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私は昭和の終わり頃に、営業事務として商社で働いていました。そのころの仕事術で昭和と令和との違いを書いています。

昭和の時代、社内会議(令和ではミーティング)に女子社員は出席していましたか?私は、OL時代は一度も出席していません。出席を要請されたこともありませんでした。

OL(女子社員)は決まったことに従うのみ

私が勤めていた会社は、商社の営業所でした。開かれていた会議は「営業会議」のみです。その会議で本社の意向を説明したり、営業目標を決めたり、取り扱う「商材」を決めたりしてたみたいです。会議に出席したこともなければ、議事録も見たことがないので、推測しかできません。

何か決まれば、営業所長から、全員に向けて発表がありました。男性社員は皆さん、知っている事項です。女子社員のみ、はじめて知ることになりました。

会議で決まったことには、反対も何もありません。ただ従うのみです。

女子社員の意見はいらない

なぜ、男性のみの会議だったのか考えてみました。
営業担当は全員男性
会議中でも電話対応などの仕事がある
たくさん意見があってもまとまらない
女子社員の意見は意味がない(役に立たない)

他にも、「会議室が狭くて、社員全員が参加できない」などが考えられますが、私は「女子社員の意見は意味がない(役に立たない)」が、一番の理由だと思っています。毎日決まった作業を行う女子社員には、「意見がない」、「何も考えてない」と思われていたのでしょう。男性上司からは、「会議に参加」なんて余分な仕事を与えては「可哀そう」という感情もあったようです。

会議で決めていたこと

男子ばかりの会議で、何が決まったかということですが、上司の意見が一番であとは、確認作業がメインだったようです。トップが決めて部下がフォローという昭和によくあるパターンです。会議は来客対応を行う「応接室」で行われていました。ソファーに座って話し合っていました。

議事録も作っていなかったと思います。決まったことは上司がメモをして、本社に報告です。私は2000年以降に、IT系の会社で働いていましたが、細かく議事録を作成していたので、とても驚きました。特に、決定事項は、重要で、議事録の確認作業は上司と部下の確認がないと確認済みの「印」が推されませんでした。仕事や作業の割り振りを決めていたので、何も言わないと「面倒な作業」を押し付けられたするので会議も真剣でした。

昭和の会議はただの男子会

結局、昭和の営業会議は、男子だけの空間で、男子だけが参加できる「男子会」だったのだと思います。議題の話し合いと決定が終われば、「ブレーンストーミング」と称する雑談が続いていたので、「男子会」と言われても仕方のないことです。アフターファイブの飲み会や、接待で仕事の重要事項が決まった時代です。「会議」がただの男子会だったのも理解できます。

サポートしていただけたら、とっても嬉しいです。昭和の文化をとことん、語ってみたいと思います。昭和のOL仕事についてお知りになりたいことがあれば、コメント下さい。noteでお答えいたします。