昭和のOL PCインストラクターをやってました。2
私は昭和の終わり頃に、営業事務として商社で働いていました。そのころの仕事術で昭和と令和との違いを書いています。
平成5年頃、私はパソコンインストラクターをしていました。その時に印象に残っている講習会について書いてみます。大変、思い出深い講習会で、ときどき「話のネタ」として、話すことがあります。
受講生は全て自衛隊員
自衛隊では、いろいろ資格を取得することができることを聞いたことはありませんか。以前は、パソコン関係の資格も自衛隊員の取得することがありました。私は、そのパソコン関連資格の集中講義にアシスタントインストラクターとして参加していました。
受講生の皆さんは、とてもまじめに取り組んで、講習で教えたこともスイスイとこなしていました。受講生の男女比は、男性20人対して女性は2人でした。雑談の中で、女性二人は、結婚していることや、お相手も同じ自衛隊員であることを知りました。メインインストラクターの女性は、「女性自衛隊員は、結婚相手は選び放題ですか?」などと失礼なことを聞いていました。返答は、濁されましたが、比較的、余裕を持って相手を選ぶことができたみたいでした。
この講習は5日間続けて、受講するスケジュールでしたので、途中からは課題ばかりをこなしていました。課題作成はグループを作って競争したり、お菓子を食べたりと楽しい講習でした。
この講習で教えていたのは「BASICの基礎」で、受講された自衛隊員は、全員「航空自衛隊」所属です。
1998年から3年ほど、アメリカに在住していました。この自衛隊員への講習のことを話したら、アメリカ軍の新兵への訓練のような講習と勘違いされて大変でした。(ビリー隊長のようなことはしていません。)
インストラクターのもちネタ
インストラクターさんたちは、話の持ちネタを持っていました。私は、表計算ソフトを説明するときは、「この画面は方眼紙だと思ってください」と言っていました。
知り合いのインストラクターさんは、「ファイルの解凍」の仕方は、「電子レンジでチンです」と最初に言ってから、正しいやり方を説明していました。
自分の受講する講習がわからない
インターネットの初級講習を行っていたときのことです。女性の受講生から「いつになったら、文章の入力を始めるのですか?」とクレームが出ました。私は、「まず、インターネットの概念が終わってから、文字を入力して検索します」と答えました。
女性の受講生は「これは、ワープロの講習会じゃないのですか?」とまたまたクレームです。この方は、隣の部屋で行っていた「一太郎」の受講生でした。私は、最初に「インターネット初級講習を始めます」と宣言したのですが、聞いてなかったのですね。