Käfer
丘の上にふたり
露に集いて
燭をつたい
月明かりに影を落として
闇に身を寄せ合い
朝に解かれる
夏の陽に
背を焼かれ
耐えうるとも
体は冷えず
沸き立つ血の温度に
こころも鎮まらず
額から
泪の絡まる
茎が伸びてゆく
丘の上にふたり
露に集いて
燭をつたい
月明かりに影を落として
闇に身を寄せ合い
朝に解かれる
夏の陽に
背を焼かれ
耐えうるとも
体は冷えず
沸き立つ血の温度に
こころも鎮まらず
額から
泪の絡まる
茎が伸びてゆく