物の値段を安くするには

価格破壊
昔こんな広告をよく見ました。
どんな値段になっているのだろうと
広告を良く見たり、お店を覗いてみたり。
安くなっているのだろうけど、
あまり感動した記憶はありません。
企業は自らを維持していかなくては
いけないので、
仕入れ価格以下の値段で売ることは
普通あり得ないだろうし、
破壊された価格は
特別な場合を除いて
仕入れ次第だと思われます。

では価格破壊だと言える相場は
どんな感じなんでしょう。
良く分かりませんが、
例えば、フリマアプリで購入した
コーチのバッグが10,000円だった。
かなりいってます。
フリマアプリでも未使用品だと
値付けがもっとするでしょうし
やはり、使用感のある物で
やっとこんな感じなんでしょう。
身近な例で言えば
100円ショップで家庭用の
プラスチック製品を初めて購入した時は
ちょっとした価格破壊を感じましたね。

だけども、いろんな業界で
価格破壊が起こったら
経済はおかしくなるだろうし
所得も増えないだろうから
現実には難しい事なんでしょう。

仕入れ価格≦売価が前提の世の中だし
それはいつの時代になっても
基本変わらないものだから
世の中を大きく動かすのは
とても難しい事です。
でも、
消費者が何を買うかという具体的な行動は
物事を根底から覆す事が
出来るように思います。
仕入れ価格≦売価と関係ない所に
メスを入れるのです。
例えば、
ここ数年で家族葬が増えてきた
お葬式の相場は落ちているのではないか。
お葬式の感覚が2〜300万円から
100万円以下になっているように思います。
今日の日経新聞に
Z世代の若者はブランドネームより
自分の個性を強調出来る物を選ぶ。
新品よりも古着を買う傾向が
強くなっている。
とか、
ミャンマーで竹を使った住宅を
スマホ並みの値段で提供している話。
日本円で15万円程だというから
これはまさに価格破壊かと思いました。
ミャンマーと日本では
気候も違うし住宅に対する考え方が
違うでしょうから
そのまま日本に持って来れるかなんて
現実的ではありませんが、
もし100万円で家を提供出来たら
イノベーションです。
もしこれが可能になるとしたら
買う人の意識が変わる以外に
方法はないでしょう。
買い手の意識が変われば
社会を大きく変えて行く事が出来る。
何を買うか。
買い手に与えられた
大きな武器なんだと
改めて認識する必要があると思います。




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