線図を完璧に書くことが、合格のポイントだと感じた。

 実技の勉強は楽しかった。

 試験当日は、作品を20分程度で完成させた。多分、受験者全体の中でも早い方だったと思う。帰りがけにほかの受験者の作品を見てみると、完璧にできているか全くできてないか二極化しているように感じた。

 かかった費用は、受験代9300円 免状申請代5300円 工具&部材代4万くらい、参考書代1万 交通費1万円 合計8万くらいだと思う。

 第二種電気工事士試験は、まじめに勉強すれば電気の知識がゼロで働きながらでも確実に一発合格する試験である。ほかの勉強と同様、重要な箇所と、どうでもいい所の見極めは重要である。また、合格するまでの費用が高いことが難点である。

 第二種電気工事士取得のメリットは、一般家庭や店舗のほとんどの電気設備を触れることが出来ることである。仕事だけでなくDIYする人も活用できると思う。また、第一種電気工事士と違って、実務経験が求められないので、誰でも受験することが可能である。

 結論、第二種電気工事士に受かったが、電気のことは奥が深すぎてよく知らない。

「勉強すればする程、自分が無知であると気づく」

 一生勉強は続く


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