初星温泉チームを大会で使ってみた結果と所感
2024/9/13にユニオンアリーナに学園アイドルマスターが参戦しましたね。
今回はこの学園アイドルマスターに登場する倉本千奈、篠澤広を使用したデッキ(通称 千奈広、補修組)についてです。
本記事ではこのデッキ名を「初星温泉チーム」として進行します。(塩島弾さん命名)
目次
本記事の流れを以下に示します。
・デッキレシピと採用理由
・展開
・大会結果
・まとめ
デッキレシピと採用理由
早速、大会に持ち込んだデッキレシピを紹介します。
デッキレシピは以下になります。
初星温泉チームのデッキタイプはアグロに分類されます。
大まかな戦い方は、2500BPを1500バフして4000になったうえで襲いかかるといったものです。
デッキ内の最大必要エナジーが3と軽く、エナジーを整える速度が他のデッキよりも1~2AP早く済むため、早期から点を取りに行くことができます。
必要エナジーが少ないため、全体的にBPは非常に低く、最大2500BPとなっています。
BPが低い点を各種カードで補い4000まで鍛え上げて、壁を超えていきます。
足りないものをみんなで補い合って強敵に挑んでいく様はまさに補修組そのものです。原作再現ですね。
次にこのデッキで勝つための鍵となるカード達を紹介します。
0/1 広
0エナですが自力で2500になることができ、その条件も緩いです。
1ターン目に最も登場させたいカードです。
0エナを複数引いていれば、2ターン目から前出しして点取要因として扱います。
このデッキにおいて2500は4000と同等のため、この時点でメインアタッカーがもう確保できているのです。
更にレイド元です。
レイド広は面に必ず欲しいカードになるため、どちらにしてもこのカードはとにかく場に出していたいのです。
更にアクティブトリガーまで付いています。
盾から捲れた場合も仕事ができます。さすが飛び級で大学卒業しただけあります。
上記で述べた通り0/1広は弱い点がないんです。
1/1 佑芽
このカードは4000になるとインパクトを得ることができます。
1エナですがこのデッキのフィニッシャーです。
1/1佑芽を多面展開して全体強化して複数インパクトを確保してゲームに勝つ流れは度々発生します。
そのため、このカードは可能な限り場に出したいですが何も考えず前出しして良いカードではありません。
「あと1点取れば次ターンリーサルを組める」「相手のインパ無効を潰したい」等の考えがあって前に出すべきです。
他にアタッカーがおらず出すしかない場合ももちろんあるため、そのときは使いましょう。
3/1 広
このカードは実質ファイナルのような役割を持ちます。
登場時効果によりBP2500以下のカードのAPを-1することができるため、踏み倒しが可能となります。
このカードは初星温泉チーム最大の動きをする際のパーツになりますが、あえて場外に率先して配置します。(2枚目以降は手札に抱えます)
最大展開はデッキ解説後に紹介します。
レイド千奈
初星温泉チームで最も重要なカードです。
このカードは2/1千奈や3/1千奈を使って手札に加えられるよう全力で動いていきます。
登場時に2500以下を対象に取ってアクティブ+1500パンプします。
キャラクターを手出ししたターンに速攻でアタッカーに変換できるためゲームのテンポを作ることができます。
このカードを先行3ターン目に着地できれば最大で3ターン目までに4殴りを実現できます。ライフの過半数を取れるということです。
起動メインは手札を捨てて登場時効果を再度使用できます。
そのため、千奈着地ターンに4000の3殴りは決まっているようなものです。瞬間火力がすさまじいです。
合わせて述べておくべきことが、このカード自体もBPが2500であるということです。
レイド千奈を素出しした後にレイド千奈をレイド出しすれば4000の2殴りが1ターンで用意できます。
つまり手札にどれだけダブついても腐らないということです。
このカードがBP2500であることの利点は他にもあり、3/1広で踏み倒してレイドさせることもできます。
また、レイド広の効果で場外からサルベージすることもできます。
このデッキがスペシャルを打たれるならば、レイド千奈を焼かれますが、レイド千奈は再利用が効くためそれほど問題でもないのです。
つまり、スペシャル受けも良いのです。
場外にレイド千奈を置いておけば、3/2莉波の効果により場外からレイドさせることもできます。
3/2莉波を前出ししておけば手札消費1枚で4000アタッカーが2面並ぶのです。
初星温泉チームにおいてレイド千奈がどれほど重要か伝わったかと思います。
また、このデッキが場外もリソースとして利用する縦横無尽なデッキであることも察しの良い方には伝わったかと思います。
そうなんです、このデッキはいたるところからカードをプレイできる面白くて強いデッキなのです。
その到達点となるのがレイド千奈なのです。
3/2莉波
2AP要求で容易に使用するにも難しいカードです。
手札、場外にカードが揃っていないと使うことはありません。
このカードをゲーム序盤にエナジーラインに着地できれば、そのゲームでエナジーを気にすることはほとんどなくなります。
初星温泉チームは先にも述べた通り3エナジーで動くデッキです。
そのため、2個玉を一度確保できれば残り1エナジーを用意するだけですべてのカードが使用できます。
カード2枚で3エナジーを確保できれば、エナジーラインも自由に使えますし前出しをより積極的に行っていけます。
このカードも最大展開で使用するカードです。
最速で最大展開をしたいので序盤から手札に抱えたいため、3枚採用しています。
1ゲームで1回以上は使用したいですが、序盤から2枚手札に抱える必要はないです。
そのため、序盤で2枚手札に抱えた場合は捨て札としての優先度が自ずと高くなりますがそこは相手のデッキタイプと自分の手札、場外と相談しつつ臨機応変に動きましょう。
思考停止で2枚目を捨てると、拾えるゲームを拾えなくなることもあります。
可愛いと可愛いで可愛い!
自分の場の2500以下をすべて1500パンプし、そのうち1枚にインパクトを付与する効果です。壊れてます。
相手からすると見えていないインパクトのためインパクト無効の供給が間に合わず、こちらが速度勝ちすることもあります。
このカードは手札にあるからといって即打ちして強いものではありません。
4殴り盤面を形成できることを確認した後に使用しましょう。
面に2500が殴れる状態で4枚確保しないと打てないのかといわれるとそうではありません。
初星温泉チームにてこのカードが適用されないレイド広は例外です。
そのため、3殴りの面を形成してこのカードを使用した後にレイド広を着地させれば、それで4000の4殴りが実現できます。
このカードは基本的に手札に抱え続けます。
リーサルが見えている場面での使用や、無理やりにでも点を通して次ターンリーサルを確保するために使用したりします。
おおよそ1ゲームで1枚使用します。
調子が良ければ2枚使用する程度のため3枚採用としています。
展開
初星温泉チームの最大展開を紹介します。
以下の準備状況を目指しつつゲームプランを組み立てます。
事前準備
・場外:3/1広
・手札:3/2莉波,レイド千奈,2500札,捨て札
・場:千奈を含めて3エナジー
展開方法
・2AP→エナジーに3/2莉波
⇒登場時効果で場外から3/1広をフロントに登場
⇒踏み倒しでレイド千奈(フロント移動)
⇒登場時効果で3/1広対象で1500パンプ+アクティブ、自身も1500パンプ
・1AP→2500札をフロントに登場
⇒レイド千奈起動メインで手札1枚を捨てて2500札対象で1500パンプ+アクティブ、自身も1500パンプ
上記の展開により盤面が空の状態から4000の3殴りを確保することができます。
手札から登場させた2500札が3/1千奈であれば1ドロー、1/1佑芽であればインパクトになります。
事前に1面を用意できていれば4殴りになります。
つまり、前ターンからこの動きを狙って準備できていれば、3体まではブロックに使ってもいいということです。
受けに回す札を確保できると知っておけば、不利な状況にも陥りにくくなるでしょう。
以下の場合でも同様の展開ができます。
事前準備
・場外:レイド千奈
・手札:3/2莉波,3/1広,2500札,捨て札
・場:千奈を含めて3エナジー
展開方法
・1AP→3/1広をフロントに登場
・1AP→踏み倒しでエナジーに3/2莉波
⇒場外からレイド千奈(フロント移動)
以下略
上記を満たしておけば、4000の即3殴りが実現できることを知っておけば、ゲームプランの立て方も変わってくるでしょう。
このデッキの偉いところは、必要パーツを探しに行くサーチが2/1千奈かつBPが2500であるというところです。
これにより無理なくエナジーに千奈を確保することができます。
上記展開をした次ターンに盤面が返ってきた場合は、レイド千奈で再び4000を作ろうとしても2面までしか確保できません。
そこで活躍するのが、可愛いと可愛いで可愛い!です。
全面パンプは伊達じゃないです。さらにインパクト付与もあります。
大会結果
2024/9/22に秋葉原で開催されたローTV CUPという非公認の3on3に初星温泉チームを握って参加してきました。
結果は以下の通りです。
・1戦目:信号機 勝
・2戦目:アンティーカ 勝
・3戦目:アンティーカ 勝
・4戦目:初星温泉チーム(ミラー) 勝
・5戦目:零番隊 負
4-1でした。
個人戦績としては、かなりやれたのではないかと思っています。
戦法は全試合ブレることはなくアグロです。
信号機対面
とにかく先に動かないと負けるとわかっていたので、速度重視で多くの殴り回数を確保できるように意識して動きました。
また、相手の面に4000ばかりが並ぶことは把握しているため、継続的に4000で殴れるようにリソース切れしないため、3/1千奈を多用しました。
結果としては勝てましたが、お相手の手札にレイド手毬をもう1枚確保できればインパクト2面で負けていました。
有利に動いても紙一重で負けていたので、信号機はやはり強いです。
アンティーカ対面
2戦目アンティーカはお相手の0事故でした。
アグロのため殴り数と速度はあり、落としてはいけない対戦で勝ててほっとしました。
3戦目アンティーカはお相手もある程度動いていました。
レイド魔美々がお手軽2000焼きのため常時緊張していましたが、自分は2500で面を作るため、1体取るには必ず2/1三峰を要求します。
そのため、三峰の枚数を数えつつ対面していました。
殴り速度と殴り量で、ゲームテンポを常時掴んでいたことが勝因になったのかと思います。
レイド魔美々のインパクト殴りを1度しかされなかったため何とかなった印象です。
初星温泉チーム(ミラー)対面
先攻を取られて先殴りを許してしまいました。
また、返しターンで2点もぎ取ろうとしたら盾1枚目でスぺを踏み、点を取り返せずターンを返してしまい終わったと思いました。
手札、盤面的に最大展開をするにはファイナルが必要な状態で、ファイナル引かないと捲るチャンスを失うといったところで、なんとファイナルをドローできました。
最大展開で一気に点を詰め、面を埋めてゲームテンポを無理やりこっちのものにしてそのまま勝てました。
ファイナル引けなかったらもう1ターン行動が遅れており、負け濃厚でした。
零番隊対面
苦手対面だと練習時点で知っていました。
先攻2ターン目で殴りに行ったところ盾スぺを踏み、メインアタッカーとして残したかった0/1広が吹き飛びました。ままならないね。
その後、最速で霊王宮が着地する様子を見て頭抱えました。
返しターンでレイド千奈を絡めて4000の2殴りを実現しましたが、返しターンにレイド千手丸でレイド千奈が亡き者にされ、2枚目の霊王宮が爆誕していました。あんまりですわ。
本来であればレイド千手丸の登場時効果で手札を捨てるためリソース管理を要求される零番隊ですが、こちらの面は2500しか並ばないため手札を切らずに皆殺しできます。浮いた手札で面も埋めることができます。
もうボコボコにわからされました。
4/1一護にインパクト無効もついており、リーサルが見えることもないまま負けました。
誰ですの!ベーシック環境ならいけると息巻いたお馬鹿さんは!
まとめ
ベーシック環境には間違いなく苦手な対面が存在します。
軽い条件でBP3000以下を焼却するデッキには手数も受け札も消されるためつらい対面になります。
1エナステップが無理せず入るデッキもテンポを掴みにくいです。
(これら2つを満たすのが清夏リーリヤという事実・・・)
小型焼きのないデッキやある程度準備を要するデッキ対面であればアグロの強みを存分に叩きつけることができます。
結論としては、ベーシック環境において環境や流行を見て選択するデッキとしては大いにアリです。
その結果が今回の4-1にも繋がったのだと思っています。
このデッキは十二分に強いデッキと言っていいでしょう。僕は大好きです。
以上、初星温泉チームのデッキ内容と大会に持ち込んだ結果でした。
ここまで長い間、読んでいただきありがとうございました。
興味を持った方はぜひ初星温泉チームを組んでみてくださいまし。
良ければ私の担当である清夏に関するnoteも読んでみてください。
【ユニオンアリーナ】紫雲清夏というアイドル|マド (note.com)
清夏の魅力をネタバレなしで語っておりますので是非読んでください。
そして清夏のことを好きになってください。
以上ですわ。
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