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子供に親のがんをどう伝えるか~ ホープツリーについて~
皆様こんにちは。マツドロップです。
私は薬剤師として働いているのですが、その中で学んだことを共有したいと思います。
「自分ががんになったとき、自分の子供にどう伝えるか」についてです。
AYA世代とは
AYA世代( 15~39歳)という言葉をご存じでしょうか。
AYA世代(アヤせだい、英: adolescents and young adults)とは思春期・若年成人世代。「AYA世代がん」という文脈で使われることが多く、15~39歳の間に発生するがん(悪性腫瘍)を指す(Wikipediaより)
AYA世代のがん患者さんは、特有の悩みが多いです。
育児をしている場合、病気についての子供への説明や教育の点についても、非常に悩ましい問題です。
ただでさえ、がん告知をされて間もなくの状況では、自分自身の受け入れも難しいタイミングという中で、とても負荷がかかる問題です。
従って、周りのサポートが重要となります。
【おすすめ】HopeTree(ホープツリー)
そんな中、「まずはこのHPを見て!」とお勧めできるのが下記NPO法人サイト「HopeTree(ホープツリー)」です。これは本当によくできています。
医師、看護師、医療ソーシャルワーカー、臨床心理士などが監修しており、
薬剤師の研修会でも度々取り上げられるくらい完成度が高いです。
・親に向けた情報
・子供に向けた情報 (お勧めの絵本なども紹介されています)
・医療者向けの情報 などに分かれており、
一部引用しますね。
子どもに伝えるときは3つの“C”を念頭におく。
①それはCancer(がん)という病気。
②それはCatchy(伝染)しない。
③がんは、あなたが思ったことや、やったこと、やらなかったことがCause(原因)ではありません。 etc.
医療者と教育関係者がそれぞれの立場を活かしてサポートすることが理想ではないか?
私自身は、ほんの一部ですが、仕事である「薬」という分野からできる限りサポートしたいと思っています。
しかし、いかんせん「人生経験が少ないこと」、「子供への理解が十分足りていない」などは自覚しています。
親ががん治療している子供をどのようにフォローしていくべきか、の問題に関しては、医療者、周りの方々、子供の学校教育に携わっている皆様、といっしょに情報共有し、ときに悩みながらも、向き合っていくことが理想なのではないか?と思っています。
今日はHopeTree(ホープツリー)についてご紹介いたしました。
今日も長くなりましたが、読んでいただきありがとうございました!
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