刺繍を始める前の迷子時間
いざ刺繍をやろうと思い立っても、どんな図案にしようか迷いますよね。
簡単なものがいいのか、それとも少し凝ったものに挑戦してみるべきか。
あれこれ考えているうちに、手が止まってしまうことも多いです。
私はピンタレストをよく見るのですが、すてきな作品がとめどなく出てきて一向に決められません。
「これもいいな」「あっ、こっちもかわいい」と、次から次へと目移りしてしまいます。
気が付けば、1時間近くも眺めているなんてことがざらにあります。
1時間あれば、実際にはかなりの量の刺繍が進められるはずなのに、その時間をすべて図案選びに使ってしまうのです。
だからといって、ピンタレストを見るのはやめられませんね。
世の中にはこんなにも素敵なものを作る人がいるんだと思うと、心がわくわくしてきます。
手を動かしていないはずなのに、不思議と「ものづくりの一部」を楽しんでいる感覚になります。
今回はそんな「迷子時間」を経て、1色で刺す図案をやってみることにしました。
1色刺繍であれば全体が統一されてまとまりやすいし、途中でモチーフを変えたり、付け足したりといったアレンジも気軽に楽しめます。
それに何より、色数を減らすことで刺繍に対するハードルもぐっと下がる気がします。
ピンタレストで見つけたこの画像を参考に、ツバメを中心に植物のデザインを周りに広げていこうと思います。
ツバメのシンプルなラインに、葉や枝の柔らかな曲線を合わせていくイメージです。
ただ、1色だからこそ、どの色を選ぶかでまた悩んでしまいます。
青や赤、黒など、どれを使ってもきっとかわいく仕上がる気がしますが、それでも「これがベストだ」と決めるのはなかなか難しいですね。
とりあえず、悩みながら材料をそろえに行ってみます。
次は、実際に刺してみるところから始めようと思います。
この迷子時間がどんな仕上がりに繋がるのか、自分でも楽しみです。